Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

脱水

熱と水分補給と労作性熱痙攣(運動誘発性の筋疲労、体内の水分の損失、発汗によるナトリウムの多大な損失の3つの素因が筋痙攣にて観察される)

暑熱環境下とパフォーマンス 暑熱環境下はパフォーマンスの低下だけではなく、運動関連の筋痙攣(EAMC)、すなわち労作性熱痙攣とも関係があります。 EAMCは、長時間の激しい運動後に起こる骨格筋の疼痛性痙攣と定義されます。 熱痙攣の病因に関しては諸説あり…

脱水と水分補給における競技パフォーマンスへの影響(口渇反応のメカニズムは、血漿浸透圧が280~295mOsm/kgH2Oの範囲に維持されるように作用する)

最近の研究により、体水分が正常な状態で運動を開始することの重要性が明らかになっています。 脱水状態で運動を開始すると、心拍数と深部体温の上昇により、パフォーマンスと生理学的機能が低下することが明らかになっています。 研究の結果、若年者を含む…

水分補給が無酸素性運動に及ぼす影響(3%の体重減少によって、上下肢の無酸素性パワー発揮能力が低下、運動中の心拍数上昇、主観的運動強度の上昇、およびレップ数の低下がみられた)

水分補給が無酸素性運動に及ぼす影響については、1~3%余りの体重減少を生じさせる水分欠乏によって、無酸素性パフォーマンスが低下したことが一部研究で明らかになりました。 その中には、水分欠乏によって、バスケットボールとサッカーのスキルパフォーマン…

急速減量法が引き起こす徴候や症状に対する予防のための認識と方法(急速減量法(RWL)が引き起こす徴候や症状を認識し、健康法な代替方法をクライアントに提供することが、長期的な減量の成功には重要になる)

急速減量法が引き起こす徴候や症状 急速減量法(RWL)が引き起こす徴候や症状を認識し、健康法な代替方法をクライアントに提供することが、長期的な減量の成功には重要になります。 パーソナルトレーナーは、セッションごと、または週ごとに体重が急激に変動し…

急速減量法が及ぼしうる副作用(体重のわずか2%の水分喪失で、精神疲労、眠気、悪心、嘔吐、および無気力などの症状が生じうることが明らかになっており、極度の脱水状態では、暑熱関連疾患、入院、さらには死亡のリスクが高まる)

急速減量法(RWL) 急速減量法(RWL)は、生理的、心理的に多くの影響を及ぼすことが考えられており、特に深刻な影響を及ぼしうる副作用は、重度の脱水になります。 体重のわずか2%の水分喪失で、精神疲労、眠気、悪心、嘔吐、および無気力などの症状が生じうる…

板橋CITYマラソン2017参加してきました!

板橋Cityマラソン参加してきました!記録は今回は、過去ワーストの3:52:49。泣 気温と脱水でやられてしまいました。泣 これを秋からのレースに活かします!皆様応援ありがとうございました! 脱水と水分補給における競技パフォーマンスへの影響(口渇反応のメ…

ベタインはタンパク質バランスを強化する可能性がある(ベタイン(BET)は、タンパク質バランスを強化、また、ストレス時(運動中の脱水または高浸透圧状態)に、細胞を保護するために体内で産生される物質になる)

ベタインはタンパク質バランスを強化する可能性がある BRJに含まれるベタイン(BET)は、タンパク質バランスを強化する可能性があります。 また、ストレス時(運動中の脱水または高浸透圧状態)に、細胞を保護するために体内で産生される物質になります。 BETは…

RPEスケールによる選手ごとの評価の重要性(試合終了後、能動的(スローペースのクールダウンジョギング/運動やストレッチングなど)および受動的(交代浴/シャワー)回復戦略を実施させるとともに、栄養的にも回復/リカバリーを図る)

試合間の計量の重要性 試合間の空き時間が長い場合は、低脂肪高糖質高タンパク質の食事を控室で摂取し、試合後は、タオルで汗を落としてからショーツ姿で計量し、何よりも脱水状態に陥ってないかどうかをチェックします。 計量は試合後のできるだけ早い時間…

暑熱と水分補給に関する考察(栄養素が代謝される際、放出されるエネルギーのほとんどは耐熱となり、運動強度が高いほど多くの熱が産生される)

暑熱と水分補給 暑熱および水分補給は、健康リスクとパフォーマンス減衰に関係しています。 暑熱環境下における身体への要求は、深部体温の上昇と、多大な水分損失(脱水)をもたらしやすく、その2つの因子が組み合わさって、パフォーマンスの低下や、熱痙攣、…

フィールド環境で水分補給状態を確認する尿比重測定(尿比重が1.020以下であれば体水分状態は正常である)

水分補給状態を示す尿比重 フィールド環境で水分補給状態を評価するもうひとつの簡便な方法は、尿色または尿比重を用いる方法になります。 実験室環境では、水分補給状態より正確に評価する方法がほかにありますが(血漿浸透圧または尿浸透圧)、尿色はアスリ…

水分補給状態が生理学的機能と運動パフォーマンスに及ぼす影響(体重が3%減少すると、各セット前の心拍数が上昇し、心拍数の回復にも遅れが生じる)

水分補給計画の決定因子とは 運動実践者の水分補給は、臨床と研究の両分野で活発に議論されており、アスリートの水分需要決定に責任を負うコーチやヘルスケア専門職は、水分補給計画の作成にあたって様々な因子を考慮に入れる必要があります。 運動が行われ…

鎌状赤血球傾向(激しい最大運動を行なっている際、酸素濃度低下より、一部の赤血球が正常な円盤状から鎌または半月のような形状に変化することがあり、筋、腎臓、その他の臓器の血管に詰まり、組織の壊死と機能不全を引き起こす)

鎌状赤血球症傾向(SCT)とは 鎌状赤血球症傾向(SCT)は一般的な遺伝子疾患のひとつになり、通常は良性ですが、激しい身体運動を行うと、重度の合併症を引き起こす恐れがあります。 残念なことに、多くの人は自身がSCTのキャリアであることを知らず、またより一…

運動誘発性筋痙攣の生理学的メカニズム(筋紡錘からの求心性神経活動が増加し、ゴルジ腱器官からの入力が低下すると、結果的に運動ニューロン細胞体で弛緩を命じるシグナルが受信されなくなる)

筋痙攣のメカニズムの違い 運動誘発性筋痙攣に対する中枢神経の刺激が存在することは、研究者により根拠を持って一般的に取り入れられていますが、神経性刺激自体の起源については議論があります。 中枢起源説(Central Origin Theory)の支持者は、運動ニュー…

運動誘発性筋痙攣に対する神経学的刺激(持続的で異常な脊髄反射活動、筋紡錘の求心性活動を増加させる一方で、ゴルジ腱器官の求心性活動を低下させる)

神経刺激 脱水と電解質減少が運動誘発性筋痙攣を起こすという理論には限界があり、多くの研究者は神経レベルでの機能障害が原因で運動誘発性筋痙攣が起こる可能性を調査し始めました。 Schwellnushらは、運動誘発性筋痙攣が脊髄レベルでの機能障害によって起…

栄養ドリンクの安全性(β作用体化合物を含む栄養ドリンクにおいて運動熱耐性を低下させたり、体温調節を損なう可能性がある)

カフェインと栄養ドリンク 栄養ドリンクに含まれるカフェインには弱い興奮作用があり、一般にコーヒー、お茶、チョコレート、などのカフェインの含有量は40~150mgとされ、これに対して市販されている栄養ドリンクには、1回の服用量に対して75~174mgのカフェ…

水分補給状態の実用的測定法(体水分の代謝回転は、体液と電解質の移動によって水分が失われることで起こるほか、肺や皮膚、腎臓からの水分喪失によっても生じる)

水分補給状態の評価 水分補給状態の評価には、少なくとも13種の手法が用いられ、循環機能、生化学反応、体温調節その他の生理過程を媒介します。 また、体水分の代謝回転は、体液と電解質の移動によって水分が失われることで起こるほか、肺や皮膚、腎臓から…

水分補給とバゾプレッシン(水泳時には、水圧による昇圧反射がバゾプレッシン分泌を抑制する)

水分補給と脱水 運動前後の体重変化のほとんどは体水分量の変化によります。 たとえば、運動後に体重が2kg減少していたら体水分がほぼ2kg減少しています。 運動中に1kgの水分を補給した時、運動後の体重減少量が2kgだと、発汗などで失われた水分量は3kgにな…

水分補給と脱水(長時間運動を行っているアスリートでは、1日に5lの体液、4,600~5,750mgのナトリウム、少量のカリウムを喪失する)

脱水とは 脱水とは、体水分正常時の体重の2%が失われた状態と定義され、競技パフォーマンスに悪影響を及ぼします。 脱水はパフォーマンスに多大な影響を及ぼす可能性があり、特に暑熱環境下(熱中症)においてそれが懸念されます。 また、脱水は、筋力や持…

水分補給(アスリートは、ホルモン分泌、アルドステロン系の刺激、交感神経、腎溶質と水分排出量の影響を理解することが重要)

水は人体の最大の構成成分で、人体の容積の60%を占めています。 ※例えば、筋肉は約73%、血液は93%、脂肪は10%の水を含んでいます。 水は恒常性に不可欠であり、生理学的および生化学的機能に重要な役割を果たしています。 1日の必要水分量や身体が水分補…

医科生理学的ストレスはホルモン分泌と運動パフォーマンスに最大に影響する

現在、医科生理学的的なストレス(stress)とは「生命の存続を脅かす刺激(群)とそれに対するACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌応答を包括的にストレスと呼ぶ(Ganong 1999)」とされています。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3729

運動中の栄養摂取で防止すべき低ナトリウム血症と低血糖

水分は運動中に体重が2%以上減少しないように補給する必要があります。 補給する量は気温や湿度などのコンディションに影響されますが、1時間当たり500~1,000ml程度が標準的になります。 長時間の運動で発汗量も多い場合の水分補給では「ナトリウム」が必…

暑熱環境下の運動時水分摂取(補給)

水分バランスを維持(尿、皮膚、肺からの不感蒸泄、糞便により失われた水が補充された時に水分バランスの定常状態が存続)することです。 腎臓は水分の摂取量を変えることなく体内環境を維持するために、尿を希釈または濃縮しています。 渇きはおよそ1%の…