Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

オーバートレーニング

限界まで追い込むトレーニング(失敗するまで追い込まないトレーニング群に比べて失敗するまで行うトレーニング群では、トレーニング後の6RMベンチプレスの筋力と40kgベンチスローの平均パワーの向上が有意に大きかったことを報告している)

一流のジュニアアスリートを対象として、6週間の上半身トレーニングプログラムを実施した別の研究もあります。 研究では、6RMベンチプレスにおける筋力と6RMベンチスローにおけるパワーに対して、失敗するまで行うトレーニングと失敗まで追い込まないトレー…

ピリオダイゼーションとパワーの向上

ピリオダイゼーションとは ピリオダイゼーションとは、予め決められた時点における競技パフォーマンスの最適化をもたらすように、系列的かつ統合的な方法で、トレーニング介入を論理的かつ体系的に組み立てることです。 パフォーマンスの向上という主要な目…

ピリオダイゼーションの重要性(バリエーションが非論理的、過度、無計画で実行すると、トレーニング計画の全体的な効果が制限されるだけではなく、オーバートレーニングのリスクが増大する)

ピリオダイゼーションとは ピリオダイゼーションとは、予め決められた時点における競技パフォーマンスの最適化をもたらすように、系列的かつ統合的な方法で、トレーニング介入を倫理的かつ体系的に組み立てることになります。 パフォーマンスの向上という主…

投手の投球障害予防(肩関節内旋筋群と肘関節屈曲筋群の強化は加速と減速をより適切に制御できるようになり、内側牽引(高力橈骨小頭接触)、および後部内側剪断(骨棘形成)を制御する)

投球障害のメカニクス 様々な研究のレビューによると、投球後のエクササイズは主としてローテーターカフと肩のコンディショニングに重点を置いて行われますが、特に内反-外反の安定性に対処しているわけではありません。 肩甲帯、上腕骨および肩甲上腕の筋機…

失敗するまで行うトレーニング法(Training to Failure)は、筋肥大を目的としたプログラムへの適用が効果的である

意図して失敗する場合と意図せずして失敗する場合 レジスタンスエクササイズのセットにおいて、意図的に失敗するまでレップを繰り返す手法は、レクリエーションやスポーツのためのコンディショニングに広く用いられています。 失敗する状況により「疲労の蓄…

筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと筋肥大(運動単位と代謝ストレスの増加を極限まで促す)

筋の失敗と筋肥大 筋の失敗とは、セット中のある時点で、筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと定義されます。 失敗するまでトレーニングすることの長所は、現在も論議の的になっていますが、筋の失敗までトレーニングす…

運動時の免疫系の変化(オーバートレーニング時には一過性の免疫応答の抑制状態が続く)

[caption id="attachment_16003" align="alignnone" width="640"] Young sportswoman wearing white headphones and smart watch during morning jogging over the bridge.[/caption] 運動と疲労 運動時には様々な免疫系の変化が見られ、比較的長い時間ある…

筋肉痛をどう考えるべきか?(酵素や電解質の移動によるヒスタミンなどの発痛物質とどう付き合うか)

筋肉痛とトレーニング 筋肉痛と上手に付き合うことがスポーツのトレーニングを効率的に進める上で非常に重要になってきます。 筋肉が強く収縮する、あるいは収縮が繰り返されると、筋細胞が微細なダメージを受けます。 すると、本来、筋肉の中に含まれてい…

トレーニングにおいて個別性の原則(性別、年齢、体力レベル、技術レベル、一人一人で異なったものであるべき)

個別性の原則とは、トレーニングの内容は全員が同じことをすれば良いというわけではなく、一人一人で異なったものであるべきという原則です。 トレーニングを行う人の性別、年齢、体力レベル、技術レベル、チーム内でのポジション、あるいはトレーニングの…

反復性の原則(超回復とオーバートレーニング)

トレーニングと反復性 技術練習であっても体力トレーニングであっても、同じことを繰り返し行えば、その技術や体力が定着していきます。 反復して行うことで脳のプログラミングが確かになりますし、「斬新性の原則」と組み合わせることによって動作の精度、…

運動強度とは何か?(一流選手は最適強度を見出す能力に長ける)

トレーニングの内容をプログラムするとき必ず考慮しなければならない条件が大きく分けて3つあります。 1つ目が「運動強度」これは、筋力トレーニングであれば重量負荷の大きさ、ランニングであれば走る速度といった運動の強さを規定する条件です。 2つめは…

神経系の疲労とオーバートレーニングを防ぐ為のピリオダイゼーションのバリエーション

ピリオダイゼーション・線形モデル 伝統的なレジスタンストレーニングのピリオダイゼーションモデルは線形モデルと表現されます。 これは時間の経過とともに、ミクロサイクルのレベル(1周間から数週間)ごとに斬新的に少しずつ強度と量を変化させていきます…

競技成績と関連する心理的コンディショニングを把握するには(POMS:profile of mood states)

従来から、心理的なコンディショニングの指標として、心拍数の変化など循環器系に及ぼす自律神経機能といった観点から把握されてきましたが、近年、精神科医McNairによって開発されたPOMS(profile of mood states)が心理的コンディショニングをよく反映し…

オーバートレーニングと副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド)の関係

副腎皮質ホルモン 副腎皮質ホルモンからは、性ホルモンとその前駆体、塩類調整ホルモン(ミネラルコルチコイド)、グルココルチコイドなど、多数のステロイドホルモンが分泌されます。 コルチゾール、コルチゾンなどのグルココルチコイドは、エネルギー代謝…

競技選手におけるピリオダイゼーションの重要性(生理学的、器質的、神経学的適応)

競技を行う選手には、トレーニング全体の時期区分や周期に応じてトレーニングの特異性、強度、量に対して、変化をもたらせる必要があります。 このプログラムデザインに関する特別な方法をピリオダイゼーションと呼びます。 選手は、同一のプログラムの実施…

スポーツ貧血と鉄欠乏性貧血

スポーツ選手が長期間トレーニングを行っていく際に、貧血に陥ることはまれな事ではありません。 平成11年度日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手検診の結果によると、血清鉄低値and/or貧血の頻度は男性選手11.9%(貧血4.7%)、女性選手17.8%(貧血5.4%)…