コントロール
自重トレーニングの最大の欠点のひとつは、経験を積んだ人には易しすぎ、初心者には難しすぎるという印象をもたれるところにあります。 自重の2倍近い負荷でベンチプレスを行える人にとって、プッシュアップは非常に簡単なエクササイズに思えるかもしれませ…
指導中のクライアントが優れた運動パターンおよび安定性と可動性との適切なバランスを獲得した時点で、コレクティブエクササイズからパフォーマンス向上エクササイズへと漸進するタイミングとされています。 ここでは、押す、引く、挙上する、運ぶ、捻るを強…
筋力の発達は、男女とも、あらゆる成長段階における優先事項として推奨されています。 先行研究によると、筋力は走速度、筋パワー、方向転換速度、プライオメトリックスに必要な能力および筋持久力とは密接な関係にあることが明らかにされています。 さらに…
競技活動中の動的安定性 競技活動中の関節の動的安定性はフィードバック(反射反応)とフィードフォワード(予備活性)という、両方のメカニズムに依存しています。 フィードバック制御は求心性情報の連続的な処理を特徴としますが、それは反射的な筋反応をその…
研究によると、着地で接地する前や静止する前の準備段階における膝関節や膝安定筋のフィードフォワードコントロールが、動的安定性の向上にとって最も重要な要素であることが示唆されています。 スポーツの状況でのフィードフォワードコントロールメカニズム…
ダイナミックバランスとしても知られる姿勢の安定性は、動的な課題を行っている間の重心の安定性をコントロールする、感覚情報と神経筋コントロールの統合に依存します。 現在のところ、バランスと下肢の傷害リスクとの関係は特に傷害歴のある人では、姿勢安…
コーディネーション能力とは コーディネーション能力は様々に定義され、また様々に異なり、複雑な運動スキルを実行する能力を含んでいます。 複雑な運動スキルを実行する能力、動作をコントロールし調節する能力、そして環境にある物質や事象のパターンに関…
基礎的運動スキル(FMS:Fundamental movement skill) INTでは、最初に基礎的運動スキル(FMS:Fundamental movement skill)を身につけることによって、パフォーマンスの土台を作る必要があります。 FMSは運動の基本単位であり、通常、移動運動(走る、ジャンプ、…
コア(体幹)の動的安定化(Core Stability) コア(体幹)の動的安定化(Core Stability)は、スポーツ活動中の脊椎の整合性と下肢のコントロールを維持するための不可欠な要素になります。 「コアの安定性」という用語は専門的な研究では広く用いられているものの…
MIPSの副作用 MIPSの成分のうち少数は、多量もしくはきわめて大量に投与された場合に合併症を誘発することが事例研究や運動介入を伴わない研究において報告されています。 しかし、これらの副作用は、コントロールされた環境で運動介入と併用した場合や、各…
「ガラスを踏んでしまった」「指先をカッターで切ってしまった」等の受傷直後は”鋭い痛み”としてfirstpainがあり、それに続いて持続する鈍い痛みのslowpainを感じます。 2種類の痛みの感覚 痛みは自由神経終末によって受容されますが、その伝導にはAδおよび…
力学的ストレス、ホルモン、成長因子などのさまざまな要因がこれにかかわっていると考えられています。 ※成長因子とは、内分秘腺以外のさまざまな細胞が分泌し、局所的に働いて細胞や組織の成長や分化を調整するホルモン様物質であり、このうち、インスリン…
体幹における機能区分 近年、競技スポーツにおいて体幹の固定性に対する周知理解度は著しく進んでいますが、現実にはトランクカールやシットアップなど腹直筋優位のエクササイズが実施されている場合が多く、腹横筋などの深部筋や腹側部の腹斜筋群など腹筋群…
小脳 小脳の主な機能は、運動のコントロールになります。 大脳皮質が「何をするか」というのに対し、小脳では「どのようにするか?」を担当しています。 動作の支援系と呼ばれ、運動の「協調性」「調整」「円滑性」に関係しています。 https://nakajima-bone…
強調動作の正常生理 運動をいかに巧みに行うことができるかは、神経系の重要な働きの一つになります。 この神経系による運動コントロール能を協調性(coordination)と呼びます。 その動きは時間配列(Timing)、空間配列(spacing)、及び強さの調節(gradi…