Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

回復

アスリートの回復のための栄養とは(糖質摂取の種類により血中乳酸濃度、グリコーゲン再合成、筋損傷の回復に影響する)

グリコーゲンは、長時間にわたる中強度から高強度の運動中の主要なエネルギー源になります。 さらに、筋肉内の筋グリコーゲンの枯渇は疲労に直接関係し、パフォーマンスに影響を及ぼします。 したがって、あらゆるレベルのアスリートにとって、筋グリコーゲ…

野球における疲労の管理(プロの先発投手の登板スケジュールは、投手の神経系、筋系、免疫系、および代謝状態に加えられる生理学的ストレスからの回復を図るために、5日間の競技休息をとる事を前提に組まれている)

プロの先発投手の登板スケジュールは、投手の神経系、筋系、免疫系、および代謝状態に加えられる生理学的ストレスからの回復を図るために、5日間の競技休息を摂る事を前提に組まれています。 化学的な裏付けはありませんが、投球練習とトレーニングセッショ…

睡眠と回復(アスリートに疲労や倦怠の主な原因を問うと、最大の問題として睡眠{質と量}が挙がるだけではなく、一時的疲労の重要な要因としてもやはり睡眠(質と量)が1位に挙がると報告している)

睡眠は、至適パフォーマンスに貢献する重要な因子であることが判明しています。 しかしエリートアスリートは、心理的・社会的・生理的ストレスによって、適切な睡眠が得られないこともあります。 アスリートの睡眠衛生を改善することは、競技パフォーマンス…

糖質と運動パフォーマンス(高血糖食{>600g/d}を摂った持久系アスリートは、混合筋グリコーゲン濃度が104.5±9.4mmol/質重量39%と31%増加した)

糖質とは運動中の最も重要なエネルギー基質になります。 栄養/代謝状況、食生活、運動の種類や強度、持続時間、さらにトレーニングステータス(トレーニング歴と適応状態)などの要因が、運動中の糖質の利用方法や、生体外(食事など)、生体内(筋グリコー…

運動後の糖質摂取の重要性(1.2g/kgの糖質を15~30分ごとに最大5時間摂取すれば、筋グリコーゲンの最大合成が可能になる)

効果の決め手はタイミングになり、運動後30分以内に糖質を摂取すれば、運動中に増加したGluT4の細胞膜への輸送の結果、グルコースの摂取が促進されます。 ところが、糖質の摂取が2時間以上遅れると、グリコーゲンの回復率は50%低下します。 運動後の摂取タイ…

遅発性筋肉痛:DOMS(ヒスタミン、ブラジキニン、プロスタグランジンなどの化学物質が痛みのシグナルを筋から中枢神経系へと伝達するタイプⅢとタイプⅣの求心性神経に作用することにより不快感が生じる)

遅発性筋肉痛(DOMS)は運動の一般的な副作用で、激しい運動を行った際に特にみられ、最新の理論によると、DOMSは不慣れな、通常とは異なる運動により生じる筋の損傷に関連があることが示唆されています。 DOMSは、結合組織要素の微細損傷によって起こる炎症で…

選手のトーナメント管理と回復戦略(トレーニングへの適応が最終的に確実にプラスへの結果をもたらし、マイナスの効果:オーバートレーニングの徴候を最小化することが重要になる)

大会中のチームメンバーは短期間の集中的トレーニングと競技会のために集合します。 このような状況における疲労の残余は、どのような大会の試合においてもチームパフォーマンスを損なうであろうことは明らかです。 長時間の移動やなじみの環境から離れるこ…

RPEスケールによる選手ごとの評価の重要性(試合終了後、能動的(スローペースのクールダウンジョギング/運動やストレッチングなど)および受動的(交代浴/シャワー)回復戦略を実施させるとともに、栄養的にも回復/リカバリーを図る)

試合間の空き時間が長い場合は、低脂肪高糖質高タンパク質の食事を控室で摂取し、試合後は、タオルで汗を落としてからショーツ姿で計量し、何よりも脱水状態に陥ってないかどうかをチェックします。 計量は試合後のできるだけ早い時間に実施し、その後の水分…

オフシーズンは回復かそれとも準備か?(プレシーズンへ向け、筋サイズや筋力の低下、筋の動員パターンにおける神経系の低下を防ぐトレーニングが重要になる)

オフシーズンとは、シーズン終了直後から新たなシーズンがオープン戦で開幕するまでの期間であり、多くのアスリートとコーチにとって、オフシーズンは長かったシーズンからの修復、再生、回復に費やすべき時間と定義されています。 ※定義上、オフシーズンに…

トレーニングの基礎知識(トレーニングによって筋肉がより太く強靭に生まれ変わる事を「超回復」と言い、この反応は、トレーニングにより筋肉が傷ついた証であり、同時に、回復に向けて準備が始まっていることを示すものである)

トレーニングによって筋肉がより太く強靭に生まれ変わる事を「超回復」と言います。 筋肉の損傷はトレーニング後に筋肉が熱をおびたり、軽い痛みを感じたりする「バーニング(Burning)」や筋肉中の血流が増大し、一時的に膨張する「パンプアップ(Pump up)」、…

心臓血管系疾患と高強度インターバルトレーニング(VO2max向上、安静時および運動時の心拍数(HR)低下し、心電図のST(心室の全体が興奮状態となって、興奮からの回復が始まるまでの部分)低下がより高強度で起こり、左心室機能の改善が認められる)

インターバルトレーニング(IT)は、短い回復時間を挟んで、短時間の高強度運動を繰り返すトレーニング法になります。 通常、各エクササイズは乳酸性作業閾値と最大酸素摂取量(VO2max)の間の強度で行われます。 したがって、代謝物質(水素イオンと無機リン酸)…

水分補給とバゾプレッシン(水泳時には、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制する)

運動前後の体重変化のほとんどは体水分量の変化によります。 たとえば、運動後に体重が2kg減少していたら体水分がほぼ2kg減少しています。 運動中に1kgの水分を補給した時、運動後の体重減少量が2kgだと、発汗などで失われた水分量は3kgになります。 運動後…

投げ込みとオーバーユース障害(子供や青少年におけるオーバーユースの約50%は予防可能とされており、特に外的因子の「不適切な練習方法」の影響が最も強い)

「投げ込み」の定義は明確ではありませんが、一般的には、投球に関する筋持久力やスキルを高めるために、ピッチャーが普段の投球よりも多い球数、例えば、1試合9イニングスに相当する分量などのまとまった球数を投げることを指します。 「肩は消耗品である」…

タンパク質摂取の重要性(BCAAは安静時およびレジスタンスエクササイズ後の骨格筋において、翻訳開始(タンパク質の合成調節の重要段階)にかかわる様々な酵素を活性化することによって同化効果を有する)

運動後のタンパク質の合成を増進することは回復の重要な要素であると考えられています。 研究によるとレジスタンスエクササイズの後、40gの必須アミノ酸を摂取すると、40gの混合アミノ酸(必須アミノ酸21.4gと非必須アミノ酸18.6gを含む)と同程度に、タンパク…

回復のためのサプリメント(BCAAを毎日摂取した被験者は、レジスタンストレーニング中も終了後もテストステロン濃度が有意に高く、コルチゾールとクレアチンキナーゼの濃度が低くなった)

Shimomuraらの報告によると、非鍛錬者の女性被験者において、スクワットエクササイズの前にBCAA(100mg/㎏)を摂取した場合には、プラセボとは対照的に、スクワット後の筋痛が緩和されました。 同じ研究において、プラセボを摂取した女性被験者は、スクワット…

アスリートの水分補給(糖質4に対してタンパク質1の割合を加えて摂取することで、水分補給と再補給、筋タンパク質の合成、グリコーゲンの再蓄積を促し、筋損傷マーカーを抑制する)

アスリートの水分補給の場合、水分の補給と再補給には通常、6~8%のブドウ糖-電解質溶液が用いられます。 最近の研究では、この種のスポーツ飲料にごく少量のタンパク質を加えると、水分の補給と再補給(また補給した水分の保持)の効果が高まるだけではな…

サッカーの試合において激しい身体活動を行う能力、およびそこから回復する能力の重要性(最高レベルの選手は、平均レベルの選手と比較すると、試合の最も激しい局面において2倍の無酸素性ランニングを行っていた)

サッカーの試合に激しい身体活動を行う能力、およびそこから回復する能力(無酸素性持久力)もまた、サッカーのパフォーマンスに影響を及ぼすことが示されています。 最高レベルの選手は、平均レベルの選手と比較すると、試合の最も激しい局面において2倍の無…

睡眠不足と競技パフォーマンス(睡眠不足のアスリートにしばしば観察される現象として、認知パフォーマンスや運動パフォーマンスの低下、反応時間の遅延、気分の状態/情緒の不安定化が挙げられる)

睡眠不足のアスリートにしばしば観察される現象として、認知パフォーマンスや運動パフォーマンスの低下、反応時間の遅延、気分の状態/情緒の不安定化が挙げられます。 また、代謝および免疫過程も負の影響を受けることが報告されています。

青少年のスピードトレーニング(スピードの向上を目的として青少年をトレーニングする場合、トレーニングの最初のレベルは正しいランニングの運動学とテクニックに焦点を合わせる必要がある)

スピードの向上を図るには スピードの向上に関しては、8~18歳の男性を対象として、スプリントタイムの様々なトレーニング方法が研究されています。 その結果、身長発育速度(Peak height velocity)がピーク前または中程度の参加者では、プライオメトリックト…

亜硝酸塩摂取とパフォーマンス(BRを使って一時的に食事から硝酸塩を補給することにより、準上級サイクリストの4kmおよび16.1kmのTTパフォーマンスに、有意かつ実質的な意味をもつ向上をもたらした)

BR摂取とパフォーマンス Lansleyらが行った最近の研究では、研究者は自転車のタイムトライアル(TT)のパフォーマンスにおいて、BR補給の短期的効果を観察しました。 研究者の実施したプロトコルでは、硝酸塩の豊富なBRを各テストセッションの2.5時間前に500ml…

分析されたMIPSの約60%が血流の改善を目的とした独自配合成分を含む(補助成分の多くを補給した際の血流の増加、特に運動中の血流増加のメカニズムは、大部分が血管拡張効果をもつNO(一酸化窒素、血管拡張物質)の合成を増やすことが中心になる)

血流の改善とMIPS 分析されたMIPSの約60%が血流の改善を目的とした独自配合成分を含み、一般的には「最大ポンプ/血管分布」あるいは「一酸化窒素ブレンド」などのマーケティング用語があります。 血管拡張特性を有し、その結果、血流を改善する効果があると…

外反ストレスの影響と肘関節の伸展速度(腕の振り遅れと大きな肘関節の伸展が重なると、慣性モーメントが増大、肘関節の外反ストレスが増大する)

肘関節の伸展と肘関節外反モーメントの関係 三次元運動解析研究により、体幹のピーク回旋時における肘関節の伸展と肘関節外反モーメントの増大との関係が明らかになりました。 肘外反トルクは、MER(肩関節最大外旋)直前にピーク外反負荷が起こる瞬間、肘関節…

一番の疲労の原因は乳酸なのか?(乳酸{Lactate Acid}が一番の疲労の原因ではなく、強度の高い運動では、リン酸、カリウム、などすべてが疲労の原因になる)

短距離走のような運動をすると多く乳酸ができます。 乳酸は、酸素が不足したからではなく、グリコーゲンの分解が高まることで産生されます。 そして、乳酸は作られたら溜まるだけの疲労物質ではなく、エネルギー源として利用できる物質です。

エネルギー切れを防ぐために、体内のグリコーゲン量を高める(筋グリコーゲンは、エネルギーに換算すると全身で1,500kcal程度、肝臓にある500kcal程度の肝グリコーゲンと合わせて、全身のグリコーゲン量は2,000kcal程度の量にしかない)

競技選手の栄養について考えるべきことの一つに、試合中のグリコーゲン切れ(エネルギー切れ)を起こさないようにすることがあります。 運動時の主たるエネルギー源は糖質になり、特に高い強度の運動や長時間の運動をすると多くの筋グリコーゲンが使われます…

球技においてダッシュの後の回復を早めるには(クレアチンリン酸を早く再合成し、リン酸を早く低下させる、乳酸を早く中和させることが重要になる)

球技もジョグとダッシュの繰り返しの長時間運動と考えられますので、持久的トレーニングが重要になります。 持久的トレーニングは、最大酸素摂取量レベルで追い込むトレーニングと、LTレベルで維持するトレーニングに分けて考えることができます。

疲労困憊とは(ATPが無くなったからではなく、ATPを作るクレアチンリン酸が無くなったということのほうが影響している)

ミトコンドリアはTCA回路、電子伝達系と呼ばれる反応系を用いて、糖質や脂肪から酸素を使ってATPを作りますが、ATPは不安定で、あまり身体の中に貯めることは出来ません。 そこで、ATPはエネルギーをクレアチンリン酸(PCr:Creatine Phosphate,CP)という…

睡眠と脳(睡眠不足は交感神経活動の亢進とともに血糖調整機能の低下、食欲抑制作用レプチンの分泌量が低下する)

動物は活動と休息を繰り返しています。 昼行性の動物は日中、夜行性の動物は夜間に主として活動しています。 動物の中で人は特に「睡眠」は大きな2つの「睡眠と覚醒の持続性」「眠りの深度を有している」という特徴を有しています。

グリコーゲンの回復には、食事中エネルギー比率より体重あたりの摂取量を目安にする

2時間のトレーニングを連日行った場合の筋肉内グリコーゲン量は、1日目のトレーニングで筋肉中のグリコーゲンが約半分に減少し、その後、炭水化物をエネルギー比で70%含んだ高炭水化物食を摂取した場合は、翌日のトレーニング前にはほぼ回復するという研究…

スポーツ選手の食事内容とタイミング(疲労回復を促進するための食事として、運動後30分以内に高炭水化物を摂ることが望ましい)

スポーツ栄養学では、食事の内容もさることながら、摂取するタイミングについての重要性が指摘されています。 これは、アメリカで行われた研究で、運動後のグルコース摂取と筋内のグリコーゲンの状態を調べたものになります。 筋肉内のグリコーゲンの回復状…

高血糖・インスリン反応性の炭水化物(糖質)でグリコーゲン回復は高まる

グリコーゲン合成の材料となるのは食事中の炭水化物ですが、炭水化物にはグルコース、フルクトース、マルトース、スクロース、デキストリン、デンプン(アミロペクチン、アミロース)などがあります。 ※バナナの主成分はデンプンですが、熟成していく過程で…