Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

無酸素

筋の適応の最大化と有酸素性運動(有酸素性代謝は、常にエネルギーの産生に貢献している(30秒間の短いスプリントでは20%))

Lundbergらの研究では、6時間の休息を挟んでレジスタンストレーニングとサイクリングエクササイズを行うと、筋機能は損なわれず、またレジスタンストレーニングを単独で実施した場合よりも筋全体のサイズを増大させました。 しかも、速筋線維(遅筋線維の5~6…

プライオメトリックスと持久力トレーニングの同時実施がランニングエコノミーにおよぼす影響とは(下肢スティフネスが増加した結果、弾性エネルギーの蓄積と放出の効率が向上する)

プライオメトリックストレーニングは爆発的な形式の筋力トレーニングであり、爆発的な動作を用いて筋パワーを向上させます。 プライオメトリックスエクササイズでは、素早い伸長性動作から短い償却局面を経て爆発的な短縮性動作を行い、伸長-短縮サイクルに…

酸素摂取量および運動に対する有酸素性代謝と無酸素性代謝の貢献

酸素摂取量は、酸素を取り入れ利用する能力の尺度になります。 つまり、酸素摂取量が多ければ多いほど、酸素を利用する能力が高く、有酸素性代謝能力が優れていると考えられています。 低強度の一定のパワー出力を伴う運動中では、酸素摂取量は定常状態(酸…

アネロビックキャパシティー(30秒から10分程度で疲労困憊に至る運動では、運動時間が長くなるにつれて総酸素借が多くなり、そのピークが2~3分程度で疲労困憊に至る値を最大酸素借という)

Hermansen博士は、酸素需要量を測定できない超最大強度(最大酸素摂取量よりも高い強度)の酸素需要量を最大下の強度における運動強度(走運動であれば走速度{m/min}、自転車エルゴメーターならワット)と酸素摂取量の直線関係から、外挿し、酸素需要量を求め…

長距離を走る能力における筋力、プライオメトリックス(神経筋の適応を向上させてランニングエコノミーを改善する)

持久的パフォーマンスと筋、プライオメトリックストレーニング 筋力およびプライオメトリックストレーニングは、いずれも持久走パフォーマンスに有益な効果をもたらすことが明らかになっています。 それらのトレーニングがもたらす効果のひとつは、神経筋の…

栄養摂取の方法と免疫機能(炎症および免疫反応に対するエクササイズの影響には、「ホルミシス効果」があると考えられており、中強度のエクササイズは有益であるのに対して、長期間の高強度エクササイズは有害となる可能性がある)

免疫機能障害とパフォーマンス 免疫機能障害はアスリートのパフォーマンス低下の主因となります。 現在、炎症および免疫反応に対するエクササイズの影響には、「ホルミシス効果」があると考えられています。 すなわち、中強度のエクササイズは有益であるのに…

固有感覚と爆発力(アイソメトリック:等尺性における安定性の優れた基礎が構築されていると、動作の必要性が生じた場合に、固有感覚、すなわち動作を伴う関節安定化の作用によって、より素早く効率的な反応が調整される)

固有感覚の向上とは アイソメトリック(等尺性)な安定性の優れた基礎が構築されていると、動作の必要性が生じた場合に、固有感覚、すなわち動作を伴う関節安定化の作用によって、より素早く効率的な反応が調整されます。 固有感覚を向上させることで、関節と…

スプリント系競技選手における長時間の有酸素運動の反対意見(高強度スプリントトレーニングは長時間の有酸素性トレーニングに比べ、最大酸素摂取量、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きい)

スプリント系競技者の有酸素性トレーニング 長時間の有酸素性運動(AE)は、最大有酸素性能力や緩衝能の向上、筋における毛細血管の増加など、運動パフォーマンスにとって重要な数多くの適応を誘発することがよく知られています。 しかし、高強度のスプリント…

インスリン抵抗性を有するクライアントへの安全への配慮(低血糖症(血糖値が70mg/dl以下)を起こした人は、血糖値が正常の範囲に戻るまでエクササイズを行ってはならない)

有酸素運動とレジスタンストレーニングの組み合わせ 有酸素性トレーニングとレジスタンストレーニングは、インスリン抵抗性を管理する上で同等の効果を有しますが、いずれか一方のみ行うよりも、両方のトレーニングを組み合わせ、いずれか一方のみの場合より…

無酸素性競技のアスリートにとって長時間の有酸素性運動は必要か?(Pcrの再合成を促進して疲労に達する時間を引き伸ばし、筋の毛細血管を著しく増加させる)

有酸素性トレーニングの有用性 長時間の有酸素性運動は、有酸素系競技のアスリートおよび無酸素系競技のアスリートのトレーニングプログラムの主要な構成要素として長く実施されてきました。 このトレーニング様式が、代謝系および心臓血管系パフォーマンス…

スピード&パワー系アスリートアップヒルトレーニング(酸素摂取量と乳酸濃度が上昇、さらに身体を推進させる股関節と脚部の筋組織の活性化が向上する)

トレッドミルトレーニングの利点 トレッドミルでのアップヒルトレーニングはランニングメカニクスを向上させる傾向があり、利点として、「自己制御的エクササイズ」であることが挙げられます。 アップヒルトレーニングは、動作を正確に行うことができなけれ…

高強度インターバルトレーニングとリン酸ローディングによる持久的能力の向上(最大酸素摂取量(VO2max)、無酸素性閾値、疲労困憊に至るまでの時間の改善)

リン酸ローディングによる生理学的能力向上 リン酸ローディングによる能力向上は、運動パフォーマンスおよび多くの対応する生理学的測定値において証明されています。 最大酸素摂取量(VO2max)をはじめ、無酸素性閾値、疲労困憊に至るまでの時間などの改善…

EMSトレーニングと競技特異的トレーニングの併用(電流の「強度(ミリアンペア)」とそれによって「引き起こされる力(%最大随意収縮)」は強い相関関係がある)

EMSトレーニングと競技パフォーマンス 個人競技、団体競技において、EMSトレーニングを利用することで競技特異的トレーニングを過度に妨げることがなく筋力と無酸素性パフォーマンスを向上させる可能性があります。 EMSトレーニングはトレーニングセッショ…

EMSトレーニングが競技パフォーマンスに及ぼす効果(最大筋力、無酸素性発揮パワー:垂直跳びとスプリント能力の有意な向上が認められた)

競技スポーツにおけるEMSストレングストレーニング 個人競技や団体競技のアスリートを対象とした複数の研究が、EMSトレーニング後に最大筋力(等速性あるいは等尺性ダイナモメーターを利用して測定)の有意な向上と、場合によっては、無酸素性の発揮パワー…

長距離選手の筋力トレーニング(筋におけるパワー発揮を高める:中枢神経系に刺激を与え運動単位の動員を促し、ランニング効率と持久的パフォーマンスを向上させる)

長距離選手と筋力トレーニング 適切な種類の筋力トレーニングプログラムを用いれば、長距離走のパフォーマンスを向上させる可能性があります。 筋力の向上は、力(筋力)とスピードの積である筋パワーの向上をもたらし、運動能力は、その人が発揮し、維持す…

長距離走のパフォーマンス向上のポイント(筋の面積当たりの毛細血管数とミトコンドリア密度を上げ酸素の拡散と利用を促し、1回拍出量と心拍出量を最大限に多くすること)

長距離選手のパフォーマンス向上のカギ 筋力、スピード、そしてパワーのが成功のカギを握る大半の競技とは異なり、長距離走は主に酸素の運搬と利用がその限界を決めます。 クライアントの走速度が上がれば酸素需要は高まり、スピードを有酸素性運動の範囲内…

クレアチン(筋内のクレアチンリン酸貯蔵量を増やすことは、高強度エクササイズのパフォーマンスに関与するホスファゲン機構で細胞の生体エネルギーを高める)

クレアチニンの基本情報 クレアチンは現在、筋力/パワー系アスリートのための他の様々なスポーツ栄養サプリメントとの比較に用いられる基準サプリメントになります。 実際、国際スポーツ栄養学会(International Society of Sport Nutrition)が発表した見…

トレーニング変数と筋肥大(6~12レップを複数セット行うボディビルスタイルエクササイズルーティンは運動後にATP、クレアチンリン酸、グリコーゲンの減少、血中乳酸、筋内乳酸、ブドウ糖6リン酸の著しい上昇がある)

トレーニング変数 運動による筋肥大を最大化するためには、特異性の原理と矛盾することのないトレーニング変数の適切な調整が最も重要になります。 トレーニング変数(解糖系の多量のボディビルスタイルプログラムは、少量のルーティンより急性テストステロ…

筋力/パワー系アスリートのβアラニン摂取の有効性(カルノシンターゼの酵素制御を通じて筋内のカルノシン濃度を高める)

βアラニンの基本情報 βアラニンは他のサプリメントに比べて有効性を証明した臨床試験が最も少ないサプリメントになります。 科学的研究が少ない理由のひとつは、サプリメントが最近登場したからであり、大多数の論文は過去3年以内に発表されています。 特に…

筋肥大と細胞膨潤(解糖機構トレーニングにより乳酸蓄積が最大化し骨格筋の浸透圧変化の主要因子になる)

タンパク同化と細胞膨潤 細胞への水分補給(細胞膨潤)は、細胞機能の生理的制御因子の役割を果たしています。 細胞膨潤は、タンパク質合成の増加とタンパク質分解の減少の両方を通じて、タンパク同化プロセスを模倣することが明らかになっています。 細胞…

エネルギー供給系の順番(必ずしもATP-CP系が7秒、解糖系が33秒続き、合計40秒程度の間は、無酸素的にエネルギーが供給されるのか?)

エネルギー供給系の順番とは スポーツ科学の知識がある人は、運動時にどのようにエネルギーが供給されるかという問いに対して、①ATP-CP系、解糖系、酸化系という順番に現れると答えてくれます。 ATP-CP系 もともと筋の中にある微量のATPを使って、エネルギ…

野球施術:先発・中継ぎ・抑え投手それぞれに必要な有酸素性・無酸素性能力

酸素消費量の回復による2つの回復 上昇した酸素摂取量の基準値へ戻る速度が速いものと遅いもので2つの回復メカニズムがあります。 運動後の酸素摂取量は、運動のエネルギー要求に応じて使用されたエネルギー源の種類を表しており、その人の運動からの回復能…

野球施術:回復の理解(インターバルトレーニングを用いての有酸素性能力の向上は、イニング間の休息、競技シーズン中の回復能力を決める)

回復の個人差 トレーニングと投球セッションの間の回復時間は非常に個人差が大きくなります。 回復力は、選手に処方されるエクササイズの様式、強度、継続時間、および量に影響されます。 使用されるエネルギー源、微細損傷への抵抗性、神経の動員、トレー…

持久力系トレーニング方法の比較(インターバルtr・レペティションtr・エンデュランスtr)

[caption id="attachment_16028" align="alignnone" width="450"] British athlete and 5000m World Champion Mo Farah trains in Iten January 24, 2012. REUTERS/Jacob Kuehn[/caption] トレーニングの方法にはさまざまなものがあり、人の身体はその運動…

高強度の瞬発的運動パフォーマンス能力が優れている選手は酸素負債能が高い

激しい運動の終了直後は少なくとも数分間あるいは1時間にもわたって呼吸が荒々しくなります。 この時、安静時以上の酸素(O2)を体内に取り込んでいきます。 ①運動中に産生された乳酸を分解してエネルギーに変える。 ②アデノシンとアデノシン二リン酸(ADP…

ビタミンB群の欠乏によりエネルギー生産能力の無酸素性作業閾値が低下する

B群のビタミンとは下記の表のB1からB12までの8種類のことをいいます。 [table id=2 /] https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3635

酸素借とパフォーマンス(エネルギー供給系からトレーニングを考える上で貴重な情報)

無酸素性エネルギー供給系の評価として、「最大酸素借」が用いられます。 有酸素性エネルギー供給系の評価指標として「最大酸素摂取量」が用いられますが、両者を評価することは、競技者としての適性を知る有効な手段になります。 これらの二つのまったく異…

トレーニングにおける全面性の原則(あらゆる競技は局所ではなく全身の筋肉を駆使して行うもの)

全面性の原則とは、簡単にいえばオールラウンドな鍛え方をするということです。 いろいろな機能をバランスよく高め、総合的な身体の発達を狙います。 わかりやすい例でいえば、あらゆる競技は局所ではなく全身の筋肉を駆使して行うもので、陸上選手が脚だけ…

筋収縮のエネルギー・非乳酸性機構と乳酸性機構(無酸素性機構)

筋肉が収縮する際の直接的なエネルギー源は、ATP(アデノシン三リン酸)になります。 このATPは筋肉の中に少量しか含まれていないため、運動を持続するにはいろいろな化学的なメカニズムを通じて、筋線維内でATPを作り出さなければなりません。 これを「ATP…

サプリメントに期待される生理学的効果(カルニチン・CoQ10)

カルニチン(carnitine:γ-trmethyammonium β-hydroxybutyrate) 脂肪酸がエネルギーに分解されるにはミトコンドリアに取り込まれなければなりませんが、カルニチンは細胞質の脂肪酸を結合して(脂肪酸-カルニチン)、ミトコンドリア内に運び入れる運搬体と…