Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

プライオメトリックトレーニング

SSCにおける思春期と暦年齢を考える(成熟段階で最もよく明らかとなる現象は身長の急激な増加になり、最大身長発育速度{PHV:peak height velocity}として知られている)

思春期前は暦年齢では通常8歳からですが、性成熟段階には達していません。 この成熟段階は思春期前の身体発達の時期であり、成長の加速と第二次性徴の発現により特徴づけられていますが、まだ完全な生殖能力は有していません。 思春期になると子どもの性的成…

子どものCMJとSJの比較(ジャンプパフォーマンスとSSC能力(CMJとSJ)を、暦年齢7~17歳の子どもを対象に測定したところ、14~16歳までの間にSSCの能力が加速する期間が観測された)

ジャンプパフォーマンスとSSC能力(CMJとSJ)を、暦年齢7~17歳の子どもを対象に測定したところ、14~16歳までの間にSSCの能力が加速する期間が観測されました。 しかし、同じ研究の12~14歳の子どもでは、CMJと比較してSJのほうが平均跳躍高が等しくなりました。…

小児期におけるスピードのトレーナビリティ(5~14歳の子供にプライオメトリックトレーニングはジャンプとランニングの数値に多大な影響を及ぼす)

小児・青少年期にスピードを発達させるためのトレーニング方法が様々な研究によって示されてきました。 それらの研究によると、思春期直前期にスピードを発達させうるものはFMS、運動調節力、スタビライゼーション、そして固有受容性トレーニングになります…

ジャンプパフォーマンスの変動(パフォーマンスの変動はSSCをうまく利用する能力がまだ十分ではないことを示唆しており、運動制御または運動技術の欠如が、パフォーマンスの変動の主な原因である可能性が高いとされている)

パフォーマンスの変動はSSCをうまく利用する能力がまだ十分ではないことを示唆しており、運動制御または運動技術の欠如が、パフォーマンスの変動の主な原因である可能性が高いとされています。 したがって、現場の専門職は、適切なジャンプと着地の方法を指…

成長と成熟におけるSSCの増強作用の注意点(思春期を経て、筋腱系や神経筋系の変化を含む多くの生理学的変化を経験するが、生物学的年齢は暦年齢とは一致せず、なかには数年の開きがある)

根本的なメカニズムが何であるかにかかわらず、SSCの増強作用は否定できず、成人では、CMJとSJのパフォーマンスに関してすでに多数の研究が行われています。 しかし、思春期前および青年期の青少年に関してこれらのジャンプの調査を行った研究は、成人に比べ…

青少年の伸張-短縮サイクル能力に関する理解を深める(ランニング、ホップ、ジャンプなどの移動運動は、伸張-短縮サイクル(SSC:Stretch shortening cycle)と呼ばれる)

SSCの増強作用を証明するために最もよく使われる方法のひとつは、2種類の垂直跳び、すなわち反動動作を先に行なう垂直跳び(カウンタームーブメントジャンプ【CMJ】)と反動動作を行わない垂直跳び(スクワットジャンプ【SJ】)とを比較することです。 この方法…

活動後増強とピークパワー(活動後増強効果は筋力レベルと相関しており、筋力の高い選手は筋収縮の増強効果が大きいだけではなく、疲労の度合いも大きい)

プライオメトリックプロトコルに関しては、特異的なエクササイズは下半身ではタックジャンプ、上半身ではクラッピングプッシュアップ(膝を床について)をどちらもセット間に1分間の休息を挟んで、最大連続レップ数を5として3セット実施しました。 アイソメト…

女子選手における非接触型ACL断裂の発生の可能性を最小限にとどめるには(プライオメトリックトレーニングは、ハムストリングスと大腿四頭筋の筋力比を改善、減速時のハムストリングスの反応筋力を向上、着地にかかる力を低減、外反および内反トルクを減少させる)

解剖学上、神経筋上、あるいはホルモン上の差異のみによって、女子のACL(前十字靭帯)断裂発生率の高さを説明できるわけではなく、Hakkinenらは、準備期に行われるトレーニングの総量やタイプにおける違いも、男子と女子の間に認められる下肢筋力とパワーの差…

神経筋および筋腱の変化(子どもの組織の柔軟性は明らかですが、成長するにつれて次第に組織が硬くなるため、それが青少年のSSC能力に何らかの影響を及ぼす可能性がある)

思春期前、思春期、思春期後の全年代において、SSCの増強作用がジャンプ力の向上に及ぼす影響を成熟過程を通して直接調査した研究はまだ存在せず、子どもの組織の柔軟性は明らかですが、成長するにつれて次第に組織が硬くなるため、それが青少年のSSC能力に…

長距離選手の筋力トレーニング(筋におけるパワー発揮を高める:中枢神経系に刺激を与え運動単位の動員を促し、ランニング効率と持久的パフォーマンスを向上させる)

適切な種類の筋力トレーニングプログラムを用いれば、長距離走のパフォーマンスを向上させる可能性があります。 筋力の向上は、力(筋力)とスピードの積である筋パワーの向上をもたらし、運動能力は、その人が発揮し、維持することができる力とパワーの量に…

デプスジャンプ(DJ中に使われる弾性特性と神経系の増強効果の活用は、VJパフォーマンスの向上をもたらす可能性と、収縮性タンパク質のトレーニング効果を引き出す可能性がある)

DJトレーニングは、下肢のパワーとスピードを改善するためによく用いられるトレーニング様式になります。 VJで測定されるパワーがDJトレーニングにより増大することは、すでに証明されています。 前述したように、DJでは、より優れたトレーニング効果を引き…

年齢と腱の柔軟性(幼い子どもの腱構造は最も柔軟性が高く、成人はスティフネスが大きく、年少の少年の腱における伸張は特に高く、筋の横断面積当たり0.35MPa以上で、他の2群より著しく高くなる)

Kuboらは、3つの異なる年齢集団における腱の柔軟性を調べました。 その結果、幼年者と年長の少年、そして成人男性の間で筋の柔軟性に有意差があることが認められました。 報告によると、幼い子どもの腱構造は最も柔軟性が高く、成人はスティフネスが大きく、…

アスリートの垂直跳びの高さを増大させる伸張性局面の時間(伸張性局面における力発揮の時間が長いことが、CMJにおけるVJの高さの最大の要因であるとされる)

垂直跳び(VJ)の高さは、短縮性筋活動の前に反動動作(CM、カウンタームーブメント)を加えることにより増大できます。 このCMは、伸張-短縮サイクル(SSC、ストレッチショートニングサイクル)といわれる重要な筋活動の一部になります。 SSCはさらに2種類の活動…

成人と比較する思春期前のプライオメトリックトレーニング(成人と比較すると、思春期前では、筋力トレーニングに対する適応のうち、運動単位の動員:神経適応が主な適応である可能性が高いことがわかってきた)

成人と比較すると、思春期前の子どもでは、筋力トレーニングに対する適応のうち、運動単位の動員すなわち神経適応が主な適応である可能性が高くなります。 Ozmunらは、筋電図(EMG)を用いて、8週間の筋力トレーニングの後に生じた思春期前の少年少女の変化を…

弾性要素の貢献と成熟に伴う変化(子どもが成熟するにつれて、腱のスティフネス(膝蓋骨)の差は縮小し、8~9歳までには、成人男性と男子の差は、94%に、成人女性と女子との差は84%までに減少する)

SSCにおいてはSECと筋のスティフネスが重要であるため、青少年におけるこれらの要素について調べることは非常に重要になります。 死亡者の献体と動物の献体の両方に関する先行研究から、弾性特性は全年齢を通して変化することが示されています。 成熟度によ…

ストレッチ-ショートニングサイクル(伸張-短縮)のメカニズムと強化方法(経済的なスプリント走(SSCの効率的な利用)では、力学的エネルギー全体のおよそ60%を回復することができる)

ストレッチショートニングサイク(SSC)の効率的なメカニズムは、エネルギーを節約し、推進力を増大させます。 よく知られていることですが、反動動作(予備伸張)を行なった垂直跳びでは、(反動動作を伴わない)スクワットジャンプよりも鉛直方向の変位(跳躍高)…

プライオメトリックストレーニングと持久力強化(プライオメトリックストレーニングは、2.4㎞、3㎞、5㎞のランニングパフォーマンスにも有益な効果をもたらしたことが明らかになっている)

持久力強化におけるトレーニングとプライオメトリックストレーニングにおいて、研究の結果の違いはトレーニング量および、被験者のトレーニングステータスの違いが原因となっている可能性があります。 Saunderらの研究の被験者は、高度にトレーニングを積ん…

競泳選手に爆発的筋力発揮(ストリームラインスクワットジャンプとスクワットランジジャンプは、水泳選手にとって有用な2種類のプライオメトリックエクササイズであり、スタート時とターン時に壁を使って行われるフルエクステンションに焦点を合わせている)

50m自由形では、スタートとターンで競技時間の50.5%を消費します。 スタートは、スターティングブロックを蹴る際に股関節、膝関節、足関節のフルエクステンションによって力積とパワーを生み出し、整った流線型(両手を重ねて両腕を頭上でロックし、上腕二頭…

長距離選手のプライオメトリックトレーニングの利点(高い着地衝撃に対応することを助け、筋のコンプライアンス(柔らかさ)を左右するゴルジ腱紡錘を徐々に抑制して、推進力とRE、RFDの向上を促す)

レジスタンストレーニングに段階的かつ理論的に(アスリートがそれ以前のドリル得したのちに)負荷されるべき、漸進的プライオメトリックトレーニングドリルが挙げられ、これらのドリルは基本的には、アスリートが高い着地衝撃に対応することを助け、筋のコン…

プライオメトリックスと持久力トレーニングの同時実施がランニングエコノミーにおよぼす影響とは(下肢スティフネスが増加した結果、弾性エネルギーの蓄積と放出の効率が向上する)

プライオメトリックストレーニングは爆発的な形式の筋力トレーニングであり、爆発的な動作を用いて筋パワーを向上させます。 プライオメトリックスエクササイズでは、素早い伸長性動作から短い償却局面を経て爆発的な短縮性動作を行い、伸長-短縮サイクルに…

スクワットジャンプ(負荷が60%1RMに近づくにつれて速度が低下することを念頭に置き、目標が高速を維持することなのか、最大負荷を素早く動かすことなのか、トレーニングが及ぼす影響を考慮すべきである)

SJ(スクワットジャンプ)を使った力発揮能力の向上は、外部負荷や器具を加えることによってさらに促進できると思われます。 負荷をかけたSJは、バックスクワットにおける短縮性1RMの10~40%の負荷を用いた場合に有益であることが証明されています。 負荷を加…

伸張-短縮サイクルのパフォーマンスにおける能動的および受動的要素(収縮要素(CC:Contractile Component)と、そのCCと連続した直列弾性要素(SEC:Series Elastic Component)がある)

1938年、Hillは筋収縮の熱力学に関する最初の実験で、2つの要素からなる筋のモデルを提示し、収縮要素(CC:Contractile Component)と、そのCCと連続した直列弾性要素(SEC:Series Elastic Component)があると説明しています。 その後数年のうちに、このモデル…

歩行、ジャンプ走行などのプライオメトリックス(人が移動運動を行なう際には、収縮要素(CC)、直列弾性要素(SEC)、並列弾性要素(PEC)の3つの要素が相互に作用して、効率的な運動が生じる)

歩行、走行、ジャンプなど、人が移動運動を行なう際には、収縮要素(CC)、直列弾性要素(SEC)、並列弾性要素(PEC)の3つの要素が相互に作用して、効率的な運動が生じます。 例えば、CMJの最初の伸張性局面では、CCが活性化し、SECとPECが引き伸ばされ、結果とし…

前十字靭帯(ACL)障害予防のためのトレーニングプログラム(不適切な筋の活性化を修正し、着地時にかかる力を減少させ、膝関節の外反モーメントと回旋を減らし、ハムストリングの筋力を増加させることを目的とする)

コア(体幹)の強化、関節の安定、バランストレーニング、ジャンプトレーニングに重点を置く神経筋系のトレーニング介入によって、膝関節の外反・内反モーメントや過伸展などの着地時の誤った姿勢を修正、改善できることが研究によって示されています。 また、…

腱スティフネスが増大する理由(コラーゲン原線維の「波状構造が失われる」とスティフネスが増加し、腱全体のスティフネスも増加する)

腱スティフネスが増加する2つめの理由として、コラーゲンの波状(クリンプ)構造の減少になります。 これもまた、腱の微細構造の変化であり、スティフネスの増加要因になります。 腱のコラーゲン線維は並列に詰まっていますが、それらは真っ直ぐではなく波打っ…

思春期頃のアジリティ能力向上の要因(ホルモン変化が神経系のさらなる発達、筋横断面積の増大、波状角の増大、筋線維タイプの分化を促し、力発揮能力を向上させる)

方向転換速度の発達は直線的ではない 既存の断続的および横断的研究によって、青少年期の子供における方向転換速度(CODS)は自然に発達するものの、その発達は直線的ではないことが間接的に示されています。 この見方は近年の調査においてさらに強まり、12…

思春期における前十字靭帯損傷のリスク因子(思春期の筋骨格系の成長がそれに相応する神経筋の適応を伴わないことにより内的ACL(前十字靭帯)損傷リスク因子を助長する)

男子は、実年齢を重ねるとともに、成熟段階と相関してパワー、筋力、コーディネーションの増大示す一方、女子は、思春期を通じて示す変化が有意に小さいことが示されています。 女子は、男子にみられる身長、体重、神経筋パフォーマンス間の相関関係は、思春…

アスリートのスティフネスとコンプライアンス(人体器官におけるスティフネスの大きさとスポーツパフォーマンスの様々なパラメータの間には、強い相関関係が存在するとされている)

Zatsiorsky&Kraemerは腱のスティフネス(剛性)は一定であるが、一方で筋のスティフネスは可変的であり、発揮された力に依存的である(受動的な場合は伸展し、能動的な場合は硬直する)と説明しています。 特にプライオメトリックスなどのトレーニングにより、…

デプスジャンプ(デプスジャンプはプライオメトリックエクササイズの1種目で、筋や腱にエネルギーを蓄えるために、特に位置エネルギーと重力を利用する運動になる)

デプスジャンプはプライオメトリックエクササイズの1種目で、筋や腱にエネルギーを蓄えるために、特に位置エネルギーと重力を利用する運動になります。 DJを行う際は、アスリートは高さのあるボックスから踏み出して着地し、伸張性筋活動を真っ直ぐ上方へ向…

統合的神経筋トレーニング(INT:integrative neuromuscular training)

青少年における傷害の発生頻度を直接低下させることを目的とした統合的神経筋トレーニング(INT:integrative neuromuscular training)プログラムはスポーツ関連傷害に伴う神経筋のリスク因子を修正できることが示されています。 青少年、および若年アスリート…