姿勢
子どもの姿勢と体幹筋力 子供の姿勢が「ちょっと気になる」「どこかおかしい」と保育・教育現場の教員の多くが感じており、この問題のひとつに体幹筋力の低下があります。 重力に抗して姿勢を保持するには背筋力をはじめとした抗重力筋の緊張が必要になりま…
競技特異的な課題を行っている間の筋の活性化能力の変化は、傷害リスクを増大させる可能性があります。 それは、筋の活性化能力の変化と最大活性状態に達するまでの時間の変化の両方を意味します。 主に筋電図検査を用いた研究により、傷害のリスク因子と特…
筋力の発達は、男女とも、あらゆる成長段階における優先事項として推奨されています。 先行研究によると、筋力は走速度、筋パワー、方向転換速度、プライオメトリックスに必要な能力および筋持久力とは密接な関係にあることが明らかにされています。 さらに…
競技活動中の動的安定性 競技活動中の関節の動的安定性はフィードバック(反射反応)とフィードフォワード(予備活性)という、両方のメカニズムに依存しています。 フィードバック制御は求心性情報の連続的な処理を特徴としますが、それは反射的な筋反応をその…
下肢の筋挫傷(肉離れ)やオーバーユースによる慢性障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善が求められます。 下肢筋群の中でも、大腿四頭筋、腸腰筋、下腿三頭筋、ハムストリング、内転筋群の静的あるいは動的ストレッチが有効とされています。 また、適切なアラ…
ダイナミックバランスとしても知られる姿勢の安定性は、動的な課題を行っている間の重心の安定性をコントロールする、感覚情報と神経筋コントロールの統合に依存します。 現在のところ、バランスと下肢の傷害リスクとの関係は特に傷害歴のある人では、姿勢安…
頸部や上肢にわたって連鎖的なしびれや疼痛を生じるが、原因が特に明確ではない疾患群を頸肩腕症候群といいます。(頸椎疾患、胸郭出口症候群などの器質的異常が明らかなものは除外します。) かつてはキーパンチャーやタイピストの労働災害として知られ、…
GSCA スプリントの支持期にはGSACの複数の重要特性を示しています。 第一に、支持期初期の大きな伸張性筋活動は、重心の負の垂直変位を防ぐことにおいて主たる働きをしています。 負の垂直変位が大きい短距離走者は接地時間が長く、姿勢を戻すためにより大き…
[caption id="attachment_15886" align="alignnone" width="686"] The University of Iowa baseball team participates in their strength and conditioning program Wednesday, Feb. 5, 2014 at Carver-Hawkeye Arena in Iowa City. (Brian Ray/hawkeyespo…
小脳 小脳の主な機能は、運動のコントロールになります。 大脳皮質が「何をするか」というのに対し、小脳では「どのようにするか?」を担当しています。 動作の支援系と呼ばれ、運動の「協調性」「調整」「円滑性」に関係しています。 https://nakajima-bone…
強調動作の正常生理 運動をいかに巧みに行うことができるかは、神経系の重要な働きの一つになります。 この神経系による運動コントロール能を協調性(coordination)と呼びます。 その動きは時間配列(Timing)、空間配列(spacing)、及び強さの調節(gradi…
対症療法 疼痛への対応は、他の整形外科的疾患と同様に炎症症状の確認から始まります。 明らかな炎症症状があれば冷却を主体として炎症鎮静の施術を行いますが、腰痛では明らかな腫脹や熱感を伴う炎症症状は少なく、ほとんどの場合腰部や臀部の筋緊張緩和と…
病態の大枠を把握した後、身体機能についての評価を進めます。 実施すべき評価項目としては疼痛・姿勢・関節可動域(ROM)・タイトネス・筋力・スポーツ動作など多用であり、範囲としては腰部周囲に加えて足関節、股関節、胸郭、肩甲帯などと広範囲にわたる…