Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

体幹

脊椎屈曲エクササイズと柔軟性(脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高め、向上した柔軟性は、結合組織の強度の増加、神経筋コーディネーションを改善する)

脊椎の屈曲エクササイズは脊椎の機能的な柔軟性を高めるのに役立ち、それが腰痛(LBP)の発生を減らす可能性があります。 多数の研究により、矢状面での脊椎の柔軟性不足がLBPの発症増加に関連していることが明らかになっています。 レジスタンスエクササイズ…

プッシュアップのバイオメカニクス(大胸筋は水平屈曲動作における主働筋であるため、肘を開くと筋の長さ-張力関係が向上する)

標準的なプッシュアップ(腕立て伏せ)は膝関節、股関節、骨盤、脊椎を硬化(Stiffening)させて、身体を頭から足まで真っ直ぐに保ち、肩と肘を屈曲、伸展させて身体を上下させる必要があります。 肩甲骨は内転、または外転させて、肩関節の動作を手助けします。

子供の姿勢に対する運動の効果(近年、抗重力筋の緊張に重要な役割を果たすセロトニン神経の活性低下が報告されている)

子どもの姿勢と体幹筋力 子供の姿勢が「ちょっと気になる」「どこかおかしい」と保育・教育現場の教員の多くが感じており、この問題のひとつに体幹筋力の低下があります。 重力に抗して姿勢を保持するには背筋力をはじめとした抗重力筋の緊張が必要になりま…

脊椎の屈曲は椎間板損傷をもたらすか?(エクササイズによって椎間板損傷が起こるのは、疲労が適応によるリモデリングの速さを上回った場合であり、その際の圧縮負荷が約2,000Nである)

脊椎のバイオメカニクスとその椎間板の病理への影響を説明するために、動物や人のin vivo(生体内)試験やin vitro(生体外・ガラス器内)試験、さらにコンピューターを利用したシミュレーションモデルなど様々な研究が行われてきました。 特にin vitro研究では…

椎間板の組織修復とオーバーユース(椎間板は血管が少なく、代謝産物の運搬レベルも低く、他の骨格組織に比べリモデリング、回復に多くの時間が必要である為、健全なコア強化のルーティンは、各トレーニングセッションで60レップを超えるべきではないとされている)

遺伝的要因が椎間板の変性に非常に大きな影響を及ぼすため、脊椎の回復能力を超えない範囲で軟部組織を強化する適応をもたらすために十分な量、強度、頻度を正確に知ることは困難であり、組織への力学的負荷には健康な椎間板の維持を容易にする「安全な範囲…

脊椎の運動力学の日内変化が及ぼす影響(起床後わずか30分で、椎間板は1日の高さの54%を失い、1時間以内に水分の90%が失われる)

睡眠中は椎間板にかかる負荷は減少し、より多くの液体が吸収され、椎間板の体積は増加します。 その後、液体は脊椎への負荷がかかるにつれて1日を通じて排出され、早朝の椎間板内の圧力は就寝前より240%高く、親水性により、またクリープ(負荷による変形の…

慢性的背部痛に対する脊椎トレーニングプログラム(異常な運動様式は、グルートアムネシア(Gluteal amnesia:殿筋群を適切に動員できなくなった状態)として知られている)

コントロールと持久力が伴っていない場合、完璧なフォームで筋力発揮を繰り返し行うことができないリスクが高まります。 さらに興味深いことに、多くの「問題を抱えた背部」(繰り返し発症する慢性背部疾患)と無症状の対照群との差が、背部の筋力や可動性以外…

脊椎屈曲エクササイズの利点(脊椎の屈曲は椎間板後部の厚さを37%減少させるため、椎間板後部全体へのグルコースの十分な供給が保証され、小さな溶質の拡散と大きな溶質の流入が増加する)

ダイナミックな屈曲エクササイズが、実際、脊椎に有意な障害リスクを課さないとしても、それらのエクササイズを行うことは、スタティックなエクササイズを行う以上の潜在的利益をもたらすのか、という疑問に対して確認できる研究報告があります。 第一に、脊…

男女の水泳時における腹腔内圧の比較(女子の絶対的な筋力は、男子の3分の2程度であり、特に体幹部では男子の63.8%になる)

泳速度、ストローク頻度(SR)、ストローク長(SL)、随意最大IAP(腹腔内圧)、水泳時のIAPおよび%maxIAPを示したものであり、最大努力泳(女性)と最大下努力泳(男性)におけるIAPを比較したものになります。 泳速度および性別が異なるために、単純に比較することは…

固有感覚と爆発力(アイソメトリック:等尺性における安定性の優れた基礎が構築されていると、動作の必要性が生じた場合に、固有感覚、すなわち動作を伴う関節安定化の作用によって、より素早く効率的な反応が調整される)

アイソメトリック(等尺性)な安定性の優れた基礎が構築されていると、動作の必要性が生じた場合に、固有感覚、すなわち動作を伴う関節安定化の作用によって、より素早く効率的な反応が調整されます。 固有感覚を向上させることで、関節とその支持機構の過小活…

クランチによる筋肥大と伸張性筋収縮(伸張性エクササイズは筋のより大きな損傷を伴い、乳酸、水素イオン、無機リン酸などの代謝産物が増加することにより、筋肥大が誘発される)

クランチとそのバリエーションは、他のコア(体幹)の筋群よりも腹直筋に特に的を絞ったエクササイズであることが知られています。 McGillによると、クランチのバリエーションは腹直筋の最大随意収縮(MVC)の約50%を活性化ましたが、これに対して、外腹斜筋、…

矯正、施術目的のコアエクササイズ(慢性的な背部痛があると、殿筋が股関節伸展筋として働くことを妨げ、ハムストリングスを殿筋の代用として股関節を伸展させようとする)

適切なコレクティブエクササイズを作成する第一段階はすべての不安定な動作および運動パターンを特定することから始まります。 最初にエクササイズを行う際は、誘発試験とみなし、推測される実用的な診断の範囲内で各エクササイズを検討し、それらのエクササ…

クロール泳におけるIAP:腹腔内圧(水泳時の腹腔内圧は%maxIAPをみると、最も速い1.4m/sであっても13.7±2.7%であり、変化量も2.3±0.6kPaであった)

最大下努力泳のIAPを最初に測定した報告では、全米学生選手権に出場できる程度の泳力をもつ7名の男子学生(身長1.71±0.05m、体重63.4±3.7kg)を対象とし、この実験は、流水プールを用いて行っているため、泳者の移動を伴わないもので、泳速度の範囲は、1.4m/s…

動的安定性(動的な安定性は、体性感覚(特に固有感覚)と視覚および前庭系から得た感覚情報の正確な機能に大きな影響を受ける)

動的安定性を改善するためのトレーニングを行う際、3つの漸進領域について、最新の研究では説明されています。 それは、静的バランス、動的バランスおよび動的安定性になります。 静的バランスは静止した基底面と静止した支持サーフェス上に重心を維持する能…

コアの安定性とスピードトレーニング(剛性をもたらすスーパースティフネスの収縮から素早く解放され、弾性が生まれる瞬間に最高のスピードが生まれる)

スピードトレーニングにおいて興味深い例がみられます。 大抵の人は、筋力の向上を目的としたレジスタンスエクササイズを使ってスピードを鍛えますが、スピードの技術には通常、素早い弛緩速度も必要になります。 このような一見矛盾した事実は、次のことか…

体幹筋群と腹腔内圧(ドローインもブレーシングも、体幹筋群の協働的収縮を賦活化させることで腹腔内の圧力(IAP)を高め、脊柱を安定させる)

体幹部の、特に腰仙部の脊椎付近にある筋群はローカル筋群とグローバル筋群とに分類されており、ローカル筋群のうち腹横筋および多裂筋は脊椎安定のためのスタビライザーとして役割を果たし、腹直筋や脊柱起立筋などのグローバル筋群は脊椎の運動とトルクを…

高強度になると股関節の役割が増すのはなぜか?

Frostoらは、リフティングやスクワットなどの課題をより速い運動速度で行なう際、被験者は直立姿勢をとらずに、体幹の矢状面への傾斜を増大させ、股関節優位なパターンに移行することを指摘しています。 キネマティクス(運動学)のこのような変化は、対応する…

アンテリアおよびポステリアセラーぺ(ランニングから投球動作、バーベルを持ち上げる動作(例:デッドリフト)まで、あらゆる動作を実行する際に身体が用いる力発揮パターンを容易に追跡する手段となる)

アンテリアおよびポステリアセラーぺ(APS)は、身体運動においてパワーが全身を伝わることを説明する概念になります。 このモデルは、最初の螺旋状のセラーぺの概念を発展させ、上下半身の前面と背面まで含めたものになります。 斜め掛けのリボンのようなセラ…

コア筋群のスティフネスの調整(筋群は力発揮ならびにスティフネスの調整を行ない、この「調整」は基本的に、能動的な筋力と、その他の組織(靭帯、腱、および筋膜など)の弾性収縮力を組み合わせて利用することを可能にする)

投球動作におけるコアの働き コッキング期に股関節が反時計回りに回旋すると、アクセレーション期が開始され、貯蔵されたエネルギーが解放されます。 アクセレーション期において重要なのは、硬いコアによって、股関節から肩関節にパワーを最大限に伝達する…

体幹が身体の他の部位における運動能力を高める(股関節周辺の筋力が十分ではない選手でも、体幹の筋群が股関節の機能を補助し、その課題を行うことが明らかにされた)

運動を生み出す四肢の筋機能は、体幹の剛性を高めることにより、股関節により生成されたパワーはコアを通って一層効果的に伝達します。 コアは、腰椎と腹壁の筋群、背部伸筋群、および腰方形筋で構成され、さらに、コアを通り、コアと骨盤、脚部、肩、腕の連…

スクワットにおけるキューイングと補完(抵抗を刺激として用いた際にアスリートのテクニックが改善される場合は、神経筋の弱点が原因もしくは、課題の理解不足により制限されている可能性が高い)

指導者からの補完では、エクササイズパフォーマンスを改善するために、外部から身体的なサポートを与えます。 補完は、身体的なサポートを提供することにより、アスリートに適切なフォームを認識させ、適切なフォームがどのような感覚なのかを会得させてエク…

若年アスリートにおける脊椎の整合性(アスリートが不安定なサーフェス上で膝立ちで行うコアの安定性エクササイズは、深部組織の活性化とコアのバランスを効果的にトレーニングするために実施できる)

青少年アスリートのスポーツや日常生活の重要な点として、脊椎の整合性を確保することが挙げられます。 それには、タイプⅠ線維とⅡ線維の両方の筋線維を刺激しなければなりません。 したがって、静的(すなわち等尺性)と動的両方のエクササイズを経験できるよ…

身体前面および背面のセラーぺ:回旋動作のコア(競技動作において、大部分のパワーを生み出すのは股関節の筋群になり、このパワーは運動連鎖によって上へ向かい「硬く」なったコアを通じて腕に伝達される)

身体のコアはこの数十年間、多くの議論や論争の的となってきました。 研究者や施術家はこれまで、コアの機能について様々な理論を唱え、また様々なトレーニング方法を提案しています。 一部のグループは、脊柱を安定化して疼痛を抑える上で、例えば、腹横筋(…

脊椎系の機能とコア(体幹)トレーニング(上肢および下肢動作中、上肢および下肢の筋が活動する前に、「腹横筋」が先行して活動する)

理論的には、コアトレーニングはパフォーマンスを向上させ、障害を予防し、腰椎の損傷を治癒するために行われます。 McGillによると、「よく鍛錬されたCoreは至適パフォーマンスと障害予防に欠かせない」と言われています。

体幹の機能不全と女子アスリートの前十字靭帯損傷リスク(コア機能不全の不均衡は、大腿部の高さ不均衡(ジャンプのピーク時)、ジャンプ間の休止、着地場所の不一致がみられる)

コアの機能不全とは、体幹の慣性要求と、それに抵抗するコアの制御やコーディネーションの不均衡と定義されます。 体幹と下肢の機能に関しては、身体のコアを、動的課題中の下肢アライメントと負荷の重要な調節器とみなされています。 体幹と腰部のスタビラ…

自重トレーニングの漸進(自重トレーニングは、伝統的なウェイトトレーニングと同様に、コンディショニングの効果的な手段であり、適切に操作すれば、体力とスタミナの両面で有益な効果が得られる)

自重トレーニングの最大の欠点のひとつは、経験を積んだ人には易しすぎ、初心者には難しすぎるという印象をもたれるところにあります。 自重の2倍近い負荷でベンチプレスを行える人にとって、プッシュアップは非常に簡単なエクササイズに思えるかもしれませ…

競技における加速と減速のバイオメカニクス上の差異(初期の力を吸収するメカニズムとしての役割があるため、減速においては脚の運動学がきわめて重要になる)

加速と減速が同じ場合、運動学的特性は明らかで、身体の身体の質量中心(COM)に対する四肢の位置が加速と減速との第一の違いになります。 ジュニア選手の障害予防プログラムの導入例(パワーポジションの確認、スクワット動作の習得、ジャンプから着地動作の習…

身体前面と背面を斜めに走る筋系(身体前面と背面のオブリークスリングと呼ばれる系の研究において、力が骨盤の前面と背面を交差するように伝わる)

初級の解剖学の授業では、通常アンテリアおよびポステリアオブリークシステム(身体前面と背面を斜めに走る系)について教えられます。 しかし、10年に及ぶ調査、およびVleemingやMyersといったコア/脊柱の専門家の言葉を聞いても、このアンテリアおよびポステ…

バックスクワットの体幹のポジション(アスリートが股関節屈曲角度が約120°に達する前に脊椎を曲げる場合は、大殿筋に停止する腸脛靭帯(IT)の後部線維に制限があるか、腰椎のコントロールが不足していると考えられる)

体幹のポジションの修正は、体幹の過度な屈曲および/または脊柱後弯(背中が丸くなる)に対処することが中心になります。 アスリートが体幹を過度に屈曲している場合、アスリートが姿勢を正すように「へそを真っ直ぐ前に向けなさい」または「体幹を真っ直ぐに…

傷害予防プログラムの共通要素(ジュニア選手においては、股関節屈曲を強調し、大殿筋を使って衝撃吸収することにポイントを置いてトリプルフレクションによる着地動作をしっかりと習得させることが非常に重要)

傷害予防においてパワーポジション、スクワット動作を習得することは基本になります。 パワーポジションにおける適切なアライメントは、前額面において3つの関節(股関節、膝関節、足関節)が一直線状であり、膝関節が足部の上に位置し、内側あるいは外側に位…