Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

加速

パワーとランニングスピード:最大スピードの上昇と減速の低下(100mスプリントで非熟練ランナーは20~30mしか加速できないのに対して、トップクラスのランナーは40~50m加速する)

スポーツにおいてスピードとは、「定められた距離を最短時間で移動する能力」と定義されています。 ランニングスピードは多くの競技に共通する基本的なスキルであり、スピードには、発揮パワーに関連する複数の構成要素が含まれており、それは加速に要する時…

サッカーにおける身体能力の尺度(短い距離を疾走する、加速する、減速する、方向転換する、そしてそれと同時にテクニカルな動作を行うことがサッカーにおける身体能力の尺度として妥当であると考えられる)

サッカー、特にトップレベルは、短時間の激しい身体活動が特徴であり、その後、短期間で能動的あるいは受動的回復が行われ、一瞬の動作が、試合の勝敗を決するものになりうります。 したがって、短い距離を疾走する、加速する、減速する、方向転換する、そし…

回旋、加速と減速の運動とは(青少年アスリートの特定のスポーツ活動における正しい運動パターンを保証するために重要であり、そのような運動では、脊椎の加速と減速の動作は様々な軸と平面で起こる)

アスリートの能力により困難なエクササイズは、回旋、加速と減速の運動になります。 他方、これらの動きは、脊椎損傷の原因になることもあり、また大抵のスポーツでみられる特徴でもあります。 これらの理由から、青少年アスリートは、捻りの動作を限定的な…

最大スピード:スプリントに関する誤解(フィールドスポーツのスプリント距離は通常10~30m(約2~3秒)であり、最大スピードに達するために必要な距離には到達していない)

最大スプリントスピードは大多数の競技にとって重要な領域になります。 フィールドスポーツ(サッカー、ラクロス、フィールドホッケーなど)にとって、最大スピードの向上は重要でないとみなされることが多いです。 これらの競技において最大スピードの向上を…

身体の速度を素早く落とす活動動作(減速)テクニックは傷害リスクを低下、さらにバランスを制御し、蓄積された弾性エネルギーをその後の動作へと効率よく移行する

様々な競技において、停止時あるいは方向転換に先行して急速な減速がみられます。 このような急激な速度の変化は、多くの場合、最小限の距離と時間で発生し、相手の動作や境界線などの外的刺激への反応であることが多くなります。 多くの競技において、身体…

コア(体幹)トレーニングのコンセプト(コア(LPHC)はユニットとして機能し、加速、減速、動的安定、圧縮、捻り、剪断のストレスにアイソメトリック(等尺性)に耐えうるよう協働に働く)

コアスタビリティ:コア(LPHC)の神経筋効率 1.四肢が強く、コアが弱ければ動作が非効率となり、外傷障害のリスクも高まる。 2.神経筋コントロール、安定性、持久力、筋力、パワーはコアが最適なポジションで安定することで必要な速度とタイミングで発揮する…

デプスジャンプの応用(DJの開始時の高さを上げることは、償却局面の時間を短縮するために有効であるとされ、償却局面の短縮は、SSCの促進とプライオメトリック効果の増大をもたらす)

DJトレーニングの強度を決める変数 DJトレーニングの強度は、ふたつの主要な変数によって高めることができます。 最初の変数は落下する高さであり、ボックスを高くすることによりアスリートは重心の落下距離を大きくすることができます。 ふたつめの変数はア…

フィールドスポーツ選手のスプリント(フィールドスポーツ選手を対象とするプログラムとしては、近最大または最大スピードが達成されうる15~35mのスプリントをトレーニングに含めるなどして、直線スプリント能力を向上させるような十分な刺激を提供すべきとされている)

フィールドスポーツと陸上選手 第二の誤解は、フィールドスポーツでは短い距離の全力疾走だけが求められ、したがって、最大スピードに達するためにはより長い距離(50~60m)が必要である以上、トップスピードは達成されないというものになります。 Vescoviらは…

スプリントにおける鉛直方向と水平方向のGRFの特性(鉛直方向の力の平均値は加速中には一定速度でのランニング中よりも水平方向の力への依存度が大きい)

鉛直報告と水平方向のGRFの特性 Meroは、鉛直方向と水平方向のGRFの特性を調べる研究において、スプリントの加速局面(速度=4.65m/秒)を、先行研究で調べた最大速度でのスプリント(速度=9.85m)と比較し、それぞれにおける鉛直方向の力の平均値は同等であった…

スプリントにおける加速(加速は、推進力がブレーキ力を上回るように水平方向の力を変化させることで達成できる)

加速の重要性 速度はほとんどの競技場面において非常に重要になりますが、最大努力で短距離のみ走る場合においては加速のほうが重要になります。 したがって、最短時間で最大速度に到達する能力は最大速度そのものよりも重要性が高いと考えられます。 すなわ…

ピリオダイゼーションにおけるパワートレーニング(0%1RM負荷でのトレーニングはジャンプスクワットにおけるパワーを、50%1RM負荷はスクワットのパワーをそれぞれ最適化し、70%1RM以上の負荷はパワークリーンのパワー出力を最適化する)

パワー出力を最適化するには パワートレーニングでは、パワー出力を最適化する様々なエクササイズを様々な負荷を用いて行ないます。 その目的は、力、パワー、および加速の発揮能力を広範な負荷にまたがって向上させることであり、その方法として筋力および…

スプリントにおける水平方向の力発揮(速度を維持するためには水平方向の推進力はブレーキと等しくなくてはならないが、速度を向上させるためには推進力がブレーキを上回らなくてはならない)

最大速度でのスプリントにおける決定的因子 最大速度でのスプリントにおける決定的因子は水平方向の推進力の増大であるとする説もあります。 速度を維持するためには水平方向の推進力はブレーキと等しくなくてはなりませんが、速度を向上させるためには推進…

競技における加速と減速のバイオメカニクス上の差異(初期の力を吸収するメカニズムとしての役割があるため、減速においては脚の運動学がきわめて重要になる)

加速と減速 加速と減速が同じ場合、運動学的特性は明らかで、身体の身体の質量中心(COM)に対する四肢の位置が加速と減速との第一の違いになります。 ジュニア選手の障害予防プログラムの導入例(パワーポジションの確認、スクワット動作の習得、ジャンプから…

スポーツにおける減速を考える(急激な速度の変化は、多くの場合、最小限の距離と時間で発生し、敵の動作や境界線などの外的刺激への反応である)

競技と減速 様々な競技において、停止あるいは方向転換に先行して急速な減速がみられます。 このような急激な速度の変化は、多くの場合、最小限の距離と時間で発生し、敵の動作や境界線などの外的刺激への反応であることが多く、これまでの研究では、ランニ…

スピード、加速、アジリティテスト(40ヤードスプリントは直線スピード、方向転換の能力を評価するものとしては、3コーンテストとプロアジリティテストが用いられる)

スピード、加速、アジリティのテストとは スピード、加速、およびアジリティのテストは、競技によって異なります。 40ヤードスプリントは直線スピードの測定方法として広く用いられていますが、受傷リスクを伴うことから、加速テストにはほとんどのチームが1…

肘関節屈筋群の伸張と伸張性筋活動エクササイズの組み合わせ(外反伸展の過負荷を減少させ、肘頭骨棘形成、インピンジメント症候群や離断を防ぐ)

肘関節屈筋群の伸張性筋活動エクササイズ 肘関節屈筋群の伸張と伸張性筋活動を組み合わせることにより、投手を外反伸展の過負荷(VEO:Valgus Extension Overload)から保護できます。 VEOは、肘関節外反トルクの安定化が不十分で、投球腕の加速がピークに達し…

外反ストレスの影響と肘関節の伸展速度(腕の振り遅れと大きな肘関節の伸展が重なると、慣性モーメントが増大、肘関節の外反ストレスが増大する)

肘関節の伸展と肘関節外反モーメントの関係 三次元運動解析研究により、体幹のピーク回旋時における肘関節の伸展と肘関節外反モーメントの増大との関係が明らかになりました。 肘外反トルクは、MER(肩関節最大外旋)直前にピーク外反負荷が起こる瞬間、肘関節…

外反ストレスの影響と肩関節の外旋トルク(上腕内旋筋群の伸張性トレーニングは理論的には、肩関節の最大外旋、最大内旋モーメントの短縮性負荷を軽減し、手の最高速度を生み出す)

[caption id="attachment_17348" align="alignnone" width="644"] I followed one Japanese little league baseball team for six years. They are one of hundreds of teams who want to be the best and to be on top one day. They practice hard and giv…

投球のキネティックチェーンと投球速度(ボールリリースにおける手の最高速度は、肩関節の最大外旋と肩関節の最大外旋モーメント、ピーク肘関節伸展速度の大きさと相関関係がある)

[caption id="attachment_17345" align="alignnone" width="627"] The Woodlands pitcher Devin Fontenot works to a Kingwood hitter during their game at KHS on May 1, 2015.[/caption] 投手の連鎖的な力発揮システム 投手の投球腕のピーク角速度と球速…

加速と減速(身体が地面と接地している時間が長いほど、脚筋がより大きな負の力積と仕事を生み出し、身体の推進力と運動エネルギー(KE)を減少させる脚の力が大きくなる)

減速に使用される筋群 減速に使用される主な筋群は大腿四頭筋と腓腹筋になります。 しかし、加速局面の短縮性筋活動とは異なり、この2つの筋群は慣性による推進力が吸収され、分散されるようになり伸張性筋活動を通じて働きます。 推進力によって伸張された…

競技における加速と減速の目的(最小限の時間でできるだけ大きな力を用いて身体の推進力(質量×速度)を減少させ、完全な停止か新たな方向への運動を生じさせる(力×時間=質量×速度))

身体姿勢と関節角度 加速と減速が同じ場合、運動学的特性(身体の質量中心(Center of mass)に対する四肢の位置が加速と減速との違い)は明らかになっています。 地上移動時における減速の目的は、最小限の時間でできるだけ大きな力を用いて身体の推進力(質量×…

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節過伸展、脛骨内旋が起こり、膝関節最大屈曲角が10.5°減少する)

神経筋的側面とバイオメカニクス的側面 前十字靭帯(ACL)、特にピボット、減速、カッティング、ジャンプ、ランディング中に発生するものには、バイオメカニクス的因子と神経筋系因子が関係するとみられています。 第一に、運動中の下肢のアライメントが、ACL…

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子、性ホルモン因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

前十字靭帯(ACL)断裂の大多数はスポーツ競技を行っている最中に発生しており、特にサッカー、バスケットボール、フットボールなど、ピボットやカッティング(切り返し)動作が頻繁に行われるスポーツに多くみられます。 そしてACL損傷の大多数は他の選手との…

野球肘とピッチングメカニクスの評価(ピッチングの加速期において肘が肩の高さに届かない不適切な位置の場合、肘内側にかかる外反ストレスは増大する)

[caption id="attachment_16465" align="alignnone" width="640"] Jun 14, 2013; New York, NY, USA; Chicago Cubs center fielder David DeJesus (9) walks off the field after running into the wall chasing a triple by New York Mets center fielder …

投球動作における運動生理学(並進運動と回転運動)

投球動作は並進運動と回転運動で構成されています。 並進運動ではwind up期に身体重心を軸足に移動させ、early cooking期に軸足上に位置した身体重心を投球方向への移動で加速し、ステップ脚への重心移動を行うことで並進エネルギーを生み出し、続いてステッ…

スピードの定義とメカニズム(ストライド頻度、ストライド長)

ストライド頻度とストライド長 スピードとは目的とするゴール(地点)あるいは設定された距離に対して水平面上(前方、後方、斜め及び横)を「最大速度」で移動する能力のことになります。 一定時間内のストライドの回数である”ストライドの頻度(ピッチ)”…

選手の筋力向上と体重比の関係(ニュートンの第2法則)

アスリートにとって筋力の向上を目指すことは非常に重要なことです。 スプリントやジャンプ、素早い方向転換など自分の体重を素早く移動させる必要がある場合、最大筋力の絶対値ばかりではなく、体重比に着目する必要があります。 https://nakajima-bonesett…

筋力、パワー、仕事の定義「単位時間あたりの仕事量」

一般的に、筋力という用語は力を発揮する能力として認識されます。 しかし、筋力を測定する方法は何通りもあり、最もわかりやすく、最も古くから用いられてきた筋力の量的測定法は、その人がどれだけの重さを持ち上げられるか?ということです。 仕事とパワ…