疼痛
アキレス腱障害はオーバーユースを原因とする変性過程であり、炎症細胞は存在しませんが、コラーゲン線維構造が変化することによって腱が負荷パターンの変化に対応しきれなくなります。 コラーゲン線維の損失に加えて線維の架橋結合も失われるために、腱の強…
コンパートメント症候群は、前腕や下腿の筋区画(コンパートメント)の内圧が上昇し、手足がしびれたり痛くなったり、場合によっては手足の血行を阻害する病態です。 外傷などを原因とする急性コンパートメント症候群と、激しい運動を原因とする慢性コンパ…
頚部痛 頚部痛(NP:Neck Pain)は、一般集団においてよくみられます。 軽度のNPの有病率を6ヶ月間でみると、ほぼ40%になり、NPのある人々の間では、37%が慢性的な症状を訴え、23%が頻発性の症状を報告しています。 一般人と比較して、アスリートが特にNPのリ…
変形性膝関節症と同様に、関節軟骨の退行変化をきっかけに股関節の関節破壊・変形をきたす疾患です。 わが国では寛骨臼外形成不全(臼蓋形成不全)などに続発する二次性のものが大半を占めます。 40~50歳以上の女性、荷重物取り扱い業者の従事者、寛骨臼形…
明らかな原因がなく肩の疼痛と可動域制限が生じる疾患で肩関節の構造物の退行変性によって発症するといわれ、肩関節周囲炎、癒着性関節包炎ともよばれます。 症状・所見 五十肩は、肩の疼痛と可動域制限が主症状で、可動域制限は急性期は痛みと筋の痙縮のた…
膝蓋骨は通常一個の骨化核から発生します。ときに2個以上の骨化核が成長期に癒合せずに遺残してX線像で分裂しているように見えることがあり、これを分裂膝蓋骨と呼びます。多くは症状はなく施術の必要はありません(無痛性)。 有痛性で、スポーツや日常生…
肘外側に疼痛をきたす疾患で、「テニス肘」とも呼ばれますが、日常生活や労働、スポーツなどによる伸筋群の腱の炎症で使い過ぎが原因とさています。 重量物の運搬、テニスなどのスポーツ、手をよく使う作業をする人におこりやすく、30~50歳代女性に好発…
市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌への危険因子 市中感染型メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(CA-MRSA)への感染が増加している主な層は、健康に問題がなく、一般的にMRSA感染が懸念されるような医学的因子(例:入院中または最近入院していた、侵襲的器具…
肘関節評価の重要性 投球側の肘関節と非投球則の肘関節の比較は、構造的な異常や不安定性、および可動域不足を識別するために欠かすことができません。 多くの場合、減少した可動域は関節の拘縮あるいは損傷を示唆していますが、反復的な投球中に蓄積された…
上腕骨内側上顆炎のリハビリテーション 上腕骨内側上顆炎におけるリハビリテーションにおいて重要な事項は、入念なストレッチと厳密なストレングスプログラムが推奨されています。 筋力およびパワーの向上を目指す前に、持久力トレーニングを最初のトレーニ…
ET:elbow extension test 方法:肩、肘関節90°屈曲位で肘関節を固定し伸展させます。 評価:投球側の伸展が弱ければ陽性。 EPT:elbow push test 方法:肩、肘関節90°屈曲位で肩甲骨から上肢を前に押します。 評価:投球側の伸展が弱ければ陽性。 https://…
肩関節インピンジメントテスト(HERT:hy-per external rotation test) 方法:肩を90°~120°外転させ、もう一方の手は肩甲骨を固定し、肘を固定し、ゆっくり外旋させ、疼痛を誘発させます。 評価:過外旋させ、後方痛が出現すれば陽性。 ※前方痛の場合は三角…
膝関節は大腿骨遠位端を形成する内側顆、外側顆と脛骨との間でできる大腿脛骨関節と、大腿骨膝蓋骨でできる膝蓋大腿関節からなります。 ※腓骨は大腿骨とは関節しませんが大腿二頭筋や外側側副靭帯などの靭帯が付着することで関節に影響します。 http://nakaj…
慢性的な障害 慢性的な障害に対しては症状と身体的特徴との因果関係を把握することで、そのストレスを引き起こすと推測され、機能的な問題への対応を行っていきます。 個々の選手を評価するには、練習中の動作の特徴とそこから必要とされる臨床的評価を絞り…
疼痛への機能的問題 疼痛による機能的問題への対応 機能的な回復が欠如した状態では、練習や試合において過度なストレスが加わった際に障害、もしくは疼痛の再発を引き起こすだけでなく、連続的に代償を繰り返すことで、結果的には患部以外の部位にも筋の過…
肘の投球時痛は、acceleration phaseでの外反ストレスで生じることが多く、外反ストレスがかかると肘内側には牽引ストレスが、肘外側には圧縮ストレスが生じることになります。 ※肘外側に疼痛が発生する場合(外側型投球障害肘)は上腕骨小頭に橈骨頭がイン…
肩の投球時痛は、肩甲上腕関節がzeroポジションにから外れ、late cocking phaseでの水平伸展、acceleration phaseでの外転位外旋、follow through phaseでの水平屈曲、、屈曲位内旋が生じた時に発生します。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-7167
投球障害における主訴のほとんどは投球時に発生する痛みであり、そのほとんどは肩甲上腕関節がzeroポジションから外れた時に発生します。 投球障害肩に対して十分な施術効果を上げるためには、原因となる個々の部位を対象とした正確な評価、施術技術が不可欠…
ストレッチの生理学 激しい運動後の筋肉痛は、血漿中のキニン、ヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの発生によるとされています。 永田氏は激しい運動を30分実施した後の腓腹筋の筋肉痛が運動直後のストレッチにより減少したことから、筋中の血液…
筋の痛みと筋スパズム 筋が持続的に収縮を強いられると、その結果として、その結果として筋スパズム(muscle spasm)を限局して起こしやすく、このスパズムは痛みを増悪させ、その結果スパズムが強くなるという具合に、痛み-筋スパズムの悪循環(スパズムル…
疼痛の原因とは? 疼痛は特異な科学刺激、浮腫による神経終末の圧迫、毛細血管損傷による局所的虚血などによって起こります。 また、反射的な筋スパズムによって起こる疼痛もあります。 局所的な筋スパズムは筋肉の虚血やその部位での代謝副産物を増加させ、…
急性損傷が起こった場合、身体の最初の反応は炎症で、その治癒期間はおよそ3~4日になります。 炎症の過程は正常な治癒期間に必要なプロセスになりますが、損傷組織の早期治癒と速やかな機能回復の為には最小限に抑えられなくてはなりません。 細胞レベルで…
内側部の疼痛の機能評価 関節としては椀尺関節に起因する痛みが出現します。 骨性には、変形、骨棘、内側側副靭帯の石灰化などによって痛みが出現します。 靭帯性には、内側側副靭帯の損傷による痛みが考えられ、外反ストレステストや荷重テストにより疼痛が…
病態の大枠を把握した後、身体機能についての評価を進めます。 実施すべき評価項目としては疼痛・姿勢・関節可動域(ROM)・タイトネス・筋力・スポーツ動作など多用であり、範囲としては腰部周囲に加えて足関節、股関節、胸郭、肩甲帯などと広範囲にわたる…
腰痛を分類するには、まずその腰痛の正体を見極めることが大切です。 それにはまずスポーツ専門の医療機関を受診させ、正確な診断を得たうえで現在の症状についてJ評価を進めます。 腰痛評価にあたっては、まず以下の分類を用いて簡潔に腰痛の概略を把握し…
第1段階 炎症症状が消失してから肩、肘などの筋機能を再教育、強化してきます。 順番として徒手抵抗、ゴムチューブ、ダンベル、ウェイトマシーンなどを利用し、マイナーマッスルから、メジャーマッスルへと取り込み、フォームの教育をもう一度やり直します。…