合成
運動後のタンパク質の合成を増進することは回復の重要な要素であると考えられています。 研究によるとレジスタンスエクササイズの後、40gの必須アミノ酸を摂取すると、40gの混合アミノ酸(必須アミノ酸21.4gと非必須アミノ酸18.6gを含む)と同程度に、タンパク…
Shimomuraらの報告によると、非鍛錬者の女性被験者において、スクワットエクササイズの前にBCAA(100mg/㎏)を摂取した場合には、プラセボとは対照的に、スクワット後の筋痛が緩和されました。 同じ研究において、プラセボを摂取した女性被験者は、スクワット…
運動を行う者にとって最も適したタンパク質やアミノ酸の摂取量は、長く議論されています。 なぜならば、絶対量の等しいタンパク質を摂取しても、消費されるアミノ酸の量と型が異なる場合がある、摂取のタイミング(エクササイズの前か後か)によってタンパク質…
ロイシンとHMB すでに論じていられるように、ロイシン(BCAA:分岐鎖アミノ酸)には抗異化作用があり、骨格筋の損傷に対する防護効果をもつことが知られています。 この抗異化作用には、ロイシンの代謝産物であるHMBが大きく寄与していると仮定されており、HMB…
[caption id="attachment_16318" align="alignnone" width="576"] Athlete tasting new protein supplements for better muscles[/caption] プロテインの基本情報 筋力/パワー系アスリートに対するプロテインサプリメントの価値は、タンパク質の合成に果た…
体内に貯蔵されている炭水化物のエネルギー量は約1000Kcalですが、脂肪のエネルギー量は約100倍になります。 炭水化物の体内貯蔵量はそれほど多いとは言えません。 一日に必要なエネルギーは成人では約2000Kcal前後、スポーツ選手が一日のトレーニングで必…
軽強度の運動であれば、ATPの再合成に必要なエネルギーは、酸素で食物から得たエネルギー源を酸化してまかないます。 しかし、呼吸を止めても数十秒の全力疾走が可能にもなり、これは酸素が無い状況でもATPを合成できるからになり、瞬間的に爆発的なエネル…
中年から発生しやすくなる肥満と生活習慣病は、基本的に基礎代謝の減少による脂肪分解力の低下に原因していると考えられています。 それでは、なぜ、基礎代謝が中年から低下するのかですが、加齢に伴い、タンパク質合成能力が低下する為と考えられています。…
アンドロゲンや成長ホルモンは筋肉内のタンパク質生合成作用を高める性質は持っているものの、トレーニング効果を得る上でこれらの役割は、あくまでも2次的なものと言えます。 ※例えば、四肢のうち片側だけをトレーニングすれば、トレーニングした側だけに肥…
食事で摂取する主たる炭水化物のデンプン(グルコースが数百から数千結合した多糖類)は、小腸でアミラーゼによってマルトース(グルコースが2つ結合した二糖類)に分解され、さらに、マルターゼによってグルコースにまで消化されます。 そのグルコースの一…