Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

休息

サッカーにおける最大スピードの分析(Jullienらによると、若年の成人男性サッカー選手の10mスプリントの平均タイムは1.85秒になる)

最大スピードの分析には様々なテストが利用されていますが、20~40mの直線距離をスプリントさせることが多くなります。 加速力を考慮する必要がない場合は静止スタートで測定されますが、これはフィールド競技の動作に特異的ではないため、最大スピードは「…

サッカー選手の間欠的運動能力の発達とその評価(近年ではBangsboによって開発されたYo-Yoテスト、その中でもYo-Yo Intermittent Recovery(Yo-Yo IR)テストが世界的に広く利用されるようになってきている)

サッカー選手の間欠的運動能力を評価する上では、休息を挟みながら高強度運動を繰り返すタイプの、サッカーに特有なテストが必要になります。 これまでに、このような目的で様々なテストが開発され利用されており、日本ではブルガリアンシャトルラン、VMAな…

スポーツにおけるパフォーマンスと疲労耐性(神経筋の疲労はスポーツ傷害の大きなリスク因子のひとつとみなされている)

スポーツにおけるパフォーマンスの成功の鍵 チームスポーツやラケットスポーツにおけるパフォーマンスの成功の鍵は、高強度の運動を反復する能力を発達させることですが、それは疲労のマイナス効果を減じるために、神経筋系と心肺系の効率を高めることによっ…

ケトルベルの安全性(ケトルベルによる最大心拍数(HRmax)の少なくとも76%に達する活動は、心臓血管系の健康向上に利益をもたらす「活発な」エクササイズに分類される)

ケトルベルとは ケトルベルは、広く活用されてい用具で、筋力、パワー、持久力の向上のためにしばしば推奨されます。 YouTubeで「Kettlebell training」と入力すると10万本以上の関連映像が出てきます。 対照的に、National Library of Medicine(米国国立医…

失敗するまで行うトレーニングを否定する意見(疲労が増すにつれて、速度(素早いパワー出力)の低下やテクニックの低下を招き、傷害リスクを高めるからであり、パワー向上が目的である場合は、すべてのエクササイズがある負荷(30~70%1RMなど)の最大下レップ数(例えば1~6など)で実施されるべきである)

トレーニング計画とコンディショニング トレーニング局面のプレシーズンとインシーズン中は、ストレングス&コンディショニングコーチがアスリートに費やせる時間は限られています。 そのような場合、レジスタンストレーニングの処方は最大の成果が得られるよ…

失敗するまで行うトレーニングの反対意見(失敗するまで行うトレーニングを組み込むことは、疲労とその後の回復時間を増大させて、優先順位の高い他のコンディショニングドリル(プライオメトリックトレーニングなど)や競技特異的ドリルの練習効果を低下させる可能性がある)

トレーニングと変数 レジスタンスエクササイズの処方には複数の変数操作が含まれます。 American College of Sports Medicine(アメリカスポーツ医学会)では、主な変数として筋活動様式、負荷、量、エクササイズの選択、エクササイズ順序、セット間の休息、筋…

運動学習法としての集中法と分散法(疲労は、反応時間やコーディネーション能力、運動の緻密さや筋出力など低下させ、筋の衝撃吸収能力をも減退させるため、肉離れなどの傷害を誘発させる)

集中法と分散法 運動学習法として、分散法と集中法が提唱されています。 分散法は、短い休息を挟みながら練習を行う方法であり、一方、休息を入れずに連続的に練習を行うのが集中法になります。 スキルを獲得し、競技パフォーマンスを向上させるためには、「…

ウェイトリフティングの各種バリエーション(パワースタイルのバリエーションは、テクニックの向上、プラトーの回避、運動パターンの単調さによって生じるオーバートレーニングの症状を避ける目的で用いる)

種目、負荷、レップ、セット、休息時間 本質的に、レジスタンストレーニングのワークアウトを作成する際に考慮するべき変数が5つあり、エクササイズ種目、負荷、レップ数、セット数、そして休息時間になります。 パフォーマンスの基礎となる身体特性の向上に…

筋の適応の最大化と有酸素性運動(有酸素性代謝は、常にエネルギーの産生に貢献している(30秒間の短いスプリントでは20%))

レジスタンストレーニングと有酸素運動 Lundbergらの研究では、6時間の休息を挟んでレジスタンストレーニングとサイクリングエクササイズを行うと、筋機能は損なわれず、またレジスタンストレーニングを単独で実施した場合よりも筋全体のサイズを増大させま…

レジスタンスサーキットトレーニングの身体の適応(運動中における身体の最大酸素摂取量の上昇、疲労困憊に至るまでの時間の遅延、安静時血圧の低下、筋力の向上、血中コレステロール濃度と血中ホルモン濃度の変化が起こる)

レジスタンスサーキットトレーニングの適用 レジスタンスサーキットトレーニング(RCT)が健康と体力にもたらす適用として、VO2max(運動中における身体の最大酸素摂取量)の上昇が一部にみられるほか、疲労困憊に至るまでの時間の遅延、安静時血圧の低下、…

ローテーターカフの疾患(肩甲骨外転を伴う肩甲上腕関節の最大外旋位は上後部における棘下筋と棘上筋の圧迫により内部インピンジメントを引き起こす)

ローテーターカフの疾患 ローテーターカフ(腱板)の疾患を引き起こすのは主に棘上筋になります。 棘上筋の役割は、肩の軽度の外旋トルクをかけながら圧迫し、外転させることになり、そのため、ローテーターカフに疾患が生じると、肩の外転動作における疼痛や…

カフェイン摂取により筋肉痛・炎症を抑制し回復を促す(筋肉の最大収縮における疼痛を有意に軽減、炎症時に分泌されるアデノシンをカフェインがブロックすることで疼痛が軽減される)

機能性食品および飲料 機能性食品または飲料の一般定義は、「それが元来もたらす以上の生理学的利益を不可された」製品ということになります。 そのため、例えば何も、加えていないオレンジジュースは普通の飲料ですが、植物コレステロールを加えた、オレン…

筋肉内の酸性化は疲労にどれだけ影響するか?(筋肉内のph{乳酸、水素分子}と筋張力低下の関係)

疲労には様々な種類がある 運動中の疲労、運動後の疲労、そして日常生活の疲労など、これらの疲労がすべて一緒に捉えられ、その原因の一つとして「乳酸」が挙げられている場合が目につきます。 http://nakajima-bonesetter.com/blog/post-5926

野球肘の危険因子:オーバーユース(骨格的に未成熟なアスリートは、成長軟骨を有するためにオーバーユースを起こしやすくなる)

野球選手と肘の障害 野球肘は若年者の野球においてよくみられるオーバーユース障害になります。 オーバーユースは肘内側に外反ストレスがかかることにより生じ、骨格的に未成熟なアスリートは、成長軟骨を有するためにオーバーユースを起こしやすくなります…

野球施術:疲労の管理(プロの先発投手の登板スケジュールは、投手の神経系、筋系、免疫系、および代謝状態に加えられる生理学的ストレスからの回復を図るために、5日間の競技休息をとる事を前提に組まれている)

疲労と回復 疲労の管理 S&Cおよび投球プログラムの作成において、疲労の管理が非常に重要になります。 投球練習の前に投手を疲労させると、身体と四肢の加速と減速能力における機械的効率に影響を及ぼします。 プロ野球では先発投手が4人~5人へ変化したこと…

睡眠と脳(睡眠不足は交感神経活動の亢進とともに血糖調整機能の低下、食欲抑制作用レプチンの分泌量が低下)

睡眠 動物は活動と休息を繰り返しています。 昼行性の動物は日中、夜行性の動物は夜間に主として活動しています。 動物の中で人は特に「睡眠」は大きな2つの「睡眠と覚醒の持続性」「眠りの深度を有している」という特徴を有しています。 筋肉をつけるため…

無酸素性トレーニングの生理学・生化学的効果(ATP-PCr系・乳酸系への影響)

一口にトレーニングの「強度」「継続時間」「休息時間」により効果が異なります。 「フォスファゲン系(ATP-PCr系)」は疲労困憊にいたる供給時間の短いエネルギー供給機構であり、「速い解糖系(乳酸系)」は比較的長く速いエネルギー供給機構の2つに分け…

成長ホルモン・成長因子(IGF-I)の安静時・トレーニング後の1日分泌量を増加させるには

成長ホルモン 下垂体から分泌されるペプチドホルモンで、血中濃度は日内変動は極めて大きいです。 役割として「筋や骨の成長を促す」「体脂肪を減らす」「免疫機能を高める」など健康の維持機増進面でも重要なホルモンです。 その分泌は間脳の視床下部による…

高強度トレーニング時に分泌されるテストステロン(性ホルモン)が男女の性別差での有意差とは?

性ホルモン トレーニングに特に影響のある性ホルモンとしてテストステロンがあり、筋のタンパク合成を促します。 テストステロンは男性は精巣から分泌されますが、女性は微量(男性の約1/20)が副腎皮質から分泌され、その前駆体であるアンドロステンジオン…

パワーを増大させるトレーニング・レジスタンストレーニングとコンプレックストレーニング

レジスタンストレーニング レジスタンストレーニングはプライオメトリックトレーニングと比べて、パワー強化において上回りはしないにせよ、同程度に効果的であると判断されています。 ウエイトリフティングのリフト、すなわちクリーンとスナッチは、無酸素…

アスリートの為のスポーツ栄養学/必要なエネルギー源となる栄養素を必要量摂取すること

選手個々の1日のエネルギー必要量 アスリートはトレーニングプログラムに必要なエネルギー源となる栄養素を必要量摂取することが重要になります(筋グリコーゲンの貯蔵量を回復させることを目的に、適切な糖質摂取を行うべきでトレーニングでのエネルギー必…