Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

スポーツ

スポーツにおけるパフォーマンスと疲労耐性(神経筋の疲労はスポーツ傷害の大きなリスク因子のひとつとみなされている)

チームスポーツやラケットスポーツにおけるパフォーマンスの成功の鍵は、高強度の運動を反復する能力を発達させることですが、それは疲労のマイナス効果を減じるために、神経筋系と心肺系の効率を高めることによって初めて達成できます。 この能力は、パフォ…

フィードフォワードメカニズム(競技活動中の関節の動的安定性はフィードバック(反射反応)とフィードフォワード(予備活性)という、両方のメカニズムに依存している)

競技活動中の動的安定性 競技活動中の関節の動的安定性はフィードバック(反射反応)とフィードフォワード(予備活性)という、両方のメカニズムに依存しています。 フィードバック制御は求心性情報の連続的な処理を特徴としますが、それは反射的な筋反応をその…

回旋、加速と減速の運動とは(青少年アスリートの特定のスポーツ活動における正しい運動パターンを保証するために重要であり、そのような運動では、脊椎の加速と減速の動作は様々な軸と平面で起こる)

アスリートの能力により困難なエクササイズは、回旋、加速と減速の運動になります。 他方、これらの動きは、脊椎損傷の原因になることもあり、また大抵のスポーツでみられる特徴でもあります。 これらの理由から、青少年アスリートは、捻りの動作を限定的な…

脱水と水分補給における競技パフォーマンスへの影響(口渇反応のメカニズムは、血漿浸透圧が280~295mOsm/kgH2Oの範囲に維持されるように作用する)

最近の研究により、体水分が正常な状態で運動を開始することの重要性が明らかになっています。 脱水状態で運動を開始すると、心拍数と深部体温の上昇により、パフォーマンスと生理学的機能が低下することが明らかになっています。 研究の結果、若年者を含む…

プライオメトリックストレーニングの漸進に関する留意点(筋-腱スティフネスに十分に配慮して、エクササイズを漸進させる必要がある)

プライオメトリックトレーニングの留意点 プライオメトリックストレーニングに関するこれらのすべての留意点により、筋-腱スティフネスに十分に配慮して、エクササイズを漸進させる必要があります。 スティフネスが高ければ、予備活性が増大し、その結果、筋…

バランスが崩れた不安定な状態で力を発揮する(不安定なレジスタンストレーニングは、安定的なレジスタンストレーニングと比較すると、より大きな神経筋適応を促すことが明らかになっている)

バランストレーニングと不安定なレジスタンストレーニング 多くのスポーツ活動では、バランスが崩れた不安定な状態で力を発揮することが必要であるため、不安定なレジスタンストレーニング(BOSU上でのスクワットなど)は、安定的なレジスタンストレーニングと…

青少年の伸張-短縮サイクル:Stretch Shortening Cycle(高強度のプライオメトリックエクササイズは、最大努力と大きな関節負荷を伴う活動であると説明されており、適切な運動メカニズムの正しい発達を保証する)

伸張-短縮サイクル(SSC:Stretch Shortening Cycle)と傷害 プライオメトリックストレーニングにより、青少年アスリートの筋パワーが向上し、スポーツパフォーマンスが高まり、傷害リスクが低下することが知られています。 このトレーニング方法は、伸張-短縮…

トリプルフレクションのメカニズムと最大スプリント(トリプルフレクションは足裏に痛みをもたらす刺激(針の上を一歩ずつ歩く)に対する反応として生じる股関節、膝関節、足関節の屈曲から成る脊髄反射であり、脊椎外傷や脳性麻痺などの重度の神経損傷を経験したお客の歩行の再教育にとって必要な構成要素になる)

トリプルフレクションのメカニズム 素早い脚のリカバリーを支持すると考えられるもうひとつの要素は、トリプルフレクションのメカニズムになります。 このメカニズムは、足裏に痛みをもたらす刺激(針の上を一歩ずつ歩く)に対する反応として生じる股関節、膝…

筋骨格系能力の望ましい特性を統合する(MSF(筋骨格系能力)トレーニングの実施拡大に向けてた取り組みを全面的に考案、改善するにあたっては、先に述べた先行研究からの情報や提言を取り入れる必要がある)

MSFトレーニングの実施拡大に向けてた取り組み 重要なこととして、MSF(筋骨格系能力)トレーニングの実施拡大に向けてた取り組みを全面的に考案、改善するにあたっては、先に述べた先行研究からの情報や提言を取り入れる必要があります。 このような情報を基…

野球肘とレジスタンストレーニング(コッキング期とアクセレーション期において運動学的神経筋トレーニングプログラムは下肢、体幹、上肢への効率的なエネルギー伝達を促進することにより神経筋コーディネーションを改善し障害リクスを低減する)

レジスタンストレーニングと受傷率 レジスタンストレーニングはウェイトマシン、フリーウェイト、油圧マシン、エラスティックバンド、アイソメトリックス、メディスンボール、および自重エクササイズなどを用いて行うトレーニングになります。 レジスタンス…

筋肉の収縮様式と筋力(静的収縮:等尺性収縮と動的収縮:短縮性収縮・伸張性収縮)

筋肉の収縮様式 筋の収縮様式は、静的収縮(static contraction)と動的収縮(dynamic contraction)に大別されます。 ※静的収縮には筋の長さが変化しないこと、これに対して、動的収縮は筋の長さが変化することに特徴があります。 静的収縮は、等尺性収縮…

トレーニングと血糖値の関係(低血糖状態でトレーニングをすればするほどグルカゴン分泌により筋肉が落ちていく)

走っていて急に下腹部が痛くなる事、誰もが一度や二度はこんな経験をしたことがあるはずです。 その時の状況として食事直後の時によくおこり、これは食事と関係があるということになり、食事の直後は、消化吸収の為に胃腸が活発に働きます。 胃で細かく分解…

スポーツの成績と食事(試合前の食事ばかりではなく、普段の食生活が最も影響する)

スポーツの競技力を高めるには「トレーニング」「栄養」「休養」の3要素が欠かせません。 中でも栄養については、その重要性を裏付けする研究がいろいろと行われています。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3407

スポーツにおけるバネとは何か?(腱と筋肉の弾性要素にどれだけ大きな力(弾性エネルギー)を貯め込むことができるか)

バネという言葉も、私達がスポーツをしたり見たりしていて「あの選手は天性のバネがある」「黒人選手はどうしてバネがあるんだろう」など日常的に使います。 このときのバネとは、単純にジャンプの高さを示すだけではなく、短い踏切時間で高くへ跳ぶ能力を…

筋力とパワーの違い(筋力が単純な力を指すのに対し、パワーは力に動作スピードが掛け合わされた値)

パワーという言葉 「パワー」という言葉がスポーツ分野を問わず広く使われるようになり、パワーという言葉の捉え方が曖昧になってきています。 筋力と混同して使われ、筋力とパワーとの違いを明確に言える人は以外に少ない状況です。 http://nakajima-bones…

女性のスポーツ生理学(筋肉1c㎡当たりの筋出力は、男性も女性もほぼ同じ)

男性と女性で体力の性差は単純に「筋肉」になり、筋肉の量、太さが違いますので筋出力の絶対量に差が出るということになります。 男性と女性の筋肉の違いを調べた研究によると、筋肉1c㎡当たりの筋出力は、男性も女性もほぼ同じになります。 すなわち筋肉の…

ジュニア期における年齢に応じたトレーニングとは(スポーツにおいて身体機能を効果的に改善できる指摘年齢)

「鉄は暑いうちに打て」と言われるようにスポーツのトレーニングでも、それぞれの身体機能を効果的に改善できる指摘年齢があります。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3166

持久力を高める食事法とスポーツサプリメント

有効だとする証拠が多数ある食事法と食品・サプリメント ①トコフェロール400mg:高地トレーニング時の抗酸化作用 ②カフェイン3~6mg/kg体重:運動1時間前に摂取する ③高炭水化物品:運動前・中・後に摂取する a:低繊維・低脂肪・複合炭水化物300g:運動3~4…

速筋線維に発現するACTN3(スポーツ遺伝子)とスポーツ能力

ヒトゲノム(遺伝子情報)解析が一段落し、個人差や体質にかかわる遺伝子の研究が盛んに行われるようになってきています。 遺伝子は、私達の身体をつくるタンパク質の”設計図”といえ、遺伝子DNA上には、アデニン、グアニン、シトシン、チミン、という4種類…

スポーツ能力の素質・持久力を決める生理学的要因(最大酸素摂取量・乳酸蓄積開始点)

持久力には「全身持久力」「筋持久力」があります。 全身持久力は、たとえば3000mや5000mなどの長距離をどれだけ速く走れるかといった「エアロビック」な能力と考え、一方、筋持久力は、たとえば最大筋力の40%程度の40%程度の低負荷を何回持ち上げられるか…

サプリメントで期待される生理学的効果・BCAA(分岐鎖アミノ酸:バリン、ロイシン、イソロイシン)

BCAAの生理学的効果 BCAAに期待される生理学的効果は、ロイシンの生理的効果にあります。 ロイシンは脱アミノ反応を受けると、α-ケトイソカプロン酸(α-KIC)に転換し、さらに代謝されてβ-ヒドロキシメチルブチレート(β-HMB)になります。 KICは筋肉タンパ…

神経系の疲労とオーバートレーニングを防ぐ為のピリオダイゼーションのバリエーション

ピリオダイゼーション・線形モデル 伝統的なレジスタンストレーニングのピリオダイゼーションモデルは線形モデルと表現されます。 これは時間の経過とともに、ミクロサイクルのレベル(1周間から数週間)ごとに斬新的に少しずつ強度と量を変化させていきます…

筋力増強や動作のタイミングを調整する大脳基底核とドーピングの関係

大脳基底核(basal ganglia)は大脳半球の深部に存在する数種の灰白質の塊(核)の総称で、前回のブログでの錐体外路系の重要な構成要素となっています。構造は線条体、視床下核、黒質にわかれます。 線条体 内側(淡蒼球)と外側(被殻)の2層に別れていて…

薬理学と運動生理学視点で競技スポーツにおいてドーピングがなぜ使用されるか?

ドーピングの歴史 ドーピングの歴史は古く、南アフリカのカフィル族が強い酒を飲み気持ちを高揚させたことから始まったとされています。 競技スポーツにおけるドーピングの歴史は、1860年代にアムステルダム運河水泳競技会において興奮剤が使用されたという…

スポーツ競技現場での急性損傷の浮腫のプロセス(炎症とヒスタミン)とは?

急性損傷が起こった場合、身体の最初の反応は炎症で、その治癒期間はおよそ3~4日になります。 炎症の過程は正常な治癒期間に必要なプロセスになりますが、損傷組織の早期治癒と速やかな機能回復の為には最小限に抑えられなくてはなりません。 細胞レベルで…

腰部の外傷と障害の病態

腰部捻挫 ある姿勢や急激な動作で突発的に起こる腰痛を腰部捻挫といいます。 椎間関節の捻挫によって生じると考えられていますが、実際のところは種々の原因が考えられます。 いずれにしても、数週間の安静臥床で軽快しますが、しばしば再発を繰り返すことが…

競技スポーツに際しての高糖質食事調整(運動中に最も重要なエネルギー源)

運動中に最も重要なエネルギー源となるのは、骨格筋中のグリコーゲン(筋グリコーゲン)です。 強い強度の運動を長時間にわたって実施すると、筋グリコーゲンは枯渇してしまい、試合途中でスタミナが切れてしまうことになります。 したがって、どんな競技にお…

スポーツと5大栄養素(高い競技力を保持する身体作り)

運動と栄養素 高い競技力を保持する身体には、筋肉、脳、内臓に十分なエネルギー源を蓄えていること(エネルギー)、その競技に見合った筋肉や骨格を作ること(身体つくり)、トレーニング後や試合前の体調を整えること(コンディショニング)の3つが必要で、この…

アルコールとスポーツ選手(アルコールは代謝率を低下させ、筋肉や肝臓内のグリコーゲンの蓄えを枯渇させる)

アルコールとスポーツされる方は切れない関係にあるようです。 昔から肉体が強靭な人は、酒も強いもので、これは男性ホルモンと関係があるようです。 ギリシャのミロ その昔ギリシャでオリンピックの競技が誕生された頃、ミロという無敵のレスラーが牛を1頭…