Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

エネルギー

酸素摂取量および運動に対する有酸素性代謝と無酸素性代謝の貢献

酸素摂取量は、酸素を取り入れ利用する能力の尺度になります。 つまり、酸素摂取量が多ければ多いほど、酸素を利用する能力が高く、有酸素性代謝能力が優れていると考えられています。 低強度の一定のパワー出力を伴う運動中では、酸素摂取量は定常状態(酸…

歩行、ジャンプ走行などのプライオメトリックス(人が移動運動を行なう際には、収縮要素(CC)、直列弾性要素(SEC)、並列弾性要素(PEC)の3つの要素が相互に作用して、効率的な運動が生じる)

歩行、走行、ジャンプなど、人が移動運動を行なう際には、収縮要素(CC)、直列弾性要素(SEC)、並列弾性要素(PEC)の3つの要素が相互に作用して、効率的な運動が生じます。 例えば、CMJの最初の伸張性局面では、CCが活性化し、SECとPECが引き伸ばされ、結果とし…

アスリートのタンパク質やアミノ酸の摂取量とは(タンパク質の摂取量そのものよりも、摂取するタンパク質の質(タンパク質の型)と摂取するタイミング(運動刺激に対していつ摂取するか)が重要である)

運動を行う者にとって最も適したタンパク質やアミノ酸の摂取量は、長く議論されています。 なぜならば、絶対量の等しいタンパク質を摂取しても、消費されるアミノ酸の量と型が異なる場合がある、摂取のタイミング(エクササイズの前か後か)によってタンパク質…

筋タンパク質の合成を活性化させるためには(「筋収縮」「血中アミノ酸濃度の上昇」「インスリン応答の上昇」の3つの要因が同時に起こらなければならない)

筋グリコーゲンの再合成量の増加と、筋タンパク質の合成、または血中アミノ酸濃度の増加の双方が達成されなければ増量に向けて望んだ反応が得られないと推測されています。 なぜならば、筋タンパク質の合成を活性化させるためには、「筋収縮」「血中アミノ酸…

糖質と間欠的運動のパフォーマンス(一般的なトレーニング目標のために中~高強度の有酸素性および無酸素性運動を行っている間は、1時間あたり30~60gの糖質を摂取すべきである)

American College of Sports Medicine(アメリカスポーツ医学会)とNational Athletic Trainers Association(全米アスレティックトレーナー協会)は、すでに判明している運動におけるCHO(糖質)の役割に基づいて、どちらも次のようなガイドラインを設けています…

急速減量法が及ぼしうる副作用(体重のわずか2%の水分喪失で、精神疲労、眠気、悪心、嘔吐、および無気力などの症状が生じうることが明らかになっており、極度の脱水状態では、暑熱関連疾患、入院、さらには死亡のリスクが高まる)

急速減量法(RWL) 急速減量法(RWL)は、生理的、心理的に多くの影響を及ぼすことが考えられており、特に深刻な影響を及ぼしうる副作用は、重度の脱水になります。 体重のわずか2%の水分喪失で、精神疲労、眠気、悪心、嘔吐、および無気力などの症状が生じうる…

栄養と免疫における現場への応用(試合期を通じて非常に高強度のエクササイズが連続的に実施される場合、それに伴い発生する可能性のある免疫障害を最小限度に抑える必要がある)

免疫機能障害を最小限に抑えるには 試合期を通じて非常に高強度のエクササイズが連続的に実施されますが、それに伴い発生する可能性のある免疫障害を最小限度に抑えるために、以下の方法が一般的に推奨されます。 www.nakajimabonesetter.com

主要栄養素と微量栄養素の欠乏と免疫機能(例えば、タンパク質の欠乏は免疫系の機能にも重大な影響を及ぼし、感染の可能性を高める)

主要栄養素と微量栄養素の欠乏 ある特定の主要栄養素と微量栄養素の欠乏は、アスリートの免疫機能障害に大きな影響を及ぼすおそれがあります。 体重がパフォーマンスの抑制因子であると思われるスポーツや消耗の激しい持久系スポーツ、その他1日に何時間もの…

トレーニング前の食物摂取(IMTGの貯蔵量は、タイプⅠ筋線維のほうがタイプⅡ筋線維に比べ、約3倍多く、またそれらの貯蔵量の脂肪分解は65%VO2maxで運動を行ったときに最も促進される)

食物摂取と熱作用 トレーニング前の食物摂取がエクササイズの熱作用を高めることにも注意を要します。 Leeらは、絶食状態と、グルコース(ブドウ糖)/牛乳を含むGM飲料摂取後の状態において、エクササイズの脂肪分解効果を比較しました。 クロスオーバーデザイ…

絶食後の心臓血管系トレーニング(運動強度が高くなると脂肪組織の血流が減少することが示されており、これは、脂肪細胞中に遊離脂肪酸を閉じ込めておくことで、トレーニング中の脂肪酸化能力を妨げることだと考えられている)

絶食後の心臓血管系トレーニングは脂肪減少効果を高めるか? ボディビルダー、アスリート、フィットネス愛好家がよく利用する脂肪燃焼法は、早朝空腹状態で心臓血管系エクササイズを行うというものになります。 この方法は、Bill Phillipsの著書「Body for L…

プライオメトリックスにおけるエネルギーの貯蔵とは(腱に蓄えられる弾性エネルギー(EE)はストレッチショートニングサイクル(SSC)現象を支えるきわめて重要なメカニズムである)

腱は伸張することによりエネルギーを貯蔵し、反動によりエネルギーを解放する能力がある 腱は伸張することによりエネルギーを貯蔵し、反動によりエネルギーを解放する能力があるため、直列弾性要素(SEC)内のエネルギーの貯蔵にとってカギとなる重要な部位で…

硝酸塩と亜硝酸塩(NOに対する影響に加えて、少なくとも5.1mmolのNO3-を含むBRJを1日に500ml摂取することにより、筋細胞が収縮するときのアデノシン三リン酸(ATP)がの転換率、すなわち使われるエネルギー量が減少する可能性がある)

主要効果 ビートジュース(BRJ:beetroot juice)とザクロジュース(PJ:pomegranate juice)などの製品に含まれる硝酸塩(NO3-)と亜硝酸塩(NO2-)は、低酸素状態の間、硝酸還元酵素の触媒により還元され、その結果、一酸化窒素(NO)が生じます。 したがって、運動強…

水分補給をする際の飲料(スポーツドリンクを飲ませると、胃の不快感を訴える選手がおり、これは、多くのスポーツドリンクに果糖が含まれていることと関連している)

スポーツドリンク 水分補給に関して検討すべき点として、選手に与える飲料があります。 スポーツドリンクを飲ませると、胃の不快感を訴える選手がおり、これは、多くのスポーツドリンクに果糖が含まれていることと関連しています。 しかし、スポーツドリンク…

投球のキネティックチェーンと投球速度(ボールリリースにおける手の最高速度は、肩関節の最大外旋と肩関節の最大外旋モーメント、ピーク肘関節伸展速度の大きさと相関関係がある)

[caption id="attachment_17345" align="alignnone" width="627"] The Woodlands pitcher Devin Fontenot works to a Kingwood hitter during their game at KHS on May 1, 2015.[/caption] 投手の連鎖的な力発揮システム 投手の投球腕のピーク角速度と球速…

マグネシウムのエネルギー生成の調節(ATP-Mg複合体を形成し、酵素上の活性部位に基質を固定、反応を触媒し、代謝経路の速度を高めることによりエネルギー生成に寄与している)

エネルギー生成におけるマグネシウム エネルギー生成にも、マグネシウム(Mg2+)の存在が影響を及ぼしています。 具体的には、Mg2+は代謝経路における主要酵素の活性化を促進し、ATP生成の補因子として機能し、赤血球の細胞膜構造を安定化させることでO2輸送…

ウェイトコントロールのためのトレーニングの考え方(「エネルギー保存の法則」は熱と筋肉などの運動と食物の代謝が等価であることを示している)

ウェイトコントロール ウェイトコントロールの為のトレーニングにおいては、運動だけではなく、食事からのエネルギー摂取とのエネルギーバランスを考慮することが重要になります。 エネルギー摂取と消費、および体重や身体組成変化を包含する系においては、…

プロテインと窒素バランス(身体に摂取される食事性タンパク質と排出される窒素量の定量化が伴うため)

[caption id="attachment_16318" align="alignnone" width="576"] Athlete tasting new protein supplements for better muscles[/caption] プロテインの基本情報 筋力/パワー系アスリートに対するプロテインサプリメントの価値は、タンパク質の合成に果た…

エネルギー消費量は酸素摂取量と比例する(エネルギーの産生は「酸素を使い糖や脂肪から得る」ことになり、運動強度が上がれば、酸素摂取量や心拍数も当然上がる)

運動するということは、エネルギーを使うことになります。 そして、そのエネルギーは「酸素を使い糖や脂肪から得る」ことになります。 そこで、体内にどれだけ酸素が取り入れられたかを測定すること(酸素摂取量を測定)は、運動でどれだけエネルギーを使っ…

野球施術:先発・中継ぎ・抑え投手それぞれに必要な有酸素性・無酸素性能力

酸素消費量の回復による2つの回復 上昇した酸素摂取量の基準値へ戻る速度が速いものと遅いもので2つの回復メカニズムがあります。 運動後の酸素摂取量は、運動のエネルギー要求に応じて使用されたエネルギー源の種類を表しており、その人の運動からの回復能…

運動パフォーマンスを決定する因子(競技パフォーマンスはサイバネティックスの制御、エネルギー供給系、意欲によって決定される)

競技パフォーマンスの決定因子 トレーニングの目的はパフォーマンス(競技成績)の向上にありますが、何がパフォーマンスを決定しているのかはさまざまな論議がなされています。 パフォーマンスの概念を運動生理学の権威「犬飼 道夫」は、p=C∫E(M)という回…

運動と神経内分泌系(標的臓器自体が変容(筋細胞自体の肥大や受容体の増加))

[caption id="attachment_15952" align="alignnone" width="653"] ©James Woodley Photography - www.jameswoodleyphotography.com[/caption] 負荷を徐々に上げるトレッドミルで走る場合、だんだんペースを上げると呼吸が荒くなり、運動継続が困難になりま…

血糖値の低下やグリコーゲンの減少が起こると体脂肪が枯渇していなくてもエネルギーが生産できない理由

[caption id="attachment_15948" align="alignnone" width="654"] Friends laughing together while eating in school cafeteria[/caption] 運動のエネルギー源として消費される炭水化物と脂肪の量と割合は、運動の強度と時間の影響を受けます。 エネルギー…

運動パフォーマンスを高める「運動に必要なエネルギーを補給する」と「水分補給」

運動能力を高めるための必要条件は「必要な筋力、筋持久力を獲得する」ことになります。 さらに必要条件として、「運動に必要なエネルギーを補給する」「水分補給」があります。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3664

エネルギー生産と三大栄養素(炭水化物と脂肪がエネルギー源、タンパク質は身体の構成成分)

三大栄養素はいずれもエネルギー源となりますが、「炭水化物と脂肪がエネルギー源として主要」になり、「タンパク質はエネルギー源としてよりも、身体の構成成分」として重要になります。 炭水化物は飲食物から摂取されるものの他に、体内にグリコーゲンと…

エネルギーと身体の源(三大栄養素の代謝)

[caption id="attachment_15899" align="alignnone" width="654"] sled push man pushing weights workout[/caption] 栄養とは生物が生存・成長に必要な物質を体外から取り入れ、それを体内で利用する栄養を意味します。 体外から取り入れる物質が栄養素で…

筋肉の収縮様式と筋力(静的収縮:等尺性収縮と動的収縮:短縮性収縮・伸張性収縮)

筋肉の収縮様式 筋の収縮様式は、静的収縮(static contraction)と動的収縮(dynamic contraction)に大別されます。 ※静的収縮には筋の長さが変化しないこと、これに対して、動的収縮は筋の長さが変化することに特徴があります。 静的収縮は、等尺性収縮…

有酸素性エネルギー産生(酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネルギーを生み出す仕組み)

骨格筋は長時間活動するためにATPの安定供給がなされなければならず、それを担うものが有酸素性エネルギー産生になります。 空気中から取り込んだ酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネル…

無酸素性エネルギー産生(酸素が無い状況でもATPを合成でき、瞬間的に爆発的なエネルギーを供給できるのは無酸素性エネルギー供給機構によるもの)

軽強度の運動であれば、ATPの再合成に必要なエネルギーは、酸素で食物から得たエネルギー源を酸化してまかないます。 しかし、呼吸を止めても数十秒の全力疾走が可能にもなり、これは酸素が無い状況でもATPを合成できるからになり、瞬間的に爆発的なエネル…

筋収縮とエネルギー産生(歩行のような軽運動でも安静時の3~5倍、ジャンプやダッシュ運動では瞬間的に数十倍のエネルギーを必要とする)

筋収縮には莫大なエネルギーが必要になります。 歩行のような軽運動でも安静時の3~5倍、ジャンプやダッシュ運動では瞬間的に数十倍のエネルギーを必要としていますが、これらのエネルギーはすべて「アデノシン三リン酸(adenosine triphosphate:ATP)とい…

長距離選手とタンパク質(1時間を超えるような運動を行う場合、エネルギー源として糖質、脂質のほかにタンパク質も利用される)

タンパク質は筋肉の主材料ですので、種目を問わずスポーツ選手には最重要といえる栄養素です。 大きな筋力やパワーを要する種目の選手のほうが、タンパク質摂取に対する関心も高く積極的に摂取しており、これはまったく理にかなった傾向です。 最近は、持久…