Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

筋疲労

性別と年代における筋疲労の蓄積(思春期の男子は成人男性よりも疲労耐性が大きいのに対し、思春期の女子(思春期半ば14~15歳)と成人女性の間には差がないことが明らかになっている)

青少年アスリートアスリートのトレーニングに関する最後の注意事項は、彼らの筋疲労に対する抵抗力であり、高強度の間欠的エクササイズ中の回復力になります。 思春期直前の子どもたちは1回から数回の反復的高強度運動に対しては、思春期の若者や成人よりも…

筋疲労と若年アスリート(疲労に起因する神経筋コントロールの低下により、ACL断裂、足関節捻挫などのスポーツ傷害に対するリスク因子が増加する)

筋疲労は、筋力とパワーの最大発揮能力が徐々に低下することと定義できます。 したがって、筋疲労が発生した後は、最大下の筋収縮が持続することを意味しています。 疲労はスポーツ課題を実行中の神経筋コントロールの変化と下肢の動的な関節安定性の低下に…

青少年アスリートにおける神経筋傷害リスク因子の分析(筋疲労、筋の活性化のタイミングと大きさの変化、筋力不足、前額面コントロールの優位性(動的外反)、下肢の神経筋のアンバランス、不十分な筋スティフネス、姿勢安定性の不足、固有感覚の変化、そしてフィードフォワードコントロール等がある)

神経筋リスク因子とスポーツ傷害 青少年アスリートのINTプログラムの最適化は、神経筋リスク因子がスポーツ傷害を引き起こすメカニズムを知ることから始まります。 青少年アスリートが最も傷害を負いやすい身体部位に焦点を合わせます。 すなわち、足関節と…

ベアフットランニングプログラムの漸進(筋骨格系と皮膚の適応を可能にするために、べアフットランニングのトレーニング距離を増やす際は、1週間のうち10%を増加させることが推奨される)

ベアフットへの漸進 準備エクササイズを通じてベアフットランニングの要求に対応する用意が下肢に整ったら、ベアフットまたミニマリストシューズによる下肢に整ったら、ベアフットまたはミニマリストシューズによる走行距離を伸ばしていく段階に入ります。 …

運動誘発性筋痙攣の生理学的メカニズム(筋紡錘からの求心性神経活動が増加し、ゴルジ腱器官からの入力が低下すると、結果的に運動ニューロン細胞体で弛緩を命じるシグナルが受信されなくなる)

筋痙攣のメカニズムの違い 運動誘発性筋痙攣に対する中枢神経の刺激が存在することは、研究者により根拠を持って一般的に取り入れられていますが、神経性刺激自体の起源については議論があります。 中枢起源説(Central Origin Theory)の支持者は、運動ニュー…

運動誘発性筋痙攣に対する神経学的刺激(持続的で異常な脊髄反射活動、筋紡錘の求心性活動を増加させる一方で、ゴルジ腱器官の求心性活動を低下させる)

神経刺激 脱水と電解質減少が運動誘発性筋痙攣を起こすという理論には限界があり、多くの研究者は神経レベルでの機能障害が原因で運動誘発性筋痙攣が起こる可能性を調査し始めました。 Schwellnushらは、運動誘発性筋痙攣が脊髄レベルでの機能障害によって起…

マグネシウムのエネルギー生成の調節(ATP-Mg複合体を形成し、酵素上の活性部位に基質を固定、反応を触媒し、代謝経路の速度を高めることによりエネルギー生成に寄与している)

エネルギー生成におけるマグネシウム エネルギー生成にも、マグネシウム(Mg2+)の存在が影響を及ぼしています。 具体的には、Mg2+は代謝経路における主要酵素の活性化を促進し、ATP生成の補因子として機能し、赤血球の細胞膜構造を安定化させることでO2輸送…

野球施術・VEO(Valgusextension overload)肘関節伸展角速度と野球肘の関係

VEO(Valgusextension overload)とは VEOとは、「肘伸展角速度」をいいます。 野球の投球動作において、肘伸展角速度は、肘内側に外反モーメントによる引張力が繰り返し発生し、それと同時に、高速の肘伸展トルクが発生することによる偶力の相互作用を起こし…

高強度トレーニングによる筋疲労の原因(乳酸性アシドーシス・クレアチンリン酸減少・無機リン酸蓄積)

筋に収縮を繰り返し負荷すると、筋の収縮機能(発揮する張力あるいはパワーなど)はやがて低下します。 このときの筋細胞内を観察すると、機能の低下に伴い器官の損傷が起こる場合と起こらない場合があります。 前者を筋損傷(muscle damage)、後者を筋疲…

長時間運動による筋疲労の原因(ミトコンドリアの疲労耐性と筋グリコーゲン量減少)

ミトコンドリアでは、酸素を利用してATPが産生され、この反応は酸化的リン酸化(oxidative phosphorylation)と呼ばれます。 長時間の運動では、酸化的リン酸化により需要に応じたATPが供給され続けることが、運動を継続するうえで必須になります。 したが…

筋収縮と水素イオン(筋疲労を抑えるには水素イオンの発生を抑えるか、発生してもそれを除去すれば良い)

phの低下は、ATPの原料の一つであるクレアチンリン酸の筋肉内での量をも低下させてしまいます。 これもATP再合成量の減少に結びつきます。 さらに、解糖系つまり糖を燃やしてATPを再合成する機構にもマイナスの影響を与えます。 現象面としての筋疲労、筋肉…

有酸素性機構が活発に働けば働くほど筋疲労の原因となる水素イオンの分解効率を上げる(短距離の選手であっても有酸素性能力を高めておく必要性がここにある)

有酸素性能力と筋疲労 発生した水素イオンを筋細胞内のミトコンドリアで分解する機構も体内には存在し、酸素とグリコーゲンを原料としてATPをつくり出す有酸素性機構がこれに相当し、有酸素性機構が活発に働けば働くほど水素イオンの分解効率も高まり、有酸…

筋疲労を防ぐ方法とは:重曹(NaHCO3)とクレアチン

筋疲労の原因は、筋収縮の結果発生する水素イオンになり、この水素イオンの発生を抑えるか、あるいは発生したものを中和すれば筋疲労を防ぐ(緩和)ことができます。 筋疲労を防ぐ一番簡単な方法は、筋活動のレベルを落とすこと(筋出力の値を落とす)にな…

筋線維の数を決める成長因子:ミオスタチン(マイオスタチン)

人は生まれながらにして、筋の中にある筋線維数には個体差があり、筋線維の多い人はその分、トレーニングによって筋肥大しやすいといえます。 ※筋線維の数を決める要因の一つがミオスタチン(マイオスタチン)という成長因子であることがわかってきました。 …

クールダウンの取り組みと内容

アイスバケツ 90㍑のバケツに下肢を入れ、下肢全体をアイシングし、また、足関節のみの場合は小さなバケツを準備し、その中に足を入れます。 ※足関節全体を冷やす意味でもバケツに足を入れたほうが効果的になります。 初期には過度の冷却による足趾の冷却に…

トレーニング負荷の増加の原理(斬新性の原則・2for2ルール)

トレーニング進行により、斬新性を考慮し負荷・強度を増加する必要になります。 これを「2for2」ルールの原則といいます。 斬新性の原則 トレーニング効果は、短期間ほど可逆性が大きく、長期間であるほど途中に中断しても可逆性は小さくなります。 ※計画的…

筋持久力を高める生理学的条件と運動負荷

筋持久力運動による生理学的変化 筋持久力運動により、その筋肉の毛細血管網と動静脈吻合の発達が著しくなり、単位筋面積当たりの毛細血管数は非運動筋の約2倍、吻合数は約3倍に増加したと報告されています。 ※筋収縮が起こると、筋線維を囲んでいる4000近い…

筋疲労と筋持久力の生理学的反応と神経系の相関関係

「疲労(fatigue)とは、作業、あるいは運動をしていくことによって、身体各部の器官や組織のエネルギーの消耗あるいは調整の低下により機能の減退が起こり、これが全体として作業や運動の成果(performance)を低下させるようになったときの状態で、多くの…

競技パフォーマンスと活動後増強効果(PAP)の関係(爆発的ウォーミングアップでパフォーマンスが向上)

近年、複数の研究者によって、高強度で(コントラストトレーニングやコンプレックストレーニング以外)持続時間の短い前負荷によるレジスタンスウォーミングアップの後、爆発的なジャンプパフォーマンスが増大することが報告されています。 この一時的な筋…