Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

サッカー

サッカー選手における傷害予防(筋力の増大{および結合組織の適応に対して同時に生じる利益}、筋のアンバランスへの対処{特に大腿}、運動メカニクスの改善{ランニング、方向転換、着地}などの傷害予防策を目的としたエクササイズやドリルは非常に重要になる)

サッカーはコンタクトスポーツに分類され、大多数の接触はボールの支配を争っている対戦相手との間で起こり、このようなスポーツでは、負傷は避けにくく、その重症度も様々に異なります。 上級レベルの男子サッカー選手は毎年ほぼ1回、パフォーマンスが制限…

サッカーにおけるピリオダイゼーション(試合期または実践期、移行期の組み方)

このブロックの期間は最長35週続くことがあり、トレーニングの強度と量は様々で、競技日程にい応じて容易に変更できます。 この期の目的は、身体的なピークに近い状態に選手を維持することですが、シーズンを通して筋力レベルをさらに高めることさえできると…

サッカーにおけるピリオダイゼーション(有効なトレーニング環境にするために一般的準備期、競技特異的準備期の組み方がある)

このブロックは、通常2~6週間続き、比較的多量で低強度(特に筋持久力/筋肥大)のトレーニングを伴います。 競技特異的ではなく、この段階の主な目的は、連続的に増大するトレーニングや試合の要求に対する選手の不十分な機能に対処することにあります。 この…

サッカー選手のピリオダイゼーション(シーズン前に誘導された異化環境{高いコルチゾール濃度、低いテストステロン濃度}が試合期に入った際の選手のコンディションを決定する因子の可能性がある)

伝統的なピリオダイゼーションの方法(例えば、およそ4週間で、特定の要素に的を絞り、3:1の負荷パラダイムを使い、第1週から第3週までは漸進的負荷を用い、第4週は負荷を下げる)は、通常、1回の競技(陸上競技や格闘技など)に出場する直前に(<2週間)、選手が…

サッカーにおけるプライオメトリックトレーニングの貢献(ジャンプとホップの跳躍高が増加、接地時間短縮、力の立ち上がり速度向上、方向転換能力に寄与する)

プライオメトリックトレーニングを通してSSCの利用が改善させることにより、ジャンプとホップの跳躍高が増加し、接地時間(GCT:ground contact time)が短縮され、力の立ち上がり速度が速くなり、アスリートの方向転換能力に寄与します。 さらに、VoigtらとVer…

サッカー選手のパワーに与える要因(筋肉および筋間のコーディネーションと最大筋力、SSCを構成する様々な構造的、神経的要素が含まれる)

パワーに影響を与える要因としては、筋肉および筋間のコーディネーションと最大筋力、さらにSSCを構成する様々な構造的、神経的要素が含まれます。 したがって、パワーは本質的な多面的な能力であり、トレーニングには多面的なアプローチが必要になります。

サッカー選手における筋力とパワーの重要性(跳躍高(r=0.78)、10m(r=0.94)、30m(r=0.78)のスプリント、および有酸素性持久力が男子プロサッカー選手の最大筋力と高い相関関係がある)

サッカーでは、キック、スプリント、タックル、ジャンプなど、繰り返し大きなパワーを発揮する運動が行われます。 スプリント能力とジャンプの跳躍高を含むパワー発揮能力の測定値は、サッカーのパフォーマンスと明らかに相関することが知られており、跳躍高…

サッカーにおけるアジリティ(サッカー選手は、1秒を争う試合の重要な局面で方向転換を2~4秒に1回行い、試合中に合計1,200~1,400回も方向転換をおこなっている)

サッカー選手は、方向転換を2~4秒に1回行い、試合中に合計1,200~1,400回も方向転換をします。 俊敏な動作は、1秒を争う試合の重要な局面で起こり、試合の結果を左右する大きな違いを生みます。 様々な幅広いスポーツから男女の上級アスリートについて調査す…

サッカーにおける加速力とスピード(平均すると17m、スプリント約96%が30m以下、持続時間は平均6秒以下、90秒に1回の割合でスプリントをおこなっている)

Bangsboは、選手が試合中に行うスプリントの距離は、1.5mからピッチの長さまでで、平均すると17mであること、またスプリント約96%が30m以下であり、持続時間は平均6秒以下であること、さらに90秒に1回の割合でスプリントをおこなっていることを明らかにしま…

サッカーにおける反復スプリント能力(短い回復時間{≦60秒}により分断された一連のスプリント{≦10秒}において、最高のパフォーマンスを発揮する能力と定義される)

Plisk&Gambettaは、反復スプリントトレーニングの次段階のトレーニングとして、戦術的な要素を含む代謝トレーニングを用いることを提唱しています。 この方法は、実際の試合中に観察される、ポジションと試合に特異的な動作と強度とを用います。 その利点は…

サッカーのミニゲーム(SSG:small sided game)とは(4対4の場合、相対的VO2maxの平均値は82%、平均血中乳酸値は4.5~4.9mmolであり、試合よりも各選手の高強度運動の回数は多く、ボールの支配時間も長くなる)

高度なパフォーマンスが要求されるスポーツでは、トレーニング刺激が競技の要求と類似しているときに刺激が最大となります。 ミニゲーム(以下SSG)は、技術的、戦術的、身体的能力の向上を意図して開発されたサッカーに特異的なトレーニングプロトコルになり…

サッカーにおける高強度持久力運動の重要性(トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要がある)

サッカーは高強度運動を繰り返し行う間欠的なスポーツとして特徴づけられます。 そのため、トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要があります。 高強度インターバルトレーニング(…

サッカーにおけるパフォーマンスの決定因子(有酸素性持久力は、試合中の選手の走行距離、ボールの支配時間、スプリント回数は正の相関がある)

サッカーは高強度で間欠的なコンタクトチームスポーツとしての特徴をもち、その競技パフォーマンスの成功には、多数の鍛え抜かれた身体的、生理学的能力が必要になります。 必要とされる技術的また戦術的なスキルの他にも、サッカー選手は、高いレベルの有酸…

若年サッカー選手における高い受傷率を引き起こすメカニズム(神経筋の伝達が抑制されることが、動作と安定性のパターンに変化をもたらす可能性が示唆されている)

神経筋の伝達が抑制されることが、動作と安定性のパターンに変化をもたらす可能性が示唆されています。 そのような例がACL(前十字靭帯)損傷においてみられ、大腿四頭筋の最大随意収縮が受傷後に有意に低下することが明らかになっています。 また、受傷後に、…

既往歴に潜む傷害発生の危険因子(ハムストリングス、鼠径部、および膝関節を受傷した選手が、翌シーズンに同じ傷害を負う確率は2~3倍に上る)

既往歴は、将来的な傷害発生の重要な危険因子として報告されています。 例えば、足関節および膝関節捻挫の既往歴を有する男性サッカー選手は、同じ部位に再受傷するリスクが高くなりました(オッズ比前者が4.6、後者が5.3)。 Ekstrand&Troppが、男性サッカー…

子供が疲労に対して示す反応(ハムストリングスの筋活動のタイミングと速度が変化すると、脛骨の安定性が低下、それにより脛骨の前方移動が増大するため、ACLが受ける機械適応力が増大する)

年齢、成熟度によって異なることが、近年の研究により明らかにされています。 欧州サッカー連盟(UEFA)に提出された報告書では、思春期前、思春期、思春期後の女子において、短時間の模擬的サッカーを用いた疲労プロトコルを実施後、下肢スティフネス、電気力…

なぜ疲労が高まると傷害発生率があがるのか?(若年選手が疲労状態に陥ると床反力に耐える能力が低下、筋活動が低下することで、骨に加わる負荷が増大することを示唆している)

短時間の運動によって疲労が高まった結果、受傷リスクの既知の指標が上昇し、その結果、動的な関節安定性が低下することが報告されています。 サッカーにおいては、疲労が高まると傷害発生率が上昇することが、プロ成人男性選手、およびエリート若年男子選手…

若年男子サッカー選手に傷害をもたらす動作とは(神経筋コントロールが変化した際の走動作、ひねり動作、回転動作、過度の伸張動作、着地動作があげられる)

若年男子サッカー選手に傷害をもたらす動作は、走動作、ひねり動作、回転動作、過度の伸張動作、および着地動作になります。 そのような動作を実行する際の神経筋コントロールが変化することが受傷機序と考えられています。 神経筋コントロールとは、関節で…

若年サッカー選手における動作スキルのレベルと傷害の関連(神経路を刺激することは、運動プログラミング、予備的な筋活動、反射的な神経筋応答の向上をもたらし、動的な関節の安定性と運動スキルが向上する)

神経による筋の精密な制御は、身体動作、および細かく調整された運動スキルの実行を最適化し、さらには動的制御(筋が関節安定性に果たす役割)による関節安定性を向上させます。 神経路を刺激することは、運動プログラミング、予備的な筋活動、および反射的な…

若年サッカー選手の傷害危険因子と生理学的システムの成長と発達(骨と筋腱複合体の成長速度のずれは、弛緩時に関連組織が受ける力を増大させ、骨端線の牽引損傷を引き起こす要因の一つとなる)

各種の生理学的システムの成長と発達にばらつきがあることは、特に成長が加速する時期において、傷害の主要な危険因子の一つと考えられます。 例えば、骨格構造が急速に成長するのに伴い、筋系はそれに合わせて長さ(骨の成長がもたらす張力を正常化するため)…

若年サッカー選手における傷害危険因子(9歳~15歳の期間に直線的に受傷率が上昇する事、特に最大成長速度(PHV)が出現する13歳前後で躊躇な上昇を示す)

近年の研究により女子サッカー選手の傷害を引き起こす様々な危険因子と傷害予防の重要性が明らかになっています。 若年男子サッカー選手において報告されている傷害は、主に下肢の傷害であり、非接触型傷害の発生がより高く、特に多いのは足関節と膝関節の捻…

育成年代のサッカー選手におけるYo-Yo IR2テスト(上の年齢カテゴリーほどYo-Yo IR2テストの結果は優れており、また同じカテゴリーでも春季より秋季のほうが高い傾向にある)

上の年齢カテゴリーほどYo-Yo IR2テストの結果は優れており、また同じカテゴリーでも春季より秋季のほうが高い傾向にあります。 このような傾向は、日本代表選手にも確認されており、U-14代表、U-16代表、U-18代表、A代表のそれぞれで、622、781、935、1,019…

Yo-Yo Intermittent Enduranceテストとは(Yo-Yo IEテストは、Yo-Yo IRテストと同様に間欠的に20m区間の往復ランニングを行なう)

Yo-Yoテストには、もう一つYo-Yo Intermittent Endurance(Yo-Yo IE)テストがあります。 Yo-Yo IEテストは、Yo-Yo IRテストと同様に間欠的に20m区間の往復ランニングを行なうものになります。 しかし、Yo-Yo IRテストと比較して漸増するランニング速度が遅く…

サッカーにおける心拍計の活用(シーズンの時期やその日のコンディションによって最大心拍数は異なるので、運動直後の回復力(乳酸クリアランス)に注目する)

心拍計の活用 サッカーは試合の中で運動強度が激しく上下するため、高強度の運動を少ない回復時間で何度も繰り返す間欠的な持久力が要求されます。 乳酸クリアランスなどを向上させる体力作りがサッカーの競技場面で必要な能力の向上へと繋がります。

前十字靭帯損傷(ACL)と神経筋トレーニング(着地中の膝関節の屈曲角を増大させ、膝関節屈曲モーメント、外反モーメントを減少、膝関節の最大外反角を減少させる)

神経筋系トレーニングと傷害予防 一般に神経筋トレーニングは、ストレングストレーニング、バランストレーニング、プライオメトリックトレーニング、固有受容性トレーニング、さらにコアの強化トレーニングや関節の動的安定トレーニングを統合するものになり…

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子、性ホルモン因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

前十字靭帯(ACL)断裂の大多数はスポーツ競技を行っている最中に発生しており、特にサッカー、バスケットボール、フットボールなど、ピボットやカッティング(切り返し)動作が頻繁に行われるスポーツに多くみられます。 そしてACL損傷の大多数は他の選手との激…

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節過伸展、脛骨内旋が起こり、膝関節最大屈曲角が10.5°減少する)

前十字靭帯(ACL)、特にピボット、減速、カッティング、ジャンプ、ランディング中に発生するものには、バイオメカニクス的因子と神経筋系因子が関係するとみられています。 第一に、運動中の下肢のアライメントが、ACLを含む膝関節の支持機構にかかる負荷の量…

膝のアライメントとACL閾値の評価(前十字靭帯損傷閾値はニュートラルなアライメントにおいて最も高く、自重の5.1倍になり、アライメントが外反または内反になると、ACL損傷閾値はそれぞれ自重の2.2倍と2.1倍に低下した)

Chaudhari&Andriachiは下肢モデルを利用して、膝のアライメントとそこから生じるACL(前十字靭帯)閾値を評価しました。 ここでいうACL閾値とは、膝関節が8°を超えて内側へ向かうか、または外側へ開くまでに、ACLが耐えられることのできる力の最大値を指します…

サッカーにおける身体能力の尺度(短い距離を疾走する、加速する、減速する、方向転換する、そしてそれと同時にテクニカルな動作を行うことがサッカーにおける身体能力の尺度として妥当であると考えられる)

サッカー、特にトップレベルは、短時間の激しい身体活動が特徴であり、その後、短期間で能動的あるいは受動的回復が行われ、一瞬の動作が、試合の勝敗を決するものになりうります。 したがって、短い距離を疾走する、加速する、減速する、方向転換する、そし…

サッカー選手における身体能力テストの順序(安静下で行うテストや疲労をもたらさないテストを最初に実施し、次にアジリティ、パワーと筋力、スプリント、局所的筋持久力、無酸素性能力、そして最後に有酸素性能力のテストを実施する)

運動生理学、特に生体エネルギー機構に関する知識は、テストの順序と休息時間を適切に決定することに役立ち、これによってテストの信頼性を高めることができます。 コーディネーションが必要な動作や、「フォーム」への注意を要求するような技術度の高い課題…