肩甲骨
胸部のポジションの修正は、アスリートがスクワット中にしっかり肩甲骨を後ろに引き、胸を張り、胸椎を支持する理想的な姿勢を促すことに焦点を当てます。 コーチやトレーナーにとって、初めに、肩甲骨を十分に引いていないこと、肩が前に出てしまうこと、お…
上腕二頭筋は上腕二頭筋長頭腱と上腕二頭筋短頭とがあり、力こぶをつくる筋肉です。上腕二頭筋長頭腱は肩甲骨から上腕骨結節間溝という上腕骨のみぞを通り、前腕の橈骨に付着しています上腕二頭筋短頭は肩甲骨の烏口突起から長頭と同じところに付着します。…
通常、腰椎の過度の可動性には問題(コアの不安定性)があるとみなされていますが、適切な胸椎可動性(TSM:thoracic spine mobility)は、上肢および腰椎の双方の正常性にとって不可欠になります。 TSMの制限と肩のインピンジメントは、特に肥満の人において、慢…
急性および慢性の肩の傷害 急性および慢性の肩の傷害に関しては、それら両方の病因に関連があるとされる変数が明らかにされ、内因性または外因性のリスクとして分類されています。 RTの結果生じる関節と筋の異常な特性などの内因性リスク因子は、傷害のリス…
レジスタンストレーニングと肩の障害 レジスタンストレーニング(RT)は、スポーツ競技のための筋骨格の強化、障害のリハビリテーション、様々な健康や体力にもたらす利益などを実現する手段として提唱されてきました。 RTに起因する障害の発生率は過去10年間…
サイドライイングクロスアームストレッチ サイドラインクロスアームストレッチでは、ストレッチする側を下にして側臥位をとり(これで肩甲骨を安定させる)、腕を90°外転させ、その姿勢をとったら、反対側の腕を(肘の辺りをつかんで)胸の前を横切るように引き…
人工逆肩関節置換術後のエクササイズプログラムの作成(内旋に際立った弱点のあるお客では、代償メカニズムをさけつつ、肩甲下筋の活動を最適化し、大胸筋と広背筋と大円筋を強化することにより、内旋を改善できる)
リハビリテーション後の重要な要素 レジスタンストレーニングは、人工逆肩関節置換術(rTSA:Reverse Total Shoulder Arthroplasty)後のお客のためのリハビリテーション後における重要な要素になります。 多くのお客はまだ筋力が十分に回復していないため、特…
rTSA後のレジスタンストレーニング 人工逆肩関節置換術*1においてみられる肩の症状として、肩甲骨周囲の筋群(菱形筋、僧帽筋の上部、中部、下部および広背筋)の脆弱性になります。 これらの筋群に目標を定める際は、お客は頚椎の変形性関節症を併発している…
ローテーターカフの疾患 ローテーターカフ(腱板)の疾患を引き起こすのは主に棘上筋になります。 棘上筋の役割は、肩の軽度の外旋トルクをかけながら圧迫し、外転させることになり、そのため、ローテーターカフに疾患が生じると、肩の外転動作における疼痛や…
棘上筋を効果的に鍛え、肩峰下腔の狭小化を抑える 棘上筋は関節窩において上腕骨を安定化させ、また三角筋とともに外転を助けます。 ※棘上筋は、棘下筋、小円筋、肩甲下筋とあわせてローテーター・カフと呼ばれます。 外転および屈曲時に棘上筋腱が烏口肩峰…
可動域 肩甲上腕関節の可動域の評価をします。 CAT:combined abduction test 肩関節を固定し、肩甲上腕関節の外転可動域を評価します。 方法:背臥位の状態から肩甲骨を固定し、もう一方の手で肩を外転させます。 評価:投球側が非投球側と比較して小さけれ…
肩関節は複数の関節から複合体になります。 ※狭義の肩関節である肩甲上腕関節は骨構造上、不安定な関節であるために、その安定性を軟部組織に依存しています。 関節包による肩甲上腕関節の安定化は肩関節肢位の変化に伴う緊張部位に依存しています。 ※上肢下…
野球肩・野球肘障害例の身体特性 少年野球選手におけるメディカルチェックでは成長期の野球選手に特有の身体特性を把握したうえで、野球を楽しく続けていけるかどうかを判断することが重要で、その中で障害発生に関わる危険因子を見つけ出し、その結果のフィ…
肩のスポーツ障害には多くの病態が存在し、来院時の訴えも痛み・不安定感・運動制限など様々です。 その原因も脱臼や骨折のように明らかな大外傷によるものから、オーバーユースを基盤としたものまで様々です。 肩関節の安定化機構 肩関節の静的安定性の多く…
第1段階 炎症症状が消失してから肩、肘などの筋機能を再教育、強化してきます。 順番として徒手抵抗、ゴムチューブ、ダンベル、ウェイトマシーンなどを利用し、マイナーマッスルから、メジャーマッスルへと取り込み、フォームの教育をもう一度やり直します。…
関節可動域改善訓練 まずは、関節の可動域を健全な状態に戻すように自動運動や自動介助運動、またはトレーナーなどによる抵抗運動を用いて、ストレッチングを行います。 セルフストレッチ 肩の内転(水平内転・屈曲) 肩の外転(外転・屈曲) 水平外転・伸展 パ…
今回、野球における肩、肘の障害についてのリハビリテーションプログラムシリーズを紹介していきます。 まず、今回は〘野球の動き〙から分析し、動きを分析してみると、 ボールを捕る ボールを投げる ボールを打つ 走ること に大別できます。 https://nakaj…