Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

疲労

疲労の指標としての移動距離のモニタリング(総移動距離と仕事率は、試合中の各時間帯における疲労をモニタリングする上で有用なパフォーマンス指標になる)

総移動距離と仕事率は、試合中の各時間帯における疲労をモニタリングする上で有用なパフォーマンス指標になります。 移動距離や仕事率の低下は、試合結果、対戦相手のランク、および選手のフォーメーションなど、状況の変化によって生じる場合も考えられます…

試合期における疲労(この疲労は、選手が試合中に様々な様式で実施する移動、運動の強度や時間、移動距離によって引き起こされる)

試合後最大72時間にわたって指標が悪化したことを踏まえ、トレーニングプログラムおよび週あたりのトレーニング負荷を計画する必要があります。 Thorpe&Sunderlandは、試合直後のクレアチンキナーゼ(84%)とミオグロビン濃度(238%)の大幅な上昇は、試合で実…

失敗するまで行うトレーニングの反対意見(失敗するまで行うトレーニングを組み込むことは、疲労とその後の回復時間を増大させて、優先順位の高い他のコンディショニングドリルや競技特異的ドリルの練習効果を低下させる可能性がある)

レジスタンスエクササイズの処方には複数の変数操作が含まれます。 American College of Sports Medicine(アメリカスポーツ医学会)では、主な変数として筋活動様式、負荷、量、エクササイズの選択、エクササイズ順序、セット間の休息、筋活動の速度、セッシ…

失敗するまで行うトレーニングを否定する意見(疲労が増すにつれて、速度の低下やテクニックの低下を招き、傷害リスクを高めるからであり、パワー向上が目的である場合は、すべてのエクササイズがある負荷の最大下レップ数で実施されるべきである)

トレーニング局面のプレシーズンとインシーズン中は、ストレングス&コンディショニングコーチがアスリートに費やせる時間は限られています。 そのような場合、レジスタンストレーニングの処方は最大の成果が得られるように注意して計画し、実行しなければな…

野球における疲労の管理(プロの先発投手の登板スケジュールは、投手の神経系、筋系、免疫系、および代謝状態に加えられる生理学的ストレスからの回復を図るために、5日間の競技休息をとる事を前提に組まれている)

プロの先発投手の登板スケジュールは、投手の神経系、筋系、免疫系、および代謝状態に加えられる生理学的ストレスからの回復を図るために、5日間の競技休息を摂る事を前提に組まれています。 化学的な裏付けはありませんが、投球練習とトレーニングセッショ…

睡眠時間の延長と競技パフォーマンス(睡眠時間の延長によって睡眠欲求を至適化することは競技パフォーマンスにプラスの影響を及ぼす)

大学生アスリートの大多数が、かなりの睡眠負債(睡眠不足)を抱えているという想定の下に、スタンフォード大学の男子バスケットボール代表チームを対象としてある実験が行われ、11名の選手に、1日の睡眠時間が10時間に達するように5~7週間にわたって睡眠時間…

子供が疲労に対して示す反応(ハムストリングスの筋活動のタイミングと速度が変化すると、脛骨の安定性が低下、それにより脛骨の前方移動が増大するため、ACLが受ける機械適応力が増大する)

年齢、成熟度によって異なることが、近年の研究により明らかにされています。 欧州サッカー連盟(UEFA)に提出された報告書では、思春期前、思春期、思春期後の女子において、短時間の模擬的サッカーを用いた疲労プロトコルを実施後、下肢スティフネス、電気力…

なぜ疲労が高まると傷害発生率があがるのか?(若年選手が疲労状態に陥ると床反力に耐える能力が低下、筋活動が低下することで、骨に加わる負荷が増大することを示唆している)

短時間の運動によって疲労が高まった結果、受傷リスクの既知の指標が上昇し、その結果、動的な関節安定性が低下することが報告されています。 サッカーにおいては、疲労が高まると傷害発生率が上昇することが、プロ成人男性選手、およびエリート若年男子選手…

長距離選手の筋力向上のメリット(筋力の向上により接地時間の負荷局面中に適用される相対的な力(%max)が減少、それにより力発揮代謝要求が減少、付加的な仕事に利用できる予備の運動単位が生じる)

筋力の向上は、有酸素性持久的パフォーマンスを向上させる可能性があります。 根拠として、筋力の向上によって接地時間の負荷局面中に適用される相対的な力(%max)が減少し、それによって同じ力発揮に対する代謝要求が減少して付加的な仕事に利用できる予備…

プライオメトリックスと持久力トレーニングの同時実施がランニングエコノミーにおよぼす影響とは(下肢スティフネスが増加した結果、弾性エネルギーの蓄積と放出の効率が向上する)

プライオメトリックストレーニングは爆発的な形式の筋力トレーニングであり、爆発的な動作を用いて筋パワーを向上させます。 プライオメトリックスエクササイズでは、素早い伸長性動作から短い償却局面を経て爆発的な短縮性動作を行い、伸長-短縮サイクルに…

プレシーズン期における体系的コンディショニング処方(パフォーマンスの他の側面(最大筋力とパワー)に取り組むための、生理学的および構造的基礎を固める)

個々のトレーニングセッションのタイミング、頻度、継続時間、強度、量を慎重に考慮して、うまく疲労を抑えつつ、トレーニングの質を保っています。 ここに挙げた処方は、年間トレーニングプログラムの一部であることに注意し、時期に応じてトレーニングの目…

性別と年代における筋疲労の蓄積(思春期の男子は成人男性よりも疲労耐性が大きいのに対し、思春期の女子(思春期半ば14~15歳)と成人女性の間には差がないことが明らかになっている)

青少年アスリートアスリートのトレーニングに関する最後の注意事項は、彼らの筋疲労に対する抵抗力であり、高強度の間欠的エクササイズ中の回復力になります。 思春期直前の子どもたちは1回から数回の反復的高強度運動に対しては、思春期の若者や成人よりも…

高強度の反復活動に対する疲労耐性(中枢疲労が競技中の複雑な課題遂行能力の低下に重大な影響を及ぼす)

高強度の反復活動に対する疲労耐性を研究する目的で、青少年チームスポーツにおけるSSG(SSG:small side games)の効果が調査されました。 SSGは、競技シナリオで行なうよりも実践的なHIITで、疲労耐性を向上させるためのコーディネーションや戦術的で特異的な…

最大身長速度(PHV:Peak Height Velocity)とオーバーユース(PHVに達していない子供達に対して疲労困憊するような練習を繰り返すことは、怪我の発生率を高め、運動学習効果の低下にもつながる)

練習の量や強度が増加すると、オーバーユース障害に加えて急性の外傷発生率も高くなることが示されています。 日本のジュニアスポーツの多くは、ボランティア指導者によって担われているのが現状であり、多くのボランティア指導者は、自らの経験に基いて指導…

サッカー選手における身体能力テストの順序(安静下で行うテストや疲労をもたらさないテストを最初に実施し、次にアジリティ、パワーと筋力、スプリント、局所的筋持久力、無酸素性能力、そして最後に有酸素性能力のテストを実施する)

運動生理学、特に生体エネルギー機構に関する知識は、テストの順序と休息時間を適切に決定することに役立ち、これによってテストの信頼性を高めることができます。 コーディネーションが必要な動作や、「フォーム」への注意を要求するような技術度の高い課題…

筋疲労と若年アスリート(疲労に起因する神経筋コントロールの低下により、ACL断裂、足関節捻挫などのスポーツ傷害に対するリスク因子が増加する)

筋疲労は、筋力とパワーの最大発揮能力が徐々に低下することと定義できます。 したがって、筋疲労が発生した後は、最大下の筋収縮が持続することを意味しています。 疲労はスポーツ課題を実行中の神経筋コントロールの変化と下肢の動的な関節安定性の低下に…

サッカーの試合において激しい身体活動を行う能力、およびそこから回復する能力の重要性(最高レベルの選手は、平均レベルの選手と比較すると、試合の最も激しい局面において2倍の無酸素性ランニングを行っていた)

サッカーの試合に激しい身体活動を行う能力、およびそこから回復する能力(無酸素性持久力)もまた、サッカーのパフォーマンスに影響を及ぼすことが示されています。 最高レベルの選手は、平均レベルの選手と比較すると、試合の最も激しい局面において2倍の無…

睡眠不足と競技パフォーマンス(睡眠不足のアスリートにしばしば観察される現象として、認知パフォーマンスや運動パフォーマンスの低下、反応時間の遅延、気分の状態/情緒の不安定化が挙げられる)

睡眠不足のアスリートにしばしば観察される現象として、認知パフォーマンスや運動パフォーマンスの低下、反応時間の遅延、気分の状態/情緒の不安定化が挙げられます。 また、代謝および免疫過程も負の影響を受けることが報告されています。

殿筋の活性化低下(殿筋の活性低下はACL断裂と同時に発生する膝蓋大腿疼痛症候群のリスク因子であるとされている)

殿筋の活性低下はACL断裂と同時に発生する膝蓋大腿疼痛症候群のリスク因子であるとされています。 研究によると、殿筋の活性低下と大腿四頭筋の活性増加は、片脚で着地する際、男性に比べ女性で多く見られ、これが非接触型ACL傷害を女性が起こしやすい重要な…

分析されたMIPSの約60%が血流の改善を目的とした独自配合成分を含む(補助成分の多くを補給した際の血流の増加、特に運動中の血流増加のメカニズムは、大部分が血管拡張効果をもつNO(一酸化窒素、血管拡張物質)の合成を増やすことが中心になる)

血流の改善とMIPS 分析されたMIPSの約60%が血流の改善を目的とした独自配合成分を含み、一般的には「最大ポンプ/血管分布」あるいは「一酸化窒素ブレンド」などのマーケティング用語があります。 血管拡張特性を有し、その結果、血流を改善する効果があると…

運動とMIPS(高強度または長時間に及ぶ運動は、活性酸素種(ROS:Reactive oxygen species)と活性窒素種(RNS:Reactive nitrogen species)を過剰に産生する可能性がある)

運動による身体における影響 運動により、伸張性筋活動を含むエクササイズの後には、筋に力学的な微細損傷が生じます。 この損傷により、筋力を発揮する能力が低下し、随意努力も減少するため、その後の筋パフォーマンスに影響を及ぼします。 さらに、高強度…

筋肉内の酸性化は疲労にどれだけ影響するか?(疲労困憊に達するまで、強く短い間隔の神経刺激を与えると、次第に筋肉の張力は低下し、また乳酸ができて筋肉のphも低下する)

運動中の疲労の説明に乳酸が登場してくるのはわかりますが、運動翌日の疲労感の直接の原因は、乳酸ではありません。 乳酸は、老廃物ではなく、糖の分解代謝産物で一時的にできるもので、エネルギー源になるような大量に乳酸ができた場合には、乳酸は確かに疲…

一番の疲労の原因は乳酸なのか?(乳酸{Lactate Acid}が一番の疲労の原因ではなく、強度の高い運動では、リン酸、カリウム、などすべてが疲労の原因になる)

短距離走のような運動をすると多く乳酸ができます。 乳酸は、酸素が不足したからではなく、グリコーゲンの分解が高まることで産生されます。 そして、乳酸は作られたら溜まるだけの疲労物質ではなく、エネルギー源として利用できる物質です。

乳酸もサプリメントになる(乳酸は一つの反応を経るだけでミトコンドリアの反応に入り、非常に利用しやすいという利点がある)

乳酸は溜まるだけの疲労物質ではなく、酸化して使えるものになります。 乳酸は身体で生じたとき、最初は酸(Lactic Acid)ですが、体内には酸性化を防ぐ機構がいろいろあり、すぐ中和され乳酸塩(Lactate)になります。 乳酸塩は疲労に関係のないエネルギー…

乳酸が多く出る状況と疲労する状況が一致するのはなぜなのか?(ダッシュを繰り返していると、クレアチンリン酸の再合成とリン酸除去が追いつかないだけではなく、中和できないほど乳酸が蓄積、疲労の原因の一つとなるということになる)

乳酸が多くできるということは、多くの場合、速筋線維が動員されているということになります。 速筋線維は乳酸を作る線維であり、動員されれば、乳酸が多くできます。 速筋線維では、ミトコンドリアが少ないので、この線維が動員されれば、ミトコンドリアの…

「乳酸の酸性=筋の酸性化=疲労」なのか?(疲労困憊時にはクレアチンリン酸濃度は低下し、リン酸濃度は上昇している)

持久的トレーニングをすると、トレーニング効果で、運動時の乳酸の産生量は低下します。 また、乳酸を酸化してエネルギー源として利用できる量も高まり、そこで、トレーニング後は運動中の血中乳酸濃度がより低い値を示すようになります。 ※また、乳酸を中和…

疲労困憊とは(ATPが無くなったからではなく、ATPを作るクレアチンリン酸が無くなったということのほうが影響している)

ミトコンドリアはTCA回路、電子伝達系と呼ばれる反応系を用いて、糖質や脂肪から酸素を使ってATPを作りますが、ATPは不安定で、あまり身体の中に貯めることは出来ません。 そこで、ATPはエネルギーをクレアチンリン酸(PCr:Creatine Phosphate,CP)という…

スポーツ選手では糖質と脂肪の利用度を考える事が重要(糖質が無くなることが「疲労感」につながる)

筋グリコーゲンを中心とする糖質の貯蔵量には限りがあり、多くの選手にとっては、筋グリコーゲン量を以下に試合中保持できるかを考えることが重要になります。 特にサッカーやマラソンなどの持久的能力が必要な競技では、以下に筋グリコーゲンを最後までもた…

60%VO2maxの運動は十分な体温上昇が見込める強度で、筋肉のATPをウォーミングアップで使い過ぎない強度である

10秒未満で終わる運動前のウォーミングアップ 競技やトレーニングの内容により、ウォーミングアップとして行う強度や時間は異なります。 ウォーミングアップが不十分で体温が上昇していない場合にはその効果を期待することはできず、反対にウォーミングアッ…

運動時の免疫系の変化(オーバートレーニング時には一過性の免疫応答の抑制状態が続く)

[caption id="attachment_16003" align="alignnone" width="640"] Young sportswoman wearing white headphones and smart watch during morning jogging over the bridge.[/caption] 運動と疲労 運動時には様々な免疫系の変化が見られ、比較的長い時間ある…