Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

ベンチプレス

自重トレーニングの漸進(自重トレーニングは、伝統的なウェイトトレーニングと同様に、コンディショニングの効果的な手段であり、適切に操作すれば、体力とスタミナの両面で有益な効果が得られる)

自重トレーニングの最大の欠点のひとつは、経験を積んだ人には易しすぎ、初心者には難しすぎるという印象をもたれるところにあります。 自重の2倍近い負荷でベンチプレスを行える人にとって、プッシュアップは非常に簡単なエクササイズに思えるかもしれませ…

限界まで追い込むトレーニング(失敗するまで追い込まないトレーニング群に比べて失敗するまで行うトレーニング群では、トレーニング後の6RMベンチプレスの筋力と40kgベンチスローの平均パワーの向上が有意に大きかったことを報告している)

一流のジュニアアスリートを対象として、6週間の上半身トレーニングプログラムを実施した別の研究もあります。 研究では、6RMベンチプレスにおける筋力と6RMベンチスローにおけるパワーに対して、失敗するまで行うトレーニングと失敗まで追い込まないトレー…

肩の外旋可動性(プレス動作(ベンチプレスなど)ばかりを行なうアスリートには、肩の外旋不足はよくみられ、外旋が不十分であると肩のインピンジメントを引き起こす)

オーバーヘッド動作を行なうアスリートにとって、肩の外旋可動性(SERM:shoulder external rotion mobility)が問題になることは滅多にありませんが、長時間座って過ごすアスリートや、筋のバランスを確実に保つためのプル動作をほとんど、あるいは全く行わず…

平均のエクササイズRPEとセッションRPE(セッションを構成する要素のうち、純粋にリフティング要素のみ(RPE-LO)の評価も行われ、その結果、70%および90%強度において、セッションRPEはRPE-LOより有意に低くなった)

セッションRPE値と、各エクササイズの平均RPE値との比較では、興味深い結果がでており、Dayらは、5種目のエクササイズ(ベンチプレス、バックスクワット、オーバーヘッドプレス、バイセップスカール、およびトライセップスプッシュダウン)について、各エクサ…

活動後増強(PAPとは、筋収縮の後に発揮能力が即時的に増大する現象であり、『コンプレックストレーニング』の前提条件である)

コンプレックストレーニングのメカニズム CT(コンプレックストレーニング)において、厳密にどのような生理学的メカニズムが即時に作用しているのかは完全に解明されていませんが、CTの低強度エクササイズにおける発揮パワーの増大は、PAPが引き起こしている…

主働筋-拮抗筋ペア(拮抗筋群の相反抑制を増強させると神経作用によって力発揮がいくらか向上するのであれば、拮抗筋群を対象的に鍛える方法は、発揮パワーの向上にも有効な可能性がある)

CTと主働筋-拮抗筋ペアセット CTとは、高強度レジスタンスエクササイズの後にバイオメカニクス的に近い動作パターンの低強度エクササイズを行い、PAPを引き起こすものになります。 これに対して、一部の研究は、主働筋-拮抗筋ペアセット(Agonist antagonist …

コンプレックストレーニングの即時的効果に関する研究(CTの実行に際して考慮すべき非常に重要な要素は、コンプレックス内の休息時間(Intracomplex rest interval:ICRI)、すなわち高強度エクササイズと低強度エクササイズの合間の時間になる)

コンプレックストレーニングと爆発的動作 CTの実施と、それが後に続く様々な爆発的動作の発揮パワーを増大させる能力について、複数の即時的な研究が行われています。 研究に用いられた爆発的動作は、CMJ、デプスジャンプ、メディスンボールパワードロップ、…

失敗するまで行うトレーニングとパフォーマンス(失敗するまで行うトレーニングとは、疲労のためにスティッキングポイントを超えてリフトできなくなるまで筋活動(連続的レップ)を行うこと)

PRO:賛成意見 失敗するまで実施するトレーニングは筋力、筋サイズ、筋持久力を向上させるために広く利用されているトレーニングになります。 失敗するまで行うトレーニングとは、疲労のためにスティッキングポイントを超えてリフトできなくなるまで筋活動(連…

レジスタンストレーニングと肩の傷害(RT集団において、通常のエクササイズ中の不適切な肩のポジションが原因で肩の傷害が起こることは、研究により十分に裏付けられている)

不適切な肩のポジションが原因で起こる傷害 RT集団において、通常のエクササイズ中の不適切な肩のポジションが原因で肩の傷害が起こることは、研究により十分に裏付けられています。 Grossらは、RT参加者20名を対象に、肩前部における不安定性のサンプル調査…

レジスタンストレーニングにおける肩関節不安定症と脱臼(肩はハイファイブポジション(臨床環境では「不安定肢位」と呼ばれる)で関節が外れることが多く、ハイファイブポジションが必要なエクササイズにおいて重い負荷を用いることにより、肩関節の脱臼を起こしやすくなる可能性がある)

レジスタンストレーニングと肩の不安定性 RT集団では、肩甲上腕関節における肩前部の不安定症が確認されています。 ベンチプレス、ビハインドネック・プルダウン、ミリタリープレス、チェストフライなどの一般的なエクササイズ中の不適切な姿勢により、RT集…

レジスタンストレーニングと肩鎖関節の傷害(鎖骨遠位の骨融解はいわゆる「ウェイトリフター肩」としても知られ、肩鎖関節の離開、肋軟骨下の疲労骨折、肩鎖関節を形成する鎖骨遠位における骨の融解などを特徴とする)

肩鎖関節の傷害とトレーニング 肩鎖関節には上肢RTの過程で増加した負荷がかかるため、鎖骨遠位の骨溶解といわれる症状が起こりやすくなります。 鎖骨遠位の骨融解はいわゆる「ウェイトリフター肩」としても知られ、肩鎖関節の離開、肋軟骨下の疲労骨折、肩…

レジスタンストレーニングに起因する肩関節複合体の傷害(疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及ぶ)

肩関節複合体の負傷 疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及びます。 Keoghらは、オセアニア地域のウェイトリフティング選手(n=101)の調査を行ない、傷害パターンを調べた研究によると、肩関節複合体は報告された…

コンプレックスペアに用いるエクササイズの選択(筋力エクササイズには、デッドリフト、スクワット、ベンチプレスまたはインクラインベンチプレス、およびスタンディングロウが用いられ、それに対応する爆発的なプライオメトリックエクササイズが組み合わされた)

コンプレックストレーニングエクササイズの選択肢 [table id=111 /] 上記の表はコンプレックストレーニング(CT)に用いたエクササイズの選択肢になります。 オフシーズンは回復かそれとも準備か?(プレシーズンへ向け、筋サイズや筋力の低下、筋の動員パター…

一酸化窒素(NO)生合成の律速因子とは(多くの製品に含まれる糖質は何らかの効果を及ぼす可能性がり、なぜならば糖分を摂取するとインスリンが増加し、インスリンは血管拡張をもたらすことが示されている)

NOとピークパワー出力 2006年にCampbellらによって公表されたレポートによると、偽薬群と比べた際、ベンチプレスの最大挙上重量(1RM)とWingateサイクルテストのピークパワー出力のわずかな向上が認められました。 この実験では、被験者は8週間にわたって1日…

シトルリン(L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であるとされ、その効果は、栄養やホルモン、酸素などの運搬を促進するだけではなく、アンモニアのような廃棄物を除去する)

主要効果 興味深いことに、分析したMIPSのサプリメントの60%に血管拡張効果のある混合成分としてシトルリン類が含まれていました。 L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であると思われます。 その効果は、栄養やホルモン、…

パフォーマンスにアップに役立つMIPS(筋力やパワーなどに及ぼすパフォーマンスの改善は、通常、わずか4種類の主要成分、すなわちクレアチンモノハイドレート、βアラニン、カフェイン、そして分岐鎖アミノ酸(BCAA)に因るとされる)

エルゴジェニックサプリメント 若年アスリートの間では、MIPSなどのエルゴジェニックサプリメントの定期的な摂取が、2010年以降、64%も増加しました。 市販のMIPSの増加とアスリートによるこれらの製品の増加にもかかわらず、それらの製品が筋力やパワーなど…

筋骨格系能力が健康増進に果たす役割(握力、ベンチプレス、およびスクワット/レッグプレスが、様々な健康指標に関連する最も一般的な筋力尺度となっている)

青少年における健康指標および測定結果 近年の文献レビューから、MSF(筋骨格系能力)の諸要素と、青少年における健康指標および測定結果との間には、正の相関関係があることが明らかになっています。 これらのレビューでは、MSFトレーニングがもたらす多くの…

ベンチプレステスト(安全性の配慮から、フットボール以外の競技では、3RM値から1RMを推定する方法が推奨される)

ベンチプレステスト ベンチプレスは、上半身の筋力の普遍的なテスト法になり、アスリートには馴染みが深く、指導と実施も容易になります。 安全性の配慮から、フットボール以外の競技では、3RM値から1RMを推定する方法をとり、フットボールでは、3RMと1RMの…

ストラクチュラルエクササイズと代替エクササイズ(スクワットやデッドリフトなどのストラクチュラルエクササイズでは立位で脊柱にストレスがかかるが、レッグプレスではそれが実施できない)

スクワットとベンチプレスの代替エクササイズ スクワットとベンチプレスの代替エクササイズとしてレッグプレスとチェストプレスがあります。 レッグプレスでは、下肢筋群をトレーニングすることができますが、それと同時に体幹を一緒に使うコーディネーショ…

クロール泳におけるIAP:腹腔内圧(水泳時の腹腔内圧は%maxIAPをみると、最も速い1.4m/sであっても13.7±2.7%であり、変化量も2.3±0.6kPaであった)

クロール泳におけるIAP(腹腔内圧) 最大下努力泳のIAPを最初に測定した報告では、全米学生選手権に出場できる程度の泳力をもつ7名の男子学生(身長1.71±0.05m、体重63.4±3.7kg)を対象とし、この実験は、流水プールを用いて行っているため、泳者の移動を伴わな…

活動後増強とピークパワー(活動後増強効果は筋力レベルと相関しており、筋力の高い選手は筋収縮の増強効果が大きいだけではなく、疲労の度合いも大きい)

PAPのピークパワー測定 プライオメトリックプロトコルに関しては、特異的なエクササイズは下半身ではタックジャンプ、上半身ではクラッピングプッシュアップ(膝を床について)をどちらもセット間に1分間の休息を挟んで、最大連続レップ数を5として3セット実施…

活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)因子とは(プレコンディショニングプロトコルと実際のパフォーマンスの間に設けられる回復時間や、アスリートのトレーニングステータス、能力、性別など)

活動後増強(Post Activation Potentiation:PAP) 活動後増強(Postactivation Potentiation:PAP)とは、前もって行う高強度筋活動がもたらす筋力とパワーの増大とみなされています。 過去10年間、この現象はコンプレックストレーニングの実施を通じて、大多数…

グリップ幅とグリップの向きが筋活動に及ぼす影響(バックスクワットではナロウスタンスよりもワイドスタンスのほうが大殿筋の筋活動が297%大きくなり、さらに深く行うにつれて大殿筋の貢献度が増大した)

グリップ幅やグリップの向きが筋に与える影響 特定の筋群を集中的にトレーニングしたり、運動を競技的特異的なものにしたりするために、しばしばグリップの向き(スピネイティッド、ニュートラル、プロネイティッド)やグリップ幅が変更されます。 バックスク…

人が効率よく速く走るためには(複合関節動作は、各関節にかかわる多くの筋が協調(コーディネーション)して働くことにより円滑に動作が遂行され、単一の筋では不可能な大きな力を発揮することが可能になる)

[caption id="attachment_17608" align="alignnone" width="569"] Julien_Benhamou___Opera_national_de_Paris-Decadance---Ohad-Naharin---Andrea-Sarri--Heloise-Jocqueviel---c--Julien-Benhamou---OnP-DSC_8856.JPG[/caption] 単関節運動と複合関節運動…

プッシュアップのバイオメカニクス(プッシュアップの能力と、ベンチプレスのレップ数(挙上重量を体重比で示す)との間には、高い相関関係が存在する)

プッシュアップとは プッシュアップ(腕立て伏せ)は、上半身の筋力、パワー、および局所的筋持久力を向上させる目的で広く利用されています。 プッシュアップの負荷は個人の体重と各部位の長さによって制限されるものの、バイオメカニクス的に多様な実施方法…

βヒドロキシβメチルブチレートと無酸素性運動(ロイシンの代謝産物であるHMBは骨格筋の損傷修復のスピードを速め、レジスタンストレーニング後の筋力やパワーおよび筋肥大を増大させる)

ロイシンとHMB すでに論じていられるように、ロイシン(BCAA:分岐鎖アミノ酸)には抗異化作用があり、骨格筋の損傷に対する防護効果をもつことが知られています。 この抗異化作用には、ロイシンの代謝産物であるHMBが大きく寄与していると仮定されており、HMB…

パワーはオーバーハンドスローイングアスリートにおいて最も向上させたい変数であり、この変数は投球速度につながる

パワーとは パワーとは仕事率のことであり、力×速度、あるいはスピードと筋力の積と定義されます 。 ※パワーの同意語としてスピード筋力という言葉を用いることがあります。 パワーはオーバーハンドスローイングアスリートにおいてストレングスコーチが向上…

野球選手におけるオフシーズンからプレシーズンへのトレーニング(筋力と爆発力をともに訓練するエクササイズを組込まなければならない)

Kennの段階システム(Tier System)「3×4+」 野球のような競技のトレーニングプログラムデザインを行う際は、Kennの段階システム(Tier System)「3×4+」を利用します。 ※「3×4+」とは、週3回のワークアウトに、4つの段階(ブロック)を設けそれに加えてポ…

ジャーマンボリュームトレーニング(GVT)ワークアウト(アスリートが除脂肪体重と筋肉量を増やす上で効果的なトレーニング法)

レジスタンストレーニングと筋の成長と肥大 レジスタンストレーニングは、コーディネーションや安定性の向上、筋肥大、最大筋力の増大、パワーや筋持久力の向上など、目的により達成される結果は異なります。 そのうち、筋の肥大や成長は、多くのトレーナー…

筋力を最大化するためのパワートレーニング(最大筋力を発揮する能力とパワーを発揮する能力とは、互いに異なる能力であることを考慮する)

トレーニング概念 一般にパワーリフティングのルーティンでよくみられる方法は、筋力パフォーマンスを向上させるためにパワーの向上に重点を置きます。 筋パワーの低下は、バックスクワットおよびベンチプレスの挙げる動作局面の序盤、デッドリフトのリフト…