Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

成長

急速減量法による悪影響(急速減量法(RWL)によって除脂肪組織が分解されると、安静時代謝の低下を招く恐れがあり、これは長期的な体重管理にとって逆効果となりうる)

体重管理と急速減量法 急速減量法(RWL)によって除脂肪組織が分解されると、安静時代謝の低下を招く恐れがあり、これは長期的な体重管理にとって逆効果となります。 しかし、食事を通じて推奨量(RDA)を上回るタンパク質を摂取し、低カロリー食の実践中も窒素…

筋肥大のための高ホルモン状態(動物や(ヒト)子供の成長において、成長ホルモン:GHの分泌が骨量や筋量を増加させることはかねてから知られてきた)

成長と筋肥大 動物や(ヒト)子供の成長において、成長ホルモン:GHの分泌が骨量や筋量を増加させることはかねてから知られてきました。 生理的な分泌量以上のGHを投与した際にはコラーゲンタンパクの合成を刺激するということについては否定できませんが、この…

成長の遅速の問題(平均的なU-13において、身長の最大発育速度(PHV:Peak Heght Velocity)を迎える)

身長の最大発育速度(PHV:Peak Heght Velocity) 中学生年代の特徴は、身長が急激に伸びる発育スパートを迎えることにあります。 平均的なU-13において、身長の最大発育速度(PHV:Peak Heght Velocity)を迎えます。 Philippaertsらは、サッカー選手を対象にして…

青少年アスリートのSSC能力の評価(最も強調される方法のひとつは、筋の弾性指標である伸張性利用率(EUR:eccentric utilization ratio)になり、これは、基本的にSJに対するCMJの割合であり、CMJの高さをSJの高さで割って求める)

青少年アスリートのSSC能力の評価には、2つの要素を考慮する必要があります。 ひとつは青少年の生物学的成熟度であり、もうひとつは測定方法になります。 www.nakajimabonesetter.com

年齢と腱の柔軟性(幼い子どもの腱構造は最も柔軟性が高く、成人はスティフネスが大きく、年少の少年の腱における伸張は特に高く、筋の横断面積当たり0.35MPa以上で、他の2群より著しく高くなる)

Kuboらは、3つの異なる年齢集団における腱の柔軟性を調べました。 その結果、幼年者と年長の少年、そして成人男性の間で筋の柔軟性に有意差があることが認められました。 報告によると、幼い子どもの腱構造は最も柔軟性が高く、成人はスティフネスが大きく、…

SSCにおける思春期(成熟段階で最もよく明らかとなる現象は身長の急激な増加になり、これは、最大身長発育速度(PHV:peak height velocity)として知られている)

思春期と暦年齢 思春期前は暦年齢では通常8歳からですが、性成熟段階には達していません。 この成熟段階は思春期前の身体発達の時期であり、成長の加速と第二次性徴の発現により特徴づけられていますが、まだ完全な生殖能力は有していません。 思春期になる…

成長と成熟におけるSSCの増強作用(注意すべき点として、子どもの暦年齢よりも、むしろ生物学的年齢に注意を払うことが重要になる)

CMJとSJのパフォーマンス 根本的なメカニズムが何であるかにかかわらず、SSCの増強作用は否定できず、成人では、CMJとSJのパフォーマンスに関してすでに多数の研究が行われています。 しかし、思春期前および青年期の青少年に関してこれらのジャンプの調査を…

スプリント系競技選手における長時間の有酸素運動の反対意見(高強度スプリントトレーニングは長時間の有酸素性トレーニングに比べ、最大酸素摂取量、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きい)

スプリント系競技者の有酸素性トレーニング 長時間の有酸素性運動(AE)は、最大有酸素性能力や緩衝能の向上、筋における毛細血管の増加など、運動パフォーマンスにとって重要な数多くの適応を誘発することがよく知られています。 しかし、高強度のスプリント…

筋線維サイズと筋力に対するL-アルギニンの効果(サテライト細胞の活性化を示す骨格筋マーカーの上昇と全体的なDNAの増加する)

アルギニンと筋肥大 L-アルギニンが、、健康な人の細胞レベルで与える影響、特に筋サイズや筋力に及ぼす変化に関しては、情報は少なく、L-アルギニンは、運動に反応し骨格筋のタンパク質合成と血流を増大させる可能性があると仮定されています。 しかし、最…

筋損傷と筋肥大(マクロファージ(大食細胞)は、筋で合成されたサイトカイン(マイオカイン)の分泌を通して筋肥大を媒介する)

筋肥大と筋損傷の関係 筋肥大のメカニズムを考慮すると、筋損傷に対する急性炎症反応は、筋肥大適応の主要な媒介要因であると仮定されます。 マクロファージ(大食細胞)は、特に、損傷を与えるエクササイズに基づくリモデリングを促進すると考えられ、また、…

ジュニア選手の最も身長が伸びる時期(PHV:Peak Height Velocity)を考える(急激な骨の伸長により骨密度が一時的に停滞もしくは低下し、筋の組織形態が追いつかず張力の高い状態(柔軟性の低下)になる)

優れたアスリートへ成長するために ジュニア選手に関わる場合、そこでは長期的な育成計画の導入、つまりジュニアの期間が、将来より優れたアスリートへと成長するための準備期間であるとの認識が求められています。 特にStrength&Conditioningの立場からは、…

ジュニア野球選手のトップアスリートとしてスキル向上を目指す際に重要とされる能力(「完成像、理想像を明確にもつ」「運動観察眼をもつ」「動きのコツを明確に挙げることができる」「指導者や仲間の「ことば」を理解できる」)

調整能力 競技の中では、より速く、より強くといった出力の最大値だけではなく、場面によっては、出力の調整を含めた様々な調整能力が求められます。 このような調整能力は、守備や走塁においても様々な場面で求められ、さらに、こうしたプレー中での動作そ…

野球のジュニア選手の投球動作(投球動作を高いレベルへ導く要因として、体幹や下肢の強さが求められるが、下肢の筋量は遅れて増加する傾向がある)

投球動作の運動技能 自分の身体そのものの移動が伴う移動系動作に対して、投球動作は自分の身体以外のものを操作する操作系の動作になります。 そうした中でも野球における上手投げは、後天的に学習によって獲得する運動技能であり、成長に伴って身につく技…

思春期のトレーニングの重点(PHV:最大身長成長速度と体重の最大成長速度(PWV)のピークを向かえると性ホルモン濃度の上昇による筋量の急増を特徴とし、筋サイズの増大(筋線維サイズの増大)、さらに筋横断面積が増大して発揮筋力が向上する)

思春期のトレーニングの重点 子供がPHV(身長の最大成長速度)に近づくと、男女ともに筋および骨格組織の成長速度が不均衡になる可能性があり、注意が必要になります。 また、若年アスリートの運動能力向上と成長が非直線的かつ急速に起こる段階であるこの時…

青少年期におけるアジリティの発達と認知的意志決定過程(シナプス回路の強化とシナプスの剪定が、反応時間短縮と総合的認知能力向上をもたらす)

アジリティパフォーマンスと認知的意志決定過程 Sheppard&Youngらの研究 アジリティパフォーマンスに関連して成長と成熟が認知的意志決定過程に影響を及ぼす影響を見出しました。 子供がある刺激に繰り返しさらされると、既存のシナプス回路の強化とシナプ…

青少年におけるスピード決定因子(思春期直前期と思春期直後期の子供における最大ランニングスピードの変化は「パワー」と「水平方向への力」による)

筋パワーが青少年におけるスピード決定因子である Chelly&Denisは、青少年におけるスピードの決定因子を検証した数少ない研究を行い、「筋パワー」が加速および最大スピードの鍵を握る重要な決定因子であり、さらに脚のスティフネスも最大スピードの向上に…

筋肉の成長を促すのは成長ホルモンよりも成長因子が握っている

近年では筋肉の成長を促すのは成長ホルモンよりも成長因子と呼ばれるものであると考えられるようになりました。 成長因子には多種ありますが、成長ホルモンと同様ペプチド(非常に小さなタンパク質のようなもの)でできています。 ※IGF-1(インスリン様成長…

マラソン選手とスプリンターは遺伝的要因がどこまで関わるのか(速筋型ミオシンが運動する速度は遅筋型ミオシンに比べ2倍ほど速い)

人の筋肉のを構成する筋線維は、速度が速く持久性に乏しい「速筋線維」(first-twitch fibers FT)と、速度が遅く持久性の高い「遅筋線維」(slow-twitch fiber ST)に分類することができます。 ※速度の違いは、主にエンジンの役割を果たすミオシンの違いに…

成長ホルモン・成長因子(IGF-I)の安静時・トレーニング後の1日分泌量を増加させるには

成長ホルモン 下垂体から分泌されるペプチドホルモンで、血中濃度は日内変動は極めて大きいです。 役割として「筋や骨の成長を促す」「体脂肪を減らす」「免疫機能を高める」など健康の維持機増進面でも重要なホルモンです。 その分泌は間脳の視床下部による…

年齢に応じた筋力トレーニング・成長期(小中学生期)の筋力トレーニング

≪ポイント≫ 成長期の小中学生が高負荷を用いた筋力トレーニングを実施した場合、骨端軟骨部の損傷を引き起こす危険性がある。 最大に近い高負荷を用いる筋力トレーニングは、第二次成長終了後(一年間にもっとも身長が伸びる時期が過ぎた頃)を目安に開始す…

スポーツ貧血と鉄欠乏性貧血

スポーツ選手が長期間トレーニングを行っていく際に、貧血に陥ることはまれな事ではありません。 平成11年度日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手検診の結果によると、血清鉄低値and/or貧血の頻度は男性選手11.9%(貧血4.7%)、女性選手17.8%(貧血5.4%)…