Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

筋損傷

タンパク質摂取の重要性(BCAAは安静時およびレジスタンスエクササイズ後の骨格筋において、翻訳開始(タンパク質の合成調節の重要段階)にかかわる様々な酵素を活性化することによって同化効果を有する)

運動後のタンパク質の合成を増進することは回復の重要な要素であると考えられています。 研究によるとレジスタンスエクササイズの後、40gの必須アミノ酸を摂取すると、40gの混合アミノ酸(必須アミノ酸21.4gと非必須アミノ酸18.6gを含む)と同程度に、タンパク…

アスリートの水分補給(糖質4に対してタンパク質1の割合を加えて摂取することで、水分補給と再補給、筋タンパク質の合成、グリコーゲンの再蓄積を促し、筋損傷マーカーを抑制する)

アスリートの水分補給の場合、水分の補給と再補給には通常、6~8%のブドウ糖-電解質溶液が用いられます。 最近の研究では、この種のスポーツ飲料にごく少量のタンパク質を加えると、水分の補給と再補給(また補給した水分の保持)の効果が高まるだけではな…

免疫機能とオーバートレーニング症候群(人の免疫系は、複雑なシステムで、先天的防御(非特異的免疫)と適応防御(特異的免疫)という2つの主要な免疫系で成り立っている)

人の免疫系 人の免疫系は、複雑なシステムで、先天的防御(非特異的免疫)と適応防御(特異的免疫)という2つの主要な免疫系で成り立っています。 先天的な自然免疫は、出生時から身体に備わっているため、生体外異物に遭遇することによって改めて賦活する必要の…

オタネニンジン:朝鮮人参((4g/日、8週間)にはストレス適応力を高める強壮特性があり、男性被験者において、高強度のトレッドミルエクササイズに対する急性反応として、運動により誘発された酸化ストレスから活動中の筋を守る)

主要効果 オタネニンジン(4g/日、8週間)にはストレス適応力を高める強壮特性があり、男性被験者において、高強度のトレッドミルエクササイズに対する急性反応として、運動により誘発された酸化ストレスから活動中の筋を守ることが報告されています。 同様に…

L-カルニチン-酒石酸塩(LCLT)(ウェイトトレーニングを行っている男女において、レジスタンストレーニングによる低酸素状態における筋痛を緩和し、代謝物による損傷を低減し、また、回復時間を短縮させて筋組織の修復とリモデリングを促進する)

高強度運動に伴う筋組織の微細損傷 高強度運動に伴い筋組織には微細損傷が生じます。 そのため、MIPSの多数の成分が筋タンパク質バランス(合成と分解)に目標を定めています。 興味深いことに、これらの成分を含むMIPS、または「筋の増強と修復成分」や「爆発…

筋損傷と筋肥大(マクロファージ(大食細胞)は、筋で合成されたサイトカイン(マイオカイン)の分泌を通して筋肥大を媒介する)

筋肥大と筋損傷の関係 筋肥大のメカニズムを考慮すると、筋損傷に対する急性炎症反応は、筋肥大適応の主要な媒介要因であると仮定されます。 マクロファージ(大食細胞)は、特に、損傷を与えるエクササイズに基づくリモデリングを促進すると考えられ、また、…

トレーニング後に適切な栄養摂取を行うことでミオグロビンとクレアチンホスホキナーゼ(CPK)の血中への出現が減少する

筋損傷と栄養摂取 レジスタンスエクササイズに伴う筋損傷は、筋活動の伸張性局面で筋線維に機械的ストレスが加わることで生じるほか、カタボリックホルモン(異化)環境において、運動後の筋タンパク質分解が増大することも原因になります。 運動後に栄養を摂…

筋肥大とレップ速度(運動速度は筋肥大と伸張性要素に非常に重要(運動単位と代謝要求に関わる))

筋肥大とレップ速度 挙上者がレップを行うスピードは筋肥大反応に影響を及ぼすとされています。 筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと筋肥大(運動単位と代謝ストレスの増加を極限まで促す)

アミノ酸と筋損傷(乳酸は「代謝によってできるもの」であるのに対して、筋肉痛は「筋が瞬間的に大きな力を出そうとして生じた力学的な原因によるもの」)

筋肉痛は筋の損傷(乳酸蓄積の関係) 以前は、乳酸が溜まっているから筋肉痛が起こるといわれてきました。 しかし、乳酸が多くできるのは運動直後であって、運動後30分や1時間もたてば、元の低いレベルに戻ります。 一方、筋肉痛は運動し終わってすぐ生じるわ…

筋損傷の要因(筋肉の伸張性筋収縮によりポッピングサルコメアとカルパインが筋の損傷に関与する)

上記は大腿直筋の筋損傷部位の超音波診断画像になります。 周辺部の筋節(サルコメア)は正常ですが、中央部のものだけはその構造に乱れが見られます。 短縮性筋収縮や等尺性筋収縮に比べて、伸張性筋収縮後では甚大な筋損傷がみられる場合が多くなります。…

ダウンヒルランのエネルギー消費と筋収縮(伸張性筋収縮)による筋損傷

登り坂と下り坂のどちらが楽かと聞かれれば、おそらく全ての人が下り坂と答えます。 エネルギー消費の点から見ると、標高の高い所では位置エネルギーが高くなりますので、その分、坂を登るためには余計にエネルギーが必要になります。逆に、坂を下る時には位…

運動前・運動中の分岐鎖アミノ酸(BCAA)摂取の生理学的効果(筋損傷・中枢性疲労・乳酸)

20種類のアミノ酸の中でバリン、ロイシン、イソロイシンの3つは、分岐鎖アミノ酸に分類される必須アミノ酸です。 筋肉タンパク質中に多く含まれるアミノ酸で、自然界の多くのタンパク質にはバリン、ロイシン、イソロイシンがほぼ1:2:1の比率で含まれていま…

力-速度の積=パワーとトルク:筋収縮様式の物理学的理論

関節運動速度が大きくなる(早くなる)と発揮されるトルクは小さくなります。 ※速度ゼロの時は等尺性収縮を行い、他は等張性収縮。 力と速度の積がパワーとして表され、力と速度が最大努力でつりあって描写されるものを力-速度曲線と呼びます。 ※基本的には…

高強度レジスタンストレーニング後の回復のための糖質の種類の選択

回復のための糖質の種類 アスリートが運動後に摂取するCHOの種類は、グリコーゲンの再合成の速さに影響を及ぼします。 グルコース(ブドウ糖)/スクロース(ショ糖)を含む食物やグリセミック指数の高い食品および飲料が理想です。 グリセミック指数の高い食…

トレーニング時のエネルギー基質の消費と補給・グリコーゲン

運動に使用できるグリコーゲン量には限界があります。 身体全体では約300~400gが筋に蓄えられ、約70~100gは肝臓に蓄えらえています。 安静時の肝臓および筋のグリコーゲン濃度は、トレーニングと食事によって影響を受けます。 先行研究によって、スプリ…