アミノ酸
BCAA(分岐鎖アミノ酸)は従来、主観的運動強度を低下させ、持久系パフォーマンスの向上をもたらすために使用されています。 このような目的によるBCAAの摂取はセロトニン中枢性疲労仮説に基いており、この仮説によると、持久系エクササイズ中は循環する血中脂…
BCAAが他のアミノ酸と特に異なるのは、内臓組織にはBCAAの分解を担う律速酵素が少ないことです。 したがって、経口摂取されたBCAAは急速に血中に放出され、筋はこれらの高濃度のアミノ酸に暴露され、最終的にBCAAは、骨格筋タンパク質合成の固有の制御因子と…
アミノ酸は全部で20種類あり、そのうち9種類が必須アミノ酸(EAA:Essential Amino Acid)で11種類が非必須アミノ酸(NEAA:Essential Amino Acid)になります。 EAAは体内で生成することができないため、食事から摂取しなければならず、タンパク質の摂取は通常…
日常的にレジスタンスエクササイズを行う(すなわち、少なくとも週に4日トレーニングする)8名の若齢男性を対象として、片側性レジスタンスエクササイズを利用して大豆と無脂肪乳を摂取するクロスオーバー法で調査した研究があります。 規定の朝食を終えた後、…
グルタミンは、筋力系および持久系アスリートに向けて販売されている製品に含まれる一般的なアミノ酸になります。 グルタミンはグルタミン合成酵素の働きによりグルタミン酸塩とアンモニアから生合成されるため、大抵の状況では必須アミノ酸ではありません。…
必須アミノ酸(EAA)の摂取の利点は、外科的手術後の入院期やリハビリテーション期のように、不活動を余儀なくされる時期に骨格筋量と機能を維持する能力にあります。 重要な事として、EAA摂取に対する筋タンパク質同化の急性反応は、異化作用の条件となる安…
当院でも取り扱っているMUSASHIはアミノ酸を中心とした栄養補助食品です! MUSASHIの魅力 MUSASHI商品は、理想の代謝を成し遂げる目的をもって開発したものです。その理想の代謝に必要とする栄養成分、およびその必要とする栄養成分の絶妙な割…
グルクロノラクトンは解毒作用、すなわちグルクロン酸抱合を強化すると主張されています。 グルクロノラクトンは運動中に生じる老廃物の除去を通して疲労回復を促進する可能性があるといわれています。 グルクロノラクトンはエナジー飲料に多量に含まれてい…
運動後のタンパク質の合成を増進することは回復の重要な要素であると考えられています。 研究によるとレジスタンスエクササイズの後、40gの必須アミノ酸を摂取すると、40gの混合アミノ酸(必須アミノ酸21.4gと非必須アミノ酸18.6gを含む)と同程度に、タンパク…
運動を行う者にとって最も適したタンパク質やアミノ酸の摂取量は、長く議論されています。 なぜならば、絶対量の等しいタンパク質を摂取しても、消費されるアミノ酸の量と型が異なる場合がある、摂取のタイミング(エクササイズの前か後か)によってタンパク質…
高強度のトレーニングとCHO摂取量の低減とを組み合わせた場合、多くのトレーニングセッションは、筋グリコーゲンの貯蔵がそのセッションのエネルギー必要量に対して完全または十分とは考えられない量で開始される可能性があります。 そのような条件では、ア…
L-アルギニンとは L-アルギニンは準必須アミノ酸で、大抵のNO誘発サプリメントの有効成分として知られています。 この種のサプリメントは、特にスポーツ選手やボディビル選手の間で人気が高く、L-アルギニンがパフォーマンスや筋肥大に役立つ可能性があると…
プロピオニルL-カルニチン(PLC)とは プロピオニルL-カルニチン(PLC)は、間欠性跛行の施術に用いられており、ヨーロッパでは処方薬になります。 PLCは、1日あたり6gの静脈内注射に反応して血中NOを増加させることが示されています。 グリシンプロピオニルL-カ…
NOとピークパワー出力 2006年にCampbellらによって公表されたレポートによると、偽薬群と比べた際、ベンチプレスの最大挙上重量(1RM)とWingateサイクルテストのピークパワー出力のわずかな向上が認められました。 この実験では、被験者は8週間にわたって1日…
タンパク質同化 タンパク質または必須アミノ酸や糖質をワークアウト直前直後に摂取すると、レジスタンスエクササイズの同化作用が向上することはよく知られています。 レジスタンストレーニングと分岐鎖アミノ酸:BCAA(ロイシンは、タンパク質合成促進機能、…
タウリンとは タウリンは心筋および骨格筋における生物学的利用能(Bioavailability)により、また摂食状態により、条件付きでのEAA(必須アミノ酸)になります。 タウリンは、アミノ酸に通常存在するカルボキシ基をもたない、イオウを含む抗酸化特性だけではな…
高強度エクササイズと末梢性疲労 高強度エクササイズ中の水素イオンの蓄積は、末梢性疲労の大きな原因であると考えられています。 解糖作用への依存が高まるにつれて、乳酸と水素イオンの筋内濃度が上昇しますが、カルノシンが存在すると細胞内緩衝剤として…
アルギニンとは グルタミンとプロリンから合成されるアルギニンは条件付きでのEAA(必須アミノ酸)になり、アルギニンは近年、一酸化窒素(NO)の増大を宣伝し販売されているサプリメントに含まれています。 L-アルギニンにはタンパク質、尿素、クレアチニンの合…
運動パフォーマンスに関与する栄養 グリコーゲンは、長時間にわたる中強度から高強度の運動中の主要なエネルギー源になります。 さらに、筋肉内の筋グリコーゲンの枯渇は疲労に直接関係し、パフォーマンスに影響を及ぼします。 したがって、あらゆるレベルの…
プロテインの種類 筋力/パワー系アスリートは、タンパク質の必要摂取量を自然食品から摂ることが本来であれば望ましいです。 しかし、多くのアスリートが摂取量の一部を下記のサプリメントから摂取することを選択しています。 「プロテインパウダー」 「食…
[caption id="attachment_16318" align="alignnone" width="576"] Athlete tasting new protein supplements for better muscles[/caption] プロテインの基本情報 筋力/パワー系アスリートに対するプロテインサプリメントの価値は、タンパク質の合成に果た…
タンパク質は、アミノ酸がたくさんつながりできたものになり、「窒素」と「炭素」が主体でできています。 アミノ酸は、基本的にはタンパク質はエネルギーを生み出すためのものよりは、筋肉などの身体の構造を作るものになります。 しかし、アミノ酸は炭素が…
βアラニンの基本情報 βアラニンは他のサプリメントに比べて有効性を証明した臨床試験が最も少ないサプリメントになります。 科学的研究が少ない理由のひとつは、サプリメントが最近登場したからであり、大多数の論文は過去3年以内に発表されています。 特に…
タンパク同化と細胞膨潤 細胞への水分補給(細胞膨潤)は、細胞機能の生理的制御因子の役割を果たしています。 細胞膨潤は、タンパク質合成の増加とタンパク質分解の減少の両方を通じて、タンパク同化プロセスを模倣することが明らかになっています。 細胞…
必須アミノ酸とエクササイズ レジスタンストレーニングは、タンパク質の合成と分解の両方を刺激します。 しかし、タンパク質合成のほうがより多く刺激されるために、骨格筋におけるタンパク質のネットバランスが向上しますが、数値的にはまだマイナスになり…
必須アミノ酸とタンパク質 ホエイプロテインなどの元来からのタンパク質と必須アミノ酸(EAA)摂取1gあたりの筋同化反応は、EAAを摂取するほうが明らかに大きくなります。 このような反応が引き起こされる原因は、主としてEAAの吸収の素早さと、その後の全…
筋タンパク質合成とアミノ酸 筋タンパク質の合成は、アミノ酸(AA)前駆体の適切な供給によって刺激されます。 血中AA濃度の増加が合成過程開始のシグナルとして働くということになります。 血中AAが十分に増加するためには、通常は細胞内空間に傾く濃度勾…
以前は、乳酸が溜まっているから筋肉痛が起こるといわれてきました。 しかし、乳酸が多くできるのは運動直後であって、運動後30分や1時間もたてば、元の低いレベルに戻ります。 一方、筋肉痛は運動し終わってすぐ生じるわけではなく、数時間後、あるいは1日…
アミノ酸はタンパク質が分解されてできたものになります。 逆にいうとアミノ酸が集まったものがタンパク質になるということです。 肉や魚、豆類などにはタンパク質が多く含まれ、普通に食事で肉や魚、豆類を摂取していれば、アミノ酸を摂っていることになり…
タンパク質とアスリート 筋力と除脂肪体重の増加を最適化するにはどれほどの量のタンパク質を摂取するべきか、この議論は運動科学者やコーチたちによって、過去何度も繰り返されています。 最近、タンパク質の摂取量そのものよりも、摂取するタンパク質の質…