最大筋力
Damascenoらの近年の研究において、8週間の筋力トレーニングを実施したところ、10km走の中盤から終盤にかけてのランニングスピードが向上し、ひいては全体的なパフォーマンスが改善しました。 この研究において、筋力トレーニング群の被験者は下肢を対象とし…
個々のトレーニングセッションのタイミング、頻度、継続時間、強度、量を慎重に考慮して、うまく疲労を抑えつつ、トレーニングの質を保っています。 ここに挙げた処方は、年間トレーニングプログラムの一部であることに注意し、時期に応じてトレーニングの目…
高校生年代のアスリートは、トレーニングの強度や量、時間が十分なものであれば、発育発達が自然にもたらしてくれる結果以上に筋力レベルを著しく向上できることを示すエビデンスが数多く得られています。 実際、8~20週間のトレーニングプログラムで筋力が約…
レジスタンストレーニングのモニタリングにおいて、強度は伝統的に1RMに対する割合(%)として表されます。 しかし、レジスタンストレーニングの性質上、強度については多くの異なる定義が示されることが多くなり、例えば、強度はパワーの関数と定義されるこ…
近年の研究によると、より筋力のあるアスリートほど大きなパワーを発揮できることが報告されており、筋力は、パワーの向上に必要な基本要素のひとつであると考える必要があります。 一般に、力がまだ弱く若いアスリートほど、高いパワー発揮に必要な筋力レベ…
パワー発揮能力を最適化するための混合トレーニングの活用は、力-速度関係の一層調和をとれた包括的な向上をもたらし、それにより、最大発揮パワーの一層の向上とトレーニング効果のより大きな転移が可能となります。 理論的に、低負荷で高速の運動を用いる…
筋力トレーニング開始の時期 筋力トレーニングの中でもその中心を成す最大筋力を高めるためのトレーニングは、骨の成長が完成した時期から始めるのが適切です。 骨が急激に成長する時期(一般的には小学校高学年から中学生の時期)は、骨の成長に対して筋肉…
「ウェイトトレーニング」と「筋力トレーニング」という2つの用語は、ほぼ同義に用いられています。 両方とも筋肉の発揮出力を高めることを目的として、筋肉に負荷抵抗(レジスタンス)を与えて行うトレーニングを示しています。 「ウェイトトレーニング」…
持久力には「全身持久力」「筋持久力」があります。 全身持久力は、たとえば3000mや5000mなどの長距離をどれだけ速く走れるかといった「エアロビック」な能力と考え、一方、筋持久力は、たとえば最大筋力の40%程度の40%程度の低負荷を何回持ち上げられるか…
生理学的メカニズムによると、より多くの筋線維をトレーニングするためには、常に出しうる最大の速度で負荷を上げるほうが良いということになります。 ※筋肉を構成する筋線維は、基本的には全か無の法則(最大の力を発揮するか、発揮しないか)により調節さ…
筋肉中の個々の筋線維内の周りには毛細血管が取り巻いていて、その両端はそれぞれ動脈と静脈につながります。 ※筋肉中の中の血流は、筋内の収縮の仕方に依存して変わります。 上記のことがよく知られているのが筋力発揮のレベルと血流との関係です。 https:/…
膝伸展力 下半身の筋力の目安として、大腿四頭筋による膝伸展力(レッグエクステンション)がよく用いられます。 スプリンターと長距離ランナーでこの力を測るとスプリンターのほうが大きな力を発揮します。 しかし、筋電図を用いて膝伸展力を発揮している時…
人間の筋肉が発揮できる力 人の骨格筋が、最大限どの程度の力を発揮できるかは、生体内での最大筋力を計り、次にMRIなどで筋横断面積を測り、さらに関節の構造や、筋が骨のどの位置に付着しているかなどを考慮して単位横断面積(1c㎡)当たりの筋力を推定す…
クイックリフトとスローリフトとは 負荷を上げ下げする際に、速い動作と遅い動作の両極にあるのがクイックリフトとスローリフトになり、重量挙げのクリーン&ジャーク、スナッチなどがその代表的な種目になります。 クイックリフトの特徴は、負荷に最大限の上…
身体が発揮できる最大筋力を決める要因には①筋横断面積、②神経系の機能、③筋に占めるFT線維(タイプⅡ線維、速筋)の割合の三者があります。 ※このうち③は主に遺伝的に決定され、レジスタンストレーニングによって大きくは変化しないので、トレーニングの主目…
アスリートにとって筋力の向上を目指すことは非常に重要なことです。 スプリントやジャンプ、素早い方向転換など自分の体重を素早く移動させる必要がある場合、最大筋力の絶対値ばかりではなく、体重比に着目する必要があります。 https://nakajima-bonesett…
筋持久力運動 筋持久力の向上は一定負荷による作業回数や作業時間の増加となって表されます。 ※一般に持久力の訓練に伴い、最大筋力も増加するのが普通です。 猪飼氏は最大筋力の1/3の負荷で疲労に至るまでトレーニングする方法を用いたとき、最大筋力は6週…
ピリオダイゼーション計画 特定の体力特性の連続開発はピリオダイゼーションを用いたトレーニング計画で見落とされがちな部分になります。 フィットネスとパフォーマンスに関する複数の特性(筋力と持久力など)を同時に鍛える必要がある場合、実際にトレー…
大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ、投てき、方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、成功に必要な基本特性のひとつと考えらます。 アスリートのパワー発揮能力を促進し、総合的な競技パフォーマンスを向上させるために、多数…
[caption id="attachment_12971" align="alignnone" width="654"] lifting weights[/caption] アスリートの大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ、投擲、方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、成功に必要な基本特性の一つと考…