グルコース
亜硝酸塩の生理学反応 あらゆる野菜、特に葉物野菜とBRに多く含まれる硝酸塩は、筋の収縮性の増大、血圧低下をもたらす低酸素性血管拡張、さらに運動中の酸素需要の減少など一連の生物学的反応をもたらすことが知られています。 さらに筋活動とグルコースの…
食物摂取と熱作用 トレーニング前の食物摂取がエクササイズの熱作用を高めることにも注意を要します。 Leeらは、絶食状態と、グルコース(ブドウ糖)/牛乳を含むGM飲料摂取後の状態において、エクササイズの脂肪分解効果を比較しました。 クロスオーバーデザイ…
血流の改善とMIPS 分析されたMIPSの約60%が血流の改善を目的とした独自配合成分を含み、一般的には「最大ポンプ/血管分布」あるいは「一酸化窒素ブレンド」などのマーケティング用語があります。 血管拡張特性を有し、その結果、血流を改善する効果があると…
マグネシウム摂取の推奨量 Mg2+の推奨摂取量は、男女共1日当たり300~400mgになります。 しかし、欧米型の食生活では、十分な量のMg2+を自然に摂取することは困難であり、アスリートを含む人々の間でMg2+の不足が増加する原因となっています。 マグネシウムの…
タウリンとは タウリンは心筋および骨格筋における生物学的利用能(Bioavailability)により、また摂食状態により、条件付きでのEAA(必須アミノ酸)になります。 タウリンは、アミノ酸に通常存在するカルボキシ基をもたない、イオウを含む抗酸化特性だけではな…
[caption id="attachment_15948" align="alignnone" width="654"] Friends laughing together while eating in school cafeteria[/caption] 運動のエネルギー源として消費される炭水化物と脂肪の量と割合は、運動の強度と時間の影響を受けます。 エネルギー…
三大栄養素はいずれもエネルギー源となりますが、「炭水化物と脂肪がエネルギー源として主要」になり、「タンパク質はエネルギー源としてよりも、身体の構成成分」として重要になります。 炭水化物は飲食物から摂取されるものの他に、体内にグリコーゲンと…
体内に貯蔵されている炭水化物のエネルギー量は約1000Kcalですが、脂肪のエネルギー量は約100倍になります。 炭水化物の体内貯蔵量はそれほど多いとは言えません。 一日に必要なエネルギーは成人では約2000Kcal前後、スポーツ選手が一日のトレーニングで必…
軽強度の運動であれば、ATPの再合成に必要なエネルギーは、酸素で食物から得たエネルギー源を酸化してまかないます。 しかし、呼吸を止めても数十秒の全力疾走が可能にもなり、これは酸素が無い状況でもATPを合成できるからになり、瞬間的に爆発的なエネル…
走っていて急に下腹部が痛くなる事、誰もが一度や二度はこんな経験をしたことがあるはずです。 その時の状況として食事直後の時によくおこり、これは食事と関係があるということになり、食事の直後は、消化吸収の為に胃腸が活発に働きます。 胃で細かく分解…
基礎代謝は、空腹時状態の覚醒下、横たわった状態での全身の酸素消費量で測定されます。 ※消化器官が運動していないこと、消化・吸収のためのエネルギー消費がないこと、そして筋肉運動がないことなどが条件になっています。 血液中のグルコース濃度は低め…
競技パフォーマンスと持久力 マラソンや長距離競技以外にも持久力が問われるスポーツ種目があります。 その代表的な種目がサッカー、ハンドボール、バスケットボールなどの球技になり、これらは前後半合わせて最大で90分間運動します。 前半は比較的よく動け…
筋肉の細胞質に脂肪を貯蔵する食べ方(ファットローディング)はどうあるべきかという問題に対して明確な解答はまだ出ていませんが、理論的には、 ①筋肉内での脂肪合成を活性化する ②筋肉細胞膜の酵素リポ蛋白リパーゼを活性化して、血中脂肪を脂肪酸に分解…
脂肪組織の貯蔵脂肪を分解するホルモン感受性リパーゼは、アドレナリンやノルアドレナリン、副腎皮質ホルモン(ACTH)そして、成長ホルモンなど運動中に分泌が促されるホルモンや、交感神経系を刺激するカフェインなどによって活性化されます。 http://naka…
血中脂肪酸量が高ければ高いほど、筋肉内に取り込まれる脂肪酸量は多くなります。 血中脂肪酸量の日内変動リズムを見ると、食後に著しく低下し、絶食が進むに連れて上昇していきます。 ※食事によりグルコースが入ることで、インスリンも分泌され、サイクリ…
炭水化物食品をどのように食べるか、献立や調理法によって食後の血糖上昇反応が変わることに加えて、同じ食事を食べても、食べる人の身体のコンディションが違うと、食後の血糖上昇反応に大きな違いが出てくることがわかっています。 これは、大学の陸上長…
栄養評価基準の一つとして、血糖上昇反応指数(グリセミックインデックス:glycemic index:GI)があります。 これは基本的には炭水化物を含む食品や食事を摂取した後に、血中グルコース濃度が上昇してくる反応の大小を表す指数です。 ※基準となる指数100は…
激しい運動では筋肉が酸素を十分にもらえない条件下で収縮するために、グルコースやグリコーゲンが無酸素エネルギー代謝で分解されて乳酸を発生させてしまいます。 ※乳酸は本来、酸素があれば炭酸ガスと水に分解されるもので、したがって、乳酸はグルコース…
マラソンなどのように、1発の試合に向けて筋肉と肝臓にグリコーゲンを過剰に蓄積するためには、1週間から3日間にわたるグリコーゲン・ローディングの食べ方が実践されます。 これは、筋肉や肝臓のグリコーゲンを出来るだけ枯渇して、グリコーゲン合成酵素の…
欧米の一流選手は、昔から経験的に食後のオレンジジュースでスタミナがアップするのを実感してきました。 ※実際にアメリカのルイス選手、モーゼス選手、ジョイナー選手など多くの選手がビールのジョッキ分(300ml~400ml)のオレンジジュースやグレープフルー…
人を対象とした実験で、70分のランニング後、グルコースを運動直後に摂取させた場合と2時間後に摂取させた場合で、筋肉のグリコーゲン補充にどのような違いが見られるかが比較されました。 その結果、最初の2時間のグリコーゲン合成量は、グルコースをまだ摂…
食事で摂取する主たる炭水化物のデンプン(グルコースが数百から数千結合した多糖類)は、小腸でアミラーゼによってマルトース(グルコースが2つ結合した二糖類)に分解され、さらに、マルターゼによってグルコースにまで消化されます。 そのグルコースの一…
筋肉は筋肉内に貯蔵されているグリコーゲンを一度グルコースに分解してからエネルギー代謝を経てATPを産生します。 ※また、筋肉は肝臓に貯蔵されているグリコーゲンから分解・放出されている血中のグルコースを筋肉内に取り込み、それをエネルギー代謝で分解…
20種類のアミノ酸の中でバリン、ロイシン、イソロイシンは分岐鎖アミノ酸(balanceed-chain amino acids;BCAA)に分類される必須アミノ酸です。 ※筋肉タンパク質中に含まれるアミノ酸で、自然界の多くのタンパク質にはバリン、ロイシン、イソロイシンがほぼ1…
トレーニング後の身体のダメージの修復を急ぎ、消耗・漏出したものを再合成、補充しなければなりません。 ※基本的にトレーニング終了後直後の出来るだけ早い時期に、インスリン分泌刺激性の糖質とタンパク質を合わせて摂取するのが効果的であることが明らか…
糖質(炭水化物) 糖質は身体の中では血中グルコース(血糖)、肝グリコーゲン、筋グリコーゲンの形で存在しています。 身体含有量は血中グルコースが約5g、肝グリコーゲンが約70~100g、筋グリコーゲンが300~400gになります。 ※糖質は約4kcalのエネルギ…
回復のための糖質の種類 アスリートが運動後に摂取するCHOの種類は、グリコーゲンの再合成の速さに影響を及ぼします。 グルコース(ブドウ糖)/スクロース(ショ糖)を含む食物やグリセミック指数の高い食品および飲料が理想です。 グリセミック指数の高い食…
濃度と吸収の違い 水分は胃で吸収されず、ほとんどが腸で吸収されるので、できるだけ胃を速く通過し、腸に達するような飲料を選ぶ必要があります。 水分補給のポイントはどれくらいの量を飲めるかというよりは、飲んだものがいかに速やかに胃を通過すること…
エネルギー産生と運動強度 運動強度=パワー出力として数値化された筋活動レベル パワー=一定時間内の身体活動量 一般に、ある一つのエネルギー供給機構が産生できるATP量とその相対的割合との間には逆相関の関係があります。 その結果として、 ホスファゲン…
グリコーゲンとグルコース 血中グルコースと筋グリコーゲンの酸化は、解糖作用から始まります。 十分な量の酸素が存在→解糖系の最終代謝産物であるピルビン酸は変換されずにミトコンドリア(有酸素的な代謝反応が起こる特有の細胞器官)に輸送されます。 ピ…