Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

心臓

非外傷性の労作性虚脱を起こす原因(熱中症と間違えやすい鎌状赤血球化による虚脱は血液が不足することで衰弱感を生じることによる鈍い虚血痛のため適切に対処しなければならない)

喘息、心臓緊急症、熱中症、鎌状赤血球化 アスリートが非外傷性虚脱を起こす原因として多いのは、喘息、心臓緊急症、熱中症、鎌状赤血球化の4つになります。 これらの疾患はすべて、適切に対処しないと致命的になりうり、これら疾患の兆候と症状にはいくつか…

筋肉における酸素摂取量(mVO2)はO2供給能力、O2消費能力によって決定される(トレーニングを継続すると筋肉内のミトコンドリアの量が増える)

酸素消費量 骨格筋で消費された酸素(O2)1分当たりの量を酸素摂取量(VO2ml/min)といいます。 一般的に、Fickの法則に基いて、心拍出量(Q)と動静脈酸素濃度較差(CaO2-CvO2)との積として算出され、以下の式で表されます。 VO2=Q×(CaO2-CvO2) 心拍出…

最大酸素摂取量を上げるには「強度」乳酸性作業閾値を上げるには「時間」が重要

マラソンなどの持久的競技の成績と乳酸性作業閾値 乳酸性作業閾値(LT)の強度はマラソンの運動強度に近く、競技成績と非常に深い関係があり、LTの高い選手はマラソンを始めとする持久的競技の成績が良いという明らかな関係があります。 筋肉における酸素摂…

温度環境とトレーニング(熱中症は酵素系、低体温症は刺激伝導系に障害が起こる)

温度環境 運動と環境を考える上で重要なのが、気圧とともに温度環境になります。 温度環境には低温域と高温域の間に恒温適応域があり、低温適応限界を下回ると凍死に、高温適応限界を上回ると熱中症にいたります。 恒温適応域は人体の能動的適応範囲であり…

ランニング時には遅筋(ヒラメ筋)への血流量は速筋タイプの筋(腓腹筋)への血流量より3~4倍多くなる

運動時にはO2や栄養を必要とする活動筋や、体温調節が必要な皮膚へ血流が優先的に配分されます。 運動とともに、激しく拍動する心臓へも多くの血流が供給されます。 このとき、腎臓や消化器官への血流は維持されるものの、脳への血流は維持されています。 …

高地トレーニングの目的(造血、乳酸代謝、換気応答、緩衝能力などの改善)

低酸素環境に対する人体の順応を利用して、身体能力を改善しようとする試みの代表例がスポーツ選手の間で盛んな「高所トレーニング」になります。 この基本は「造血」を利用することにあり、一般的には2,000m台の高地に長期間滞在してトレーニングを行うこと…

競技中の水分摂取の重要性(一般的に体重の3%の水分が失われると体温上昇とともに循環器(心臓や血管系〉の能力が低下する)

かつて、日本のスポーツ界には練習中に水を飲むことを極端に制限する風潮がありました。 のどの渇きを我慢することで精神力を鍛えるという目的があったわけですが、これは生理学的の常識から見て明らかに意味のないことになり、現在では積極的に水分摂取を…

食べる人の身体のコンディションニングが違うと、食後の血糖上昇反応に大きな違いが出てくる(筋肉や肝臓のグリコーゲンの回復に差がつく)

炭水化物食品をどのように食べるか、献立や調理法によって食後の血糖上昇反応が変わることに加えて、同じ食事を食べても、食べる人の身体のコンディションが違うと、食後の血糖上昇反応に大きな違いが出てくることがわかっています。 これは、大学の陸上長…

ミトコンドリアと乳酸トランスポーター(モノカルボン酸トランスポーター:MCT)

乳酸を細胞膜やミトコンドリア膜を通して運び、出し入れする仕事をする膜タンパク質MCTがあることが、1990年代の初めに発見されました。 ※この膜タンパク質は、乳酸のようにカルボキシ基を1つ持つ有機酸(モノカルボン酸、ピルビン酸、β-ヒドロキシ酪酸など…

直腸温度(深部体温)が約38.7℃に上昇した時に身体的パフォーマンスが最大になる(平常温度の約30%増)

スポーツやトレーニングでは、ウォームアップをすることで身体機能が上がる理由はおそらく、筋、神経、心臓などの働きが温度に強く依存している為です。 http://nakajima-bonesetter.com/blog/post-4266

インターバルトレーニングの3条件と主要エネルギー供給経路(ATP-PCr、LA-O2)

インターバルトレーニングは、速いスピードでの急走期とジョギングによる休息期を繰り返しながら、30~60分ランニングを持続するトレーニングになります。 最大酸素摂取量に近い強度で行われるために、「最大酸素摂取量の増加」と「無酸素的な代謝能力の向上…

サッカー選手の有酸素性能力向上(成長ホルモン,ヘモグロビン,チトクローム,ミオグロビン)のヒント

サッカー選手と有酸素性能力 サッカー選手にとって有酸素能力を向上させることは、試合の終盤にも運動量を落とさずにパフォーマンスを維持するという目的に非常に大切な能力の一つです。 これは酸素を利用してエネルギーを産生する能力をいかに高めるかが重…