Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

解糖系

ウェイトリフティングの生理学的変化(ウェイトリフティング選手は、非鍛錬者よりも一層多くの機械的仕事を行い、より高い血中乳酸濃度に達することができる)

ウェイトリフティングには短時間で高強度の努力を伴いますが、これはラグビーや野球、バレーボールなどのエネルギー供給によく似ています。 ウェイトリフティングと同様に、短時間で最大努力を行うエネルギー源は主にホスファゲン機構になります。 そして、…

ヨーヨー間欠性テストには2つのバリエーションがある(ヨーヨー間欠性テスト(YYIE)は回復時間が5秒であり、ヨーヨー間欠性回復力テスト(YYIR)は回復時間が10秒になる)

ヨーヨー間欠性テストには2つのバリエーションが存在します。 ヨーヨー間欠性テスト(YYIE)は回復時間が5秒であり、ヨーヨー間欠性回復力テスト(YYIR)は回復時間が10秒になり、それぞれのテストは2つの種類が設けられています。 一方は若年選手または非エリー…

クライマーのインターバルトレーニングセッション(非常に高強度で(最大に近い強度で10秒)、完全な回復が見込める運動-回復比(1:12)を用いて行うと、発揮パワーが最大化され、ホスファゲン系が刺激される)

高強度インターバルトレーニングの有益 クライマーには、様々な仕事量や回復時間を用いて行う高強度インターバルトレーニングが有益であると考えられます。 インターバルトレーニングのセッションは、実際の競技の状況、例えば、1回毎のクライミングの強度や…

ロッククライミングの生理学的要求(握力の持久力低下と相関しているクライミング中の血中乳酸濃度は3~10mmol/Lに達すると報告されている)

ロッククライミングの代謝経路 ロッククライミングにおいては、筋力、パワー、持久力を組み合わせて用いる必要があります。 したがって、バランスの取れたクライマーとなるには、代謝トレーニングやおよびコンディショニングを通じてアデノシン三リン酸(ATP)…

β-アラニンの補給は、筋内カルノシン濃度を高め、筋力やパワーおよび有酸素性能力の向上を促す(1日に3.2gと6.4g摂取により、外側広筋のカルノシン用量がそれぞれ42%と61%増加する)

高強度エクササイズと末梢性疲労 高強度エクササイズ中の水素イオンの蓄積は、末梢性疲労の大きな原因であると考えられています。 解糖作用への依存が高まるにつれて、乳酸と水素イオンの筋内濃度が上昇しますが、カルノシンが存在すると細胞内緩衝剤として…

骨格筋低周波電気刺激法:EMSによる運動療法の可能性(電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段である)

骨格筋への低周波刺激法 超高齢化社会を迎えた今日、寝たきりのお客や慢性的な運動不足者、体力の低下した人々、あるいは過度の肥満や整形外科的疾患などのために、有酸素運動を行えない人々が多数存在します。 さらに、糖尿病合併症や心血管系合併症などの…

マグネシウムが筋機能に及ぼす影響(筋小胞体Ca2+輸送、解糖系代謝経路調節、酵素の運搬と取り込み、ATP生成、酵素反応の活性化及び補因子、筋収縮の調節および神経インパルスの制御、免疫機構の安定化、細胞の分裂と老化)

マグネシウム(Mg2+)とは マグネシウム(Mg2+)は人の細胞内区画においても2番めに豊富な陽イオン(プラスに帯電したイオン)であり、筋、神経、酵素、および、細胞の諸過程に関連しています。 体内でMg2+が果たしているは極めて重要で、筋小胞体(SR)内…

高強度運動時のアシドーシスの原因(筋内乳酸の蓄積は、ミトコンドリアが適切な割合でATPを供給できなくなるタイミング)

高強度トレーニング時の疲労とアシドーシス 運動中の血中乳酸の蓄積は、水素イオンの発生を伴う代謝副産物とみなされてきました。 しかし、速い解糖系によって生み出される乳酸の一部は、タイプⅠ筋線維内で酸化されます。 したがって、乳酸産生に関しては、…

トレーニング変数(解糖系の多量のボディビルスタイルプログラムは、少量のルーティンより急性テストステロン濃度を大きく高め筋肥大を促す)

トレーニング量 1セットは、休息なしで継続的に実施するレップ数を意味し、トレーニング量は、当該トレーニングセッションで完遂した全レップ数とセット数および負荷の積と定義できます。 筋肥大の増強に関しては、一貫して、より多量である複数セットのプ…

代謝ストレスと筋肥大(乳酸、水素イオン、無機リン酸塩、クレアチンその他の代謝産物の蓄積が筋肥大を起こす)

代謝ストレスと筋タンパク同化作用 多数の研究により、運動によって起こる代謝ストレスがタンパク同化作用の役割を果たすことが裏付けれています。 一部の研究者は、トレーニングに対する筋肥大反応を効率的に引き出すために、代謝産物の蓄積のほうが、大き…

運動中の糖質の代謝(50~65%VO2peak以上強度が高まると筋グリコーゲンに対する依存が高まる)

糖質の代謝 運動中に骨格筋による糖質の利用が増加することは、かなり以前から知られています。 しかし、血中および筋細胞中に見られる遊離グルコースは比較的低濃度であるため、運動中の増加したグルコース要求を満たすためには、グリコーゲン分解(glycog…

乳酸が多く出る状況と疲労する状況が一致するのはなぜなのか?(クレアチンリン酸の再合成とリン酸除去が追いつかないだけではなく、中和できないほど乳酸が蓄積する)

乳酸が多く出る状況と疲労する状況が一致するのはなぜなのか? 疲労の原因として、乳酸が多くできる状況が、筋収縮がうまくいかなくなる状況と一致することが多いことから、乳酸が唯一の疲労の原因と考えられてきました。 では、なぜ一致するのでしょうか?…

エネルギー供給系の順番(必ずしもATP-CP系が7秒、解糖系が33秒続き、合計40秒程度の間は、無酸素的にエネルギーが供給されるのか?)

エネルギー供給系の順番とは スポーツ科学の知識がある人は、運動時にどのようにエネルギーが供給されるかという問いに対して、①ATP-CP系、解糖系、酸化系という順番に現れると答えてくれます。 ATP-CP系 もともと筋の中にある微量のATPを使って、エネルギ…

エネルギー供給系とスキルの切り替え(フルマラソンでの30km以降のグリコーゲン枯渇に対応したピッチ走法へと切り替えはその典型)

[caption id="attachment_16005" align="alignnone" width="560"] Race Triathlon Sport Adventure Esporta Athlete[/caption] トレーニングは刻々と変化する運動経過の中で、求められる様々な課題に応じて実施されます。 フルマラソンでの30km以降のグリコ…

筋収縮と水素イオン(筋疲労を抑えるには水素イオンの発生を抑えるか、発生してもそれを除去すれば良い)

phの低下は、ATPの原料の一つであるクレアチンリン酸の筋肉内での量をも低下させてしまいます。 これもATP再合成量の減少に結びつきます。 さらに、解糖系つまり糖を燃やしてATPを再合成する機構にもマイナスの影響を与えます。 現象面としての筋疲労、筋肉…

血中乳酸値を測定すると何がわかるか?(ピリオダイゼーション、休養)

トレーニング現場で手軽に使える測定機として、ポータブルの血中乳酸濃度測定機が普及しています。 ※血中乳酸濃度とは読んで字の如く、血液中の乳酸の濃度になり、一般的には「乳酸値」と呼ばれています。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3114

ヒトのエネルギー供給機構(ホスファゲン機構、解糖系、酸化機構)

エネルギー供給機構 人の身体にはATPを再合成するために3つのエネルギー供給機構が存在します。 ホスファゲン機構 無酸素性機構、酸素を必要としない。 解糖系 2つのタイプがあり、速い解糖、遅い解糖がある。 酸化機構 有酸素性機構、酸素を必要とする。 ※…