Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

ハムストリングスの肉離れ

ハムストリングス肉離れ

ハムストリング肉離れ

肉離れの中で最も起こりやすい部位と言われています。

スポーツ動作の中には疾走、加速走、跳躍といった筋肉には強度の収縮を必要とされる動作がありますが、その時に筋肉に強く急激な張力が作用し筋線維または、筋膜が損傷された状況をいいます。

競技の疾走時の加速期、最大速度期に起こりやすくなります。

肉離れの定義

好発部位は下肢の二関節筋に集中しています。

※二関節筋とは、2つの関節をまたぐ筋を指します。

二関節筋

ハムストリング(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)

大腿直筋

腓骨筋

 損傷の分類

重症度 損傷の状況
Ⅰ度(軽度) 筋のスパズムが主体
Ⅱ度(中程度) 筋の部分断裂
Ⅲ度(重度) 筋の完全断裂

発生の主な原因

  1. ハムストリングの柔軟性の欠如
  2. 筋力や筋持久力の低下
  3. 左右の筋力のアンバランス
  4. 局所的筋疲労
  5. 主動筋と拮抗筋(大腿四頭筋とハムストリング)の筋力バランスの欠如
  6. ウォーミングアップやストレッチ不足
  7. 不適切なランニングフォーム
  8. 気候(寒冷)
  9. 受傷から早すぎる復帰(不十分なリハビリテーション)

要因

様々な要因が挙げられていますが、この他に解剖学的に神経の影響で大腿二頭筋(ハムストリングの一部)が腓骨神経、脛骨神経の二重神経支配を受け膝関節の屈曲時にそれぞれの神経のズレが生じやすく、神経筋のコーディネーションに乱れがでることも重要な要因の一つに挙げられています。

受傷後は筋繊維の修復のために瘢痕組織の形成を最小限に抑えるよう努めなければなりません。

瘢痕組織の形成がいわゆるシコリとなり競技に復帰した際、再受傷する原因になります。

そのため発生現場での適切な処置(RICE)が重要になります。

RICE処置

※RICE処置とは…Rest(安静)、Ice(アイス)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。

RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。

ハムストリングス肉離れのリハビリテーションプログラム

受傷後1週目

受傷24~48時間は筋損傷による炎症症状の抑制、RICE処置、炎症が落ち着いた段階で下記のメニューを開始します。

  1. Quad.setting、SLR、等尺性収縮訓練(アイソメトリック)、4動作(4Motion ex)
  2. 股関節エクササイズ
  3. 低周波電気刺激
  4. アイシング(特にトレーニング後)

受傷後2から週目

受傷後2~3週目では炎症症状・収縮時痛が消失した段階で下記のメニューを追加します。

  1. ホットパック(温熱):炎症症状の確認
  2. レッグエクステンション(膝関節伸展)、レッグカール(膝関節屈曲)
    ※チューブから始める
  3. ストレッチング:スタティックストレッチンから始める
  4. サイベックス、オルトロン
  5. エアロバイク

受傷後3~4週目

この時期からは半荷重~荷重位でのトレーニングが中心,ジョギング開始に当たっては圧痛、ストレッチング、筋収縮時の疼痛が無いことが前提です。

  1. ハーフスクワット(無負荷から)、カーフレイズ
  2. ウォーキング、ジョギング
  3. ランニングドリル

受傷後4~6週目以降

この時期からは、可能であれば個人練習から開始し、徐々に練習に参加、徐々に復帰へ。

復帰の条件として
  1. ストレッチング、筋収縮時痛が無く、最大筋収縮が可能(健側比80%以上が必要)
  2. 必要なスポーツ動作が可能で、疼痛、不安が無いこと。
  3. テーピングによる保護を行うこと。

復帰に関して、再受傷をいかに防ぐかが非常に重要になり、選手、指導者、トレーナーの連携が大切です。

サッカー施術の特徴

 

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