Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

上腕二頭筋

投球時の肘関節内側部における外反モーメントと内反モーメント(投球中の外反モーメントは120Nmで、UCL(肘内側側副靱帯)の損傷は34Nmで報告されている為、肘内側の主要な動的スタビライザーの筋力、および持久力が野球肘予防には重要になる)

投球のたびに肘関節内側部の開口に反応して、内側開口を引き起こす外反モーメントに抵抗する内反モーメントが肘関節内側全体に発揮されます。 内反モーメントは引張応力を軽減し、肘関節外側周辺の圧迫を抑制し、ボールをリリースするまで前腕、手、ボールの…

グリップの向きによる筋活動の違い(プルアップでは、スピネイティッドグリップ(45±22%最大随意等尺性筋活動:MVIC)よりもプロネイティッドグリップ(56±21%MVIC)のほうが、僧帽筋下部の筋活動が大きくなる)

グリップの向きによる筋活動の違い Youdasらによると、プルアップでは、スピネイティッドグリップ(45±22%最大随意等尺性筋活動:MVIC)よりもプロネイティッドグリップ(56±21%MVIC)のほうが、僧帽筋下部の筋活動が大きくなりました。 また、360°回転が可能な2…

人工逆肩関節手術法と意義(肩関節内の回転の中心をより内側に寄せることになり、遠心的に三角筋の活動を増加させ、上腕を頭上に挙上できるまでに機能を改善する)

人工逆肩関節置換術の方法 人工逆肩関節置換術(rTSA:Reverse Total Shoulder Arthroplasty)を行う場合、様々な人工装具のデザインと手術法があります。 用いる技術や装具の形態にかかわらず、rTSAは劇的に痛みを軽減し機能を高めること、特に可動域の改善…

肘関節屈筋群の伸張と伸張性筋活動エクササイズの組み合わせ(外反伸展の過負荷を減少させ、肘頭骨棘形成、インピンジメント症候群や離断を防ぐ)

肘関節屈筋群の伸張性筋活動エクササイズ 肘関節屈筋群の伸張と伸張性筋活動を組み合わせることにより、投手を外反伸展の過負荷(VEO:Valgus Extension Overload)から保護できます。 VEOは、肘関節外反トルクの安定化が不十分で、投球腕の加速がピークに達し…

ローテーターカフの疾患(肩甲骨外転を伴う肩甲上腕関節の最大外旋位は上後部における棘下筋と棘上筋の圧迫により内部インピンジメントを引き起こす)

ローテーターカフの疾患 ローテーターカフ(腱板)の疾患を引き起こすのは主に棘上筋になります。 棘上筋の役割は、肩の軽度の外旋トルクをかけながら圧迫し、外転させることになり、そのため、ローテーターカフに疾患が生じると、肩の外転動作における疼痛や…

運動単位(運動ニューロンが興奮すると、運動単位に含まれるすべての筋線維が収縮)

筋線維を支配する運動神経細胞(運動ニューロン:Motor Neuron)は脊髄にあり、運動ニューロンから出た神経線維は、幾重にも分岐し筋線維に到達します。 一つの運動ニューロンと、それを支配する一群の筋線維をまとめて運動単位(Motor Unit)といい、ある…

野球施術・野球肩の評価・カウンセリング(投球障害肩の4つのパターン)

投球障害における主訴のほとんどは投球時に発生する痛みであり、そのほとんどは肩甲上腕関節がzeroポジションから外れた時に発生します。 投球障害肩に対して十分な施術効果を上げるためには、原因となる個々の部位を対象とした正確な評価、施術技術が不可欠…

生理学的観点からの筋線維の配列の違いと筋収縮速度

筋の形状には、筋線維の走行や筋頭の違いから次のような種類があります。 紡錘状筋 筋線維の走行方向が筋の長軸上に(腱と平行)沿っており、中央部(筋腹)が太く、両端が細い紡錘状になります。 例:上腕筋など 半羽状筋 筋の片側にのみ腱があるもので、筋…

MMTや筋力トレーニングでの等張性筋収縮と疑似等尺性運動とは

等張性筋力トレーニング(isotonic exercise) 水の入ったバケツを床から台の上に持ち上げようとする時、上腕二頭筋は等張性筋収縮を行ないます。 等張性筋収縮とは関節運動を伴いますが、負荷は一定のものであることが条件になります。 https://nakajima-bo…

野球施術・野球肘の疼痛における解剖学的機能評価

内側部の疼痛の機能評価 関節としては椀尺関節に起因する痛みが出現します。 骨性には、変形、骨棘、内側側副靭帯の石灰化などによって痛みが出現します。 靭帯性には、内側側副靭帯の損傷による痛みが考えられ、外反ストレステストや荷重テストにより疼痛が…