Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

体温

発熱はなぜ起こる?

まず、脳の視床下部というとろは体温の調節、血圧や水分の調節、内臓のはたらきなどを支配しています。普通、体温は平熱と言われる36~37度にセットポイントが設定されていて、からだは快適に機能することができます。

水分補給とバゾプレッシン(水泳時には、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制する)

運動前後の体重変化のほとんどは体水分量の変化によります。 たとえば、運動後に体重が2kg減少していたら体水分がほぼ2kg減少しています。 運動中に1kgの水分を補給した時、運動後の体重減少量が2kgだと、発汗などで失われた水分量は3kgになります。 運動後…

栄養ドリンクの安全性(β作用体化合物を含む栄養ドリンクにおいて運動熱耐性を低下させたり、体温調節を損なう可能性がある)

カフェインと栄養ドリンク 栄養ドリンクに含まれるカフェインには弱い興奮作用があり、一般にコーヒー、お茶、チョコレート、などのカフェインの含有量は40~150mgとされ、これに対して市販されている栄養ドリンクには、1回の服用量に対して75~174mgのカフェ…

温度環境とトレーニング(熱中症は酵素系、低体温症は刺激伝導系に障害が起こる)

温度環境 運動と環境を考える上で重要なのが、気圧とともに温度環境になります。 温度環境には低温域と高温域の間に恒温適応域があり、低温適応限界を下回ると凍死に、高温適応限界を上回ると熱中症にいたります。 恒温適応域は人体の能動的適応範囲であり…

60%VO2maxの運動は十分な体温上昇が見込める強度で、筋肉のATPをウォーミングアップで使い過ぎない強度である

10秒未満で終わる運動前のウォーミングアップ 競技やトレーニングの内容により、ウォーミングアップとして行う強度や時間は異なります。 ウォーミングアップが不十分で体温が上昇していない場合にはその効果を期待することはできず、反対にウォーミングアッ…

ランニング時には遅筋(ヒラメ筋)への血流量は速筋タイプの筋(腓腹筋)への血流量より3~4倍多くなる

運動時にはO2や栄養を必要とする活動筋や、体温調節が必要な皮膚へ血流が優先的に配分されます。 運動とともに、激しく拍動する心臓へも多くの血流が供給されます。 このとき、腎臓や消化器官への血流は維持されるものの、脳への血流は維持されています。 …

ウォーミングアップの目的(障害予防とパフォーマンス向上)

ウォーミングアップの目的は障害予防とパフォーマンス向上になります。 ウォーミングアップが引き起こす生理的効果 代謝効率の上昇 体温の上昇は筋でのグリコーゲンや高エネルギーリン酸(ATP、PCr)の利用を促進させます。 グリコーゲンや高エネルギーリ…

ウォームアップの生理学的重要性(筋温上昇による身体効率化と神経系の改善による怪我の予防)

自動車を発進させるとき、予めエンジンを温めておいたほうがトラブルを起こすことなく、安全に始動することが出来ます。 身体を動かす時も同様で、特にスポーツで目的とする動きを達成する手段として、ウォームアップの実施は欠かせません。 https://nakaji…

脂肪のエネルギー代謝を上げる戦略(有酸素運動・筋量増加)

脂肪細胞から血中に遊離された脂肪酸とグリセロールは、骨格筋、心筋、褐色脂肪細胞などで代謝され、エネルギー源となります。 この過程は有酸素運動でのみ行われるので、脂肪の代謝を完結するためには、エアロビック運動を行うか、体熱生産を高めるかのい…

人の体温とタンパク質(酵素、HSP)の生理学的観点

人の体温 まず、なぜ人間の体温が、20℃や50℃ではなく約37℃なのかを考えて見た場合、身体の機能をつかさどる主役は、酵素などのタンパク質になります。 ※筋が収縮する場合、神経が活動をする場合、エネルギーを作ったり、エネルギーを使って身体を作ったりす…