Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

筋肉

水分補給(アスリートは、ホルモン分泌、アルドステロン系の刺激、交感神経、腎溶質と水分排出量の影響を理解することが重要)

水は人体の最大の構成成分で、人体の容積の60%を占めています。 ※例えば、筋肉は約73%、血液は93%、脂肪は10%の水を含んでいます。 水は恒常性に不可欠であり、生理学的および生化学的機能に重要な役割を果たしています。 1日の必要水分量や身体が水分補…

暑熱と水分補給に関する考察(栄養素が代謝される際、放出されるエネルギーのほとんどは耐熱となり、運動強度が高いほど多くの熱が産生される)

暑熱および水分補給は、健康リスクとパフォーマンス減衰に関係しています。 暑熱環境下における身体への要求は、深部体温の上昇と、多大な水分損失(脱水)をもたらしやすく、その2つの因子が組み合わさって、パフォーマンスの低下や、熱痙攣、熱失神あるいは…

ストレッチの生理学的作用(受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性がある)

筋肉に本質的に備わるいくつかの因子、例えば細胞内の情報伝達(機械的な張力の細胞内シグナル変換)などが筋肥大に関わっています。 多くの潜在的な主要因子(IGF-1、筋原性成長因子、プロテインキナーゼB:PKB、セリン/トレオニンプロテインキナーゼ:Akt、哺…

前十字靭帯損傷と筋の共収縮(大腿四頭筋とハムストリングスのバランスのとれた共収縮は、脛骨の前方移動の大きさに影響を及ぼし、前向きの力がもたらす膝関節への負荷を23%減少させた)

大腿四頭筋とハムストリングスのバランスのとれた共収縮は、脛骨の前方移動の大きさに影響を及ぼし、前向きの力がもたらす膝関節への負荷を減少させます。 Liらは、死体膝に対して膝関節の屈曲角0°、15°、30°、60°、90°、120°で大腿四頭筋だけに負荷をかけた…

足部回内と下肢キネティックチェーンの機能障害(足部回内状態では、足は体重が乗った際に内側縦アーチを失う、 内側縦アーチは、足部内側の骨、靭帯、および腱で形成されており、足部縦アーチの役割は、足部が地面に接地した際に床反力を分散させる)

キネティックチェーンにおけるパフォーマンスに与える影響 足部は、キネティックチェーンのパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。 足部における骨や筋、靭帯の適切なアライメントは、ウォーキングや階段昇降、そしてランニングといった活動における適切…

自重トレーニング(代表的なものとしてプッシュアップ、シットアップ、スクワットスラストなどの徒手トレーニングや、素早く爆発的なパワーを向上させるジャンプトレーニング、そして、心と身体のつながりに重点を置くタイプの自重トレーニングであるヨガなどが挙げられる)

自重トレーニングとは 自重トレーニングは、新しい手法や最近のトレンドではありませんが、何千年も前に誕生し、古代ギリシャやローマ、エジプトで盛んに行われたトレーニング方法として歴史に残る一方、現在もなお、米軍でトレーニング方法として用いられて…

リン酸ローディングの効果(赤血球中の2,3-DPGの濃度の上昇は、酸素ヘモグロビン解離曲線を正の方向にシフトさせ、最大酸素摂取量が増加する)

リン酸補給 リン酸ローディングにより、2,3-ジフォスフォグリセリン(2,3-DPG)が増加することが知られています。 2,3-DGP濃度の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合性を低下させ、より多くの酸素が筋肉に供給されればエクササイズパフォーマンスの向上が期待…

パフォーマンスの為のコアエクササイズ(脊椎におけるパワー(力×速度)の発揮は、通常極めて危険だが、代わりにパワーを肩と股関節周りで発揮し、パフォーマンスを向上させ、同時に脊椎と関連組織のリスクを最小限に留めることが必要になる)

パフォーマンス向上のためのコアエクササイズ パフォーマンス向上のための背部のトレーニングは(運動競技または職業への応用)、リハビリの目的を達成するためのトレーニングとは異なる方法や目標を必要としています。 これらは適切なコレクティブエクササイ…

レジスタンスサーキットトレーニング(RCT)の目的は、最大筋力、筋持久力、筋肥大、結合組織の強度の増加、および筋間コーディネーションの向上にある

筋力の向上 レジスタンスサーキットトレーニング(RCT)の目的は、最大筋力、筋持久力、筋肥大、結合組織の強度の増加、および筋間コーディネーションの向上になります。 RCTに40~60%1RMという低いパーセンテージの負荷を用いると、トレーニング経験のない…

同じ有酸素性運動をしても男性より女性が息切れするのはなぜか?(女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が大きくなる)

男女の呼吸筋の機能の性差 カナダ、マギル大学(モントリオール)の研究チームが、労作性呼吸困難に関する男女の生理学的機能の違いを解明するため、タバコを吸わない20歳から40歳の健康な男女各25人(計50人)にエアロバイクで運動負荷試験を行い、呼吸・循…

伸張性エクササイズと至適筋長の変化(ハムストリングの傷害は片側性の多関節運動中に発生する為、膝関節の伸張性の伸展だけではなく、股関節の伸張性の屈曲も含むエクササイズを考案する必要がある)

筋肉とピーク張力 すべての筋肉にはピーク張力を発揮するための至適筋長があり、至適筋長を超えて伸張され続けると、筋の張力レベルは低下します。 長さ-張力曲線の下降部分は、筋挫傷(肉離れ)が発生する脆弱な領域であると考えられ、また一般的に、通常より…

生理学的にクレアチン、それともクレアチンリン酸を摂取するほうが有効なのか?(血液中から細胞内に吸収されるのはクレアチンである)

[caption id="attachment_16513" align="alignnone" width="600"] 500x320_влюбленный в фитнес.eps[/caption] クレアチン、それともクレアチンリン酸 クレアチンリン酸はヨーロッパでは、心臓の施術薬として正式に採用されていた歴史があり、生体内のメカ…

アスリートの回復のための栄養とは(糖質摂取の種類により血中乳酸濃度、グリコーゲン再合成、筋損傷の回復に影響する)

運動パフォーマンスに関与する栄養 グリコーゲンは、長時間にわたる中強度から高強度の運動中の主要なエネルギー源になります。 さらに、筋肉内の筋グリコーゲンの枯渇は疲労に直接関係し、パフォーマンスに影響を及ぼします。 したがって、あらゆるレベルの…

青少年期を通じたアジリティトレーニングの焦点(神経の可逆性を利用し「ファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS」「方向転換速度:CODS」「反応アジリティトレーニング:RAT」の向上を目指す)

アジリティトレーニングの構成要素 アジリティトレーニングを子供の成熟状況に応じた構成要素は、「ファンクショナルムーブメントスクリーン:FMS」「方向転換速度:CODS」「反応アジリティトレーニング:RAT」の3つになります。 子供には常にこの3つの構成…

筋肥大とエクササイズの選択(多関節運動は単関節運動に比べ、テストステロンとGH濃度を高める)

エクササイズの選択とフィットネス理念 様々なエクササイズのパラメータ(引く角度、四肢の位置など)筋区画内に異なる活性化パターンをもたらし、協働筋の活性化を促進したり抑制したりします。 これは、フィットネスの理念として広く認められていますが、…

筋肉内の酸性化は疲労にどれだけ影響するか?(筋肉内のph{乳酸、水素分子}と筋張力低下の関係)

疲労には様々な種類がある 運動中の疲労、運動後の疲労、そして日常生活の疲労など、これらの疲労がすべて一緒に捉えられ、その原因の一つとして「乳酸」が挙げられている場合が目につきます。 http://nakajima-bonesetter.com/blog/post-5926

高強度運動時のアシドーシスの原因(筋内乳酸の蓄積は、ミトコンドリアが適切な割合でATPを供給できなくなるタイミング)

高強度トレーニング時の疲労とアシドーシス 運動中の血中乳酸の蓄積は、水素イオンの発生を伴う代謝副産物とみなされてきました。 しかし、速い解糖系によって生み出される乳酸の一部は、タイプⅠ筋線維内で酸化されます。 したがって、乳酸産生に関しては、…

EMSトレーニングの生理学的側面(大きい軸索は電気刺激により興奮しやすく、活性化の順序が随意収縮とは異なりEMSは比較的低いレベルで大きい運動単位を活性化する)

Electromyostimulation(EMS)とは 電気的筋刺激、言い換えると神経筋への電気刺激は、刺激に伴う不快感を最小限に留めるように設計されたプロトコルによって、人工的に筋を活動させるものになります。 EMSはリハビリテーション環境において、随意的な筋活…

アミノ酸は「窒素」と「炭素」が主体(アミノ酸は炭素がある限りエネルギー源になり、肝臓はアミノ酸からグルコースを作ることができる)

アミノ酸は飢餓時のエネルギー源となる タンパク質は、アミノ酸がたくさんつながりできたものになり、「窒素」と「炭素」が主体でできています。 アミノ酸は、基本的にはタンパク質はエネルギーを生み出すためのものよりは、筋肉などの身体の構造を作るもの…

クレアチン(筋内のクレアチンリン酸貯蔵量を増やすことは、高強度エクササイズのパフォーマンスに関与するホスファゲン機構で細胞の生体エネルギーを高める)

クレアチニンの基本情報 クレアチンは現在、筋力/パワー系アスリートのための他の様々なスポーツ栄養サプリメントとの比較に用いられる基準サプリメントになります。 実際、国際スポーツ栄養学会(International Society of Sport Nutrition)が発表した見…

筋肉での糖質の合成(血糖値が通常レベル以下だと取り込まれない為、インスリンが膵臓から血液中に出ることで筋肉はグルコースを取り込める)

糖質はグリコーゲンの形で貯蔵される 体内で糖質が貯蔵される過程は、食べた糖質が血液中にグルコースとなり、それが筋肉などへ取り込まれるところから始まります。 この後、まずグルコースに1つリン酸がつき、そこからリン酸が取れ、つながったものがグリ…

インスリン様成長因子(機械的刺激によりIGF-1遺伝子がMGFに接合し筋肥大を始動させる)

インスリン様成長因子とタンパク同化作用 インスリン様成長因子(IGF-1)はしばしば最も重要な哺乳類タンパク同化ホルモンと呼ばれます。 それは、全身の主要な同化反応をもたらすと思われ、機械的な負荷に応答してより高い筋肥大効果を示します。 http://n…

乳酸は2種類ある(Lactateにあたる乳酸(実は乳酸塩)とLactic Acidにあたる乳酸(これは酸)がある)

乳酸 短距離走のような運動をすると多く乳酸ができます。 乳酸は、酸素が不足したからではなく、グリコーゲンの分解が高まることで産生されます。 そして、乳酸は作られたら溜まるだけの疲労物質ではなく、エネルギー源として利用できる物質です。 https://…

糖質がエネルギーになるまで(反応が進むには、ピルビン酸が乳酸になるか、酸化されるかが必要)

グリコーゲンとグルコースにリン酸が1個つく 筋肉や肝臓に貯められたグリコーゲンが代謝されるには、まず一つ一つの単糖にばらばらになり、そしてリン酸が1個つきます。 グルコースも同じようにリン酸がついて、その後グリコーゲンと一緒の代謝経路に合流し…

なぜフルクトースを摂取しただけで血中乳酸濃度があがるのか(乳酸は酸素供給だけではなく、糖の分解促進でできる)

フルクトースとは? 果物には、果糖という単糖類の仲間が多く含まれています。 果糖はフルクトースとも呼ばれ、またスクロース(砂糖)はグルコースとフルクトースがくっついたものになります。 フルクトースはグルコースの代謝過程の途中に入り、グルコー…

アミノ酸サプリメント(特に、分岐鎖アミノ酸は筋肉の合成、筋肉の修復に非常に重要)

アミノ酸が集まってタンパク質になる アミノ酸はタンパク質が分解されてできたものになります。 逆にいうとアミノ酸が集まったものがタンパク質になるということです。 肉や魚、豆類などにはタンパク質が多く含まれ、普通に食事で肉や魚、豆類を摂取してい…

筋グリコーゲンを早く回復するには(グルコースだけよりも、肝臓で糖に合成できるものが重要)

試合後になるべく早く糖質を摂る 減ったグリコーゲン量を元に戻すには時間がかかり、これをいかに早く回復させるかが、連戦の続く時期、ハードな合宿時期には非常に重要になります。 運動が終了後すみやかにサプリメント等で糖質を補給することが大切になり…

最大酸素摂取量を上げるには「強度」乳酸性作業閾値を上げるには「時間」が重要

マラソンなどの持久的競技の成績と乳酸性作業閾値 乳酸性作業閾値(LT)の強度はマラソンの運動強度に近く、競技成績と非常に深い関係があり、LTの高い選手はマラソンを始めとする持久的競技の成績が良いという明らかな関係があります。 筋肉における酸素摂…

ランナーズ・ハイと乳酸性作業閾値の関係(アドレナリン、カリウム、ストレスタンパク質といったように、体内でいろいろなことがLTより上の強度になると起きる)

乳酸性作業という指標 乳酸性作業閾値(LT)の強度から、体内ではいろいろな反応が出始めます。 アドレナリン アドレナリンというのは、緊張したり、興奮すると出るホルモンで、身体の緊急事態に備えるホルモンとも考えることができます。 そして、アドレナ…

乳酸性作業閾値の値で、主動筋の能力がわかる(速筋線維で作られる乳酸の量が、遅筋線維や心筋で使われる乳酸の量よりも多くなるために血中乳酸濃度が上がる)

最大酸素摂取量と乳酸性作業 乳酸性作業閾値(LT)は「速筋線維が動員される」という考え方ができ、このことはLTは主動筋(一番働いている筋肉)の酸化能力、つまりどれだけミトコンドリアがあって、糖質や脂肪を酸化できるのかを反映しているといえます。 …