Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

成長

バイオバンディングにおける成熟の個人差と発達上適切なトレーニングプログラムの提供(思春期の成長スパートは、青少年がオーバーユース傷害と成長に関連のある傷害を一層負いやすくなる期間である)

成熟の個人差と発達上適切なトレーニングプログラムの提供の考察を通して、現場指導者は、発達とトレーニング負荷に伴う傷害リスクを低減できるとされています。 思春期の成長スパートは、多くの場合、青少年がオーバーユース傷害と成長に関連のある傷害を一…

バイオバンディングにおける「相乗的適応(Synergistic Adaptation)」(アスリートのトレーニングプログラム(技術要素が獲得されていると仮定する)と、成熟段階を補完するトレーニング刺激をアスリートに経験させる必要がある)

「相乗的適応(Synergistic Adaptation)」といわれるように、この原理は、アスリートのトレーニングプログラム(技術要素が獲得されていると仮定する)と、成熟段階を補完するトレーニング刺激をアスリートに経験させる必要があるということになります。 思春期…

長期的アスリート育成モデル(若年アスリートの発達は、「好機(Windous of opportunity)」といわれる特定の成熟発達段階に、適切なトレーニング刺激を実行することにより加速され、最適化すると提案されている)

長期的アスリート育成モデル(LTAD:Long Team Athlete Development)は、世界的に認められた最初のアスリート育成モデルであり、若年アスリートを指導する多数の組織が採用し、実施しています。 LTADモデルは、若年アスリートの発達は、「好機(Windous of oppo…

身体における成長の遅速の問題(平均的なU-13において、身長の最大発育速度(PHV:Peak Heght Velocity)を迎える)

中学生年代の特徴は、身長が急激に伸びる発育スパートを迎えることにあります。 平均的なU-13において、身長の最大発育速度(PHV:Peak Heght Velocity)を迎えます。 Philippaertsらは、サッカー選手を対象にして、ほとんどの体力・運動能力が身長と同じように…

才能評価のためのバイオバンディングの事例(英国サッカーではElite Player Performance Planとして、全プレミアリーグとカテゴリー1の選手要請機関は、年に3回、標準化された一連の体力テストを実施している)

英国サッカーではEPPP(Elite Player Performance Plan=エリート選手養成プラン)として、全プレミアリーグとカテゴリー1の選手要請機関は、年に3回、標準化された一連の体力テストを実施しています。 それぞれのクラブからのデータは、プレミアリーグの選手…

バイオバンディングに関する相対的年齢効果(競争選抜の年の最初の四半期(1~3月)に生まれた選手は、競技適正テストの総合指数の絶対平均値が最も高くなった)

相対的年齢の効果に関する研究に関する研究の観察結果から、さらにいくつかの洞察が得られます。 ドイツフットボール連盟のプログラムに登録した青少年サッカー選手で、競争選抜の年の最初の四半期(1~3月)に生まれた選手は、競技適正テストの総合指数の絶対…

成人期になるまでのバイオバンディング(思春期に観察される体格や機能の成熟に関連する個人差は、成人期になると縮小することが多く、逆転することさえある)

特定の成熟度の青少年の選抜に対する選択的傾斜は多くのスポーツで明らかになっており、年齢と競技レベルが高まるにつれ増大する傾向があります。 しかし、小児期後期と思春期の能力や成功が、成人レベルでの成功を予測することを示唆するエビデンスはきわめ…

プレミアリーグにおけるバイオバンディング(選手を暦年齢ではなく生物学的成熟度に基づき、長期的なアスリートの育成に成長と成熟を応用している)

長期的なアスリートの育成に成長と成熟を応用することに対する関心が、近年特に高まっており、イングランドのプレミアリーグは長年その試みの先頭を走っています。 英国サッカーの「エリートプレイヤーパフォーマンスプラン(EPPP:Elite Player Perfomancf Pl…

バイオバンディングの潜在的利益(重量級の柔道が例外で、わずかに競技参加可能年齢の前半の6ヶ月に生まれたアスリートが多く、同じ暦年齢(例えば13.50~14.49歳、または14.00~14.99歳)の青少年の間の年齢差を示していることに注意が必要になる)

バイオバンディングの潜在的利益に関する研究は数が少なく、主として、年齢と体重に基づく基準によってアスリートをグループ分けすることがルールとして確率されているスポーツに限定されます。 格闘技から得たエビデンスは、体重に基づく基準を設けることに…

バイオバンディング(暦年齢ではなくむしろ体格や成熟度に基づいてアスリートをグループ分けしたり評価したりすることを意味している)

バイオバンディングにより、アスリートは身体特性に基づいたグループに振り分けられますが、それは心理的なスキルや技術的なスキルの検討を除外するものではなく、例えば、早熟な少年であっても、望ましい経験を担保するだけの技術能力や心理的成熟度が不足…

バイオバンディング(心理的な観点からは、早熟な少年は身体的自己、すなわち身体的な強さや魅力、体力そして競技能力などに関してより高い認知とより大きな自尊心をもつために、より適応的な動機特性を示す)

心理的な観点からは、早熟な少年は身体的自己、すなわち身体的な強さや魅力、体力そして競技能力などに関してより高い認知とより大きな自尊心をもつために、より適応的な動機特性を示します。 したがって、早熟な少年ほど、例えばアイスホッケー、アメリカン…

バイオバンディングとは(暦年齢により発育や成熟に関連する属性に基づきアスリートをグループ分けする手法になる)

若年アスリートは従来、試合やトレーニングなどの目的に応じて、暦年齢(生年月日に基づく年齢)でグループ分けされます。 しかし、同年齢の子どもであっても、生物学的な成熟はそれぞれ大きく異なり、成熟はそれぞれ大きく異なり、成熟の早い子もいれば遅い子…

青少年期におけるアジリティの発達と認知的意志決定過程(シナプス回路の強化とシナプスの剪定が、反応時間短縮と総合的認知能力向上をもたらす)

アジリティパフォーマンスに関連して成長と成熟が認知的意志決定過程に影響を及ぼす影響を見出しました。 子供がある刺激に繰り返しさらされると、既存のシナプス回路の強化とシナプスの剪定が生じ、反応時間の短縮と総合的認知能力の向上がもたらされること…

男女における筋力の発達(筋力は走速度、筋パワー、方向転換速度、プライオメトリックスに必要な能力および筋持久力とは密接な関係にあることが明らかにされている)

筋力の発達は、男女とも、あらゆる成長段階における優先事項として推奨されています。 先行研究によると、筋力は走速度、筋パワー、方向転換速度、プライオメトリックスに必要な能力および筋持久力とは密接な関係にあることが明らかにされています。 さらに…

急速減量法による悪影響(急速減量法(RWL)によって除脂肪組織が分解されると、安静時代謝の低下を招く恐れがあり、これは長期的な体重管理にとって逆効果となりうる)

体重管理と急速減量法 急速減量法(RWL)によって除脂肪組織が分解されると、安静時代謝の低下を招く恐れがあり、これは長期的な体重管理にとって逆効果となります。 しかし、食事を通じて推奨量(RDA)を上回るタンパク質を摂取し、低カロリー食の実践中も窒素…

筋肥大のための高ホルモン状態(動物や(ヒト)子供の成長において、成長ホルモン:GHの分泌が骨量や筋量を増加させることはかねてから知られてきた)

成長と筋肥大 動物や(ヒト)子供の成長において、成長ホルモン:GHの分泌が骨量や筋量を増加させることはかねてから知られてきました。 生理的な分泌量以上のGHを投与した際にはコラーゲンタンパクの合成を刺激するということについては否定できませんが、この…

青少年アスリートのSSC能力の評価(最も強調される方法のひとつは、筋の弾性指標である伸張性利用率(EUR:eccentric utilization ratio)になり、これは、基本的にSJに対するCMJの割合であり、CMJの高さをSJの高さで割って求める)

青少年アスリートのSSC能力の評価には、2つの要素を考慮する必要があります。 ひとつは青少年の生物学的成熟度であり、もうひとつは測定方法になります。 www.nakajimabonesetter.com

筋線維サイズと筋力に対するL-アルギニンの効果(サテライト細胞の活性化を示す骨格筋マーカーの上昇と全体的なDNAの増加する)

アルギニンと筋肥大 L-アルギニンが、、健康な人の細胞レベルで与える影響、特に筋サイズや筋力に及ぼす変化に関しては、情報は少なく、L-アルギニンは、運動に反応し骨格筋のタンパク質合成と血流を増大させる可能性があると仮定されています。 しかし、最…

ジュニア野球選手のトップアスリートとしてスキル向上を目指す際に重要とされる能力(「完成像、理想像を明確にもつ」「運動観察眼をもつ」「動きのコツを明確に挙げることができる」「指導者や仲間の「ことば」を理解できる」)

調整能力 競技の中では、より速く、より強くといった出力の最大値だけではなく、場面によっては、出力の調整を含めた様々な調整能力が求められます。 このような調整能力は、守備や走塁においても様々な場面で求められ、さらに、こうしたプレー中での動作そ…

野球のジュニア選手の投球動作(投球動作を高いレベルへ導く要因として、体幹や下肢の強さが求められるが、下肢の筋量は遅れて増加する傾向がある)

投球動作の運動技能 自分の身体そのものの移動が伴う移動系動作に対して、投球動作は自分の身体以外のものを操作する操作系の動作になります。 そうした中でも野球における上手投げは、後天的に学習によって獲得する運動技能であり、成長に伴って身につく技…

思春期のトレーニングの重点(PHV:最大身長成長速度と体重の最大成長速度(PWV)のピークを向かえると性ホルモン濃度の上昇による筋量の急増を特徴とし、筋サイズの増大(筋線維サイズの増大)、さらに筋横断面積が増大して発揮筋力が向上する)

思春期のトレーニングの重点 子供がPHV(身長の最大成長速度)に近づくと、男女ともに筋および骨格組織の成長速度が不均衡になる可能性があり、注意が必要になります。 また、若年アスリートの運動能力向上と成長が非直線的かつ急速に起こる段階であるこの時…

筋肉の成長を促すのは成長ホルモンよりも成長因子が握っている

近年では筋肉の成長を促すのは成長ホルモンよりも成長因子と呼ばれるものであると考えられるようになりました。 成長因子には多種ありますが、成長ホルモンと同様ペプチド(非常に小さなタンパク質のようなもの)でできています。 ※IGF-1(インスリン様成長…

マラソン選手とスプリンターは遺伝的要因がどこまで関わるのか(速筋型ミオシンが運動する速度は遅筋型ミオシンに比べ2倍ほど速い)

人の筋肉のを構成する筋線維は、速度が速く持久性に乏しい「速筋線維」(first-twitch fibers FT)と、速度が遅く持久性の高い「遅筋線維」(slow-twitch fiber ST)に分類することができます。 ※速度の違いは、主にエンジンの役割を果たすミオシンの違いに…

成長ホルモン・成長因子(IGF-I)の安静時・トレーニング後の1日分泌量を増加させるには

成長ホルモン 下垂体から分泌されるペプチドホルモンで、血中濃度は日内変動は極めて大きいです。 役割として「筋や骨の成長を促す」「体脂肪を減らす」「免疫機能を高める」など健康の維持機増進面でも重要なホルモンです。 その分泌は間脳の視床下部による…

年齢に応じた筋力トレーニング・成長期(小中学生期)の筋力トレーニング

≪ポイント≫ 成長期の小中学生が高負荷を用いた筋力トレーニングを実施した場合、骨端軟骨部の損傷を引き起こす危険性がある。 最大に近い高負荷を用いる筋力トレーニングは、第二次成長終了後(一年間にもっとも身長が伸びる時期が過ぎた頃)を目安に開始す…

スポーツ貧血と鉄欠乏性貧血

スポーツ選手が長期間トレーニングを行っていく際に、貧血に陥ることはまれな事ではありません。 平成11年度日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手検診の結果によると、血清鉄低値and/or貧血の頻度は男性選手11.9%(貧血4.7%)、女性選手17.8%(貧血5.4%)…