Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

運動単位

筋力および持久力トレーニング(筋力トレーニングにより運動単位の同期化と動員にかかわる神経筋系の変化が生じた結果、地面に対して素早く力を吸収し発揮する能力が向上した)

ランニングスピードと筋力トレーニング Damascenoらの近年の研究において、8週間の筋力トレーニングを実施したところ、10km走の中盤から終盤にかけてのランニングスピードが向上し、ひいては全体的なパフォーマンスが改善しました。 この研究において、筋力…

能動的スティフネスと受動的スティフネス(筋スティフネスは、関節の安定性の維持、またパワーの発揮能力にとってもきわめて重要になる)

不十分な筋スティフネス 筋スティフネスは伸張に抵抗する筋の能力であり、コンプライアンス(弾性抵抗)の反対の概念と定義されます。 筋スティフネスは、関節の安定性の維持、またパワーの発揮能力にとってもきわめて重要になります。 この概念をさらによく理…

プライオメトリックスと持久力の同時トレーニング(RFDが向上すると、標準的な最大下運動の強度が相対的に低下し、結果的にエネルギー消費量が低下する可能性がある)

RFDとRE HoffらとStorenらは、筋力と持久力トレーニングを実施後にRFDが向上し、RFDの向上はREの向上と関連していたことを明らかにしています。 このようなRFDの向上は、プライオメトリックスと持久力の同時トレーニングにおいても観察されています。 加えて…

コンプレックストレーニングとは(運動単位の興奮性を刺激し(それによって運動単位の動員と同期化、および中枢からの運動単位への入力を増大させ)、またミオシン軽鎖のリン酸化を促進して筋フィラメントのカルシウム感受性を増強し、さらにシナプス前抑制を低下させると考えられ、それらは理論上、続いて発揮されるパワーの増大を可能にする)

パフォーマンスとコンプレックストレーニング 多くの競技では、最適なパフォーマンスを発揮するために筋力とパワーの両方が求められます。 しかし時間の節約により、筋力とパワーの向上を促すトレーニングと回復に十分な時間を割くことは困難な場合が多く、…

CMJの応用(筋線維(タイプⅡ)を動員するためには、高閾値(外部負荷>85%1RM)で刺激され、神経系のより大きな動員をもたらすエクササイズは、短時間で身体の変位をもたらす大きな力発揮をもたらす)

CMJとは最大の力を最短時間で発揮すること アスリートが完全なCMJを行う際、理想的には、最大の力を最短時間で発揮することを望んでいます。 スポーツでは、通常、CMJは反応動作として行われますが、最大の高さを達成することが望ましい場面も少なくありませ…

成人と比較するプライオメトリックトレーニング(成人と比較すると、思春期前の子どもでは、筋力トレーニングに対する適応のうち、運動単位の動員すなわち神経適応が主な適応である可能性が高い)

成人と思春期前の子供の筋力トレーニングの適応 成人と比較すると、思春期前の子どもでは、筋力トレーニングに対する適応のうち、運動単位の動員すなわち神経適応が主な適応である可能性が高くなります。 Ozmunらは、筋電図(EMG)を用いて、8週間の筋力トレー…

収縮要素の貢献と成熟に伴う変化(青少年の随意筋収縮能力や最大随意筋力(MVC:Maximum Voluntary Contraction)が成人より低いことは、どの研究でも一貫して明らかにされている)

筋の活性化能力とは 筋の活性化能力とは、運動中に運動単位をうまく動員し活動させることのできる個人の能力を意味します。 ある運動に対してより多くの運動単位を動員できれば、筋はより大きな力を発揮できます。 www.nakajimabonesetter.com

骨格筋低周波電気刺激法:EMSによる運動療法の可能性(電気刺激は低い運動強度で解糖系エネルギー利用の高い速筋線維の動員を可能にし、筋エネルギー消費、グリコーゲン代謝、糖代謝を活性化できる有用な手段である)

骨格筋への低周波刺激法 超高齢化社会を迎えた今日、寝たきりのお客や慢性的な運動不足者、体力の低下した人々、あるいは過度の肥満や整形外科的疾患などのために、有酸素運動を行えない人々が多数存在します。 さらに、糖尿病合併症や心血管系合併症などの…

筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答に重要)

受動的ストレッチと能動的ストレッチ 受動的および能動的ストレッチ、特に能動的ストレッチは、局所の筋の酸素摂取を一時的に妨げる可能性が高く、それが血管の局所的な圧迫に起因することはかなり広く認められています。 他にも多くの研究者が、血流の制限…

長距離選手の筋力トレーニング(筋におけるパワー発揮を高める:中枢神経系に刺激を与え運動単位の動員を促し、ランニング効率と持久的パフォーマンスを向上させる)

長距離選手と筋力トレーニング 適切な種類の筋力トレーニングプログラムを用いれば、長距離走のパフォーマンスを向上させる可能性があります。 筋力の向上は、力(筋力)とスピードの積である筋パワーの向上をもたらし、運動能力は、その人が発揮し、維持す…

EMSトレーニングの生理学的側面(大きい軸索は電気刺激により興奮しやすく、活性化の順序が随意収縮とは異なりEMSは比較的低いレベルで大きい運動単位を活性化する)

Electromyostimulation(EMS)とは 電気的筋刺激、言い換えると神経筋への電気刺激は、刺激に伴う不快感を最小限に留めるように設計されたプロトコルによって、人工的に筋を活動させるものになります。 EMSはリハビリテーション環境において、随意的な筋活…

筋肥大とレップ速度(運動速度は筋肥大と伸張性要素に非常に重要(運動単位と代謝要求に関わる))

筋肥大とレップ速度 挙上者がレップを行うスピードは筋肥大反応に影響を及ぼすとされています。 筋が所定の負荷を挙上するために必要な短縮性収縮が発揮できなくなることと筋肥大(運動単位と代謝ストレスの増加を極限まで促す)

小児期におけるスピード向上のバイオメカニクス的因子(スピードの決定因子は接地時間と床反力)

スピード向上のバイオメカニクス的因子 スピードはストライド長(SL)とストライド頻度(SF)の積と考えます。 しかし、Weyandらは、様々な最大スプリントスピード(6.2~11.1m/秒)を有する成人を対象として調査をした結果、SFは最大スピードには影響せず、…

運動単位(運動ニューロンが興奮すると、運動単位に含まれるすべての筋線維が収縮)

筋線維を支配する運動神経細胞(運動ニューロン:Motor Neuron)は脊髄にあり、運動ニューロンから出た神経線維は、幾重にも分岐し筋線維に到達します。 一つの運動ニューロンと、それを支配する一群の筋線維をまとめて運動単位(Motor Unit)といい、ある…

運動単位(眼球の外眼筋などは小さな運動単位から成り立ち、あまり細かく調整する必要のない筋には、大きな運動単位(一本の運動ニューロンで多数の筋線維を支配する)がある)

[caption id="attachment_15824" align="alignnone" width="653"] CrossFit athlete flipping a tire --- Image by © Artiga Photo/Corbis[/caption] 一本の運動ニューロンは数本から、かなりの本数の筋線維に接続します。 この運動ニューロンと筋線維の組…

運動単位の動員を増やし、競技能力を上げるには大脳の興奮水準を高めるトレーニングが重要になる(大脳の興奮水準が高ければ高いほど、発揮される筋力は大きくなる)

火事場の馬鹿力という表現があります。 火事に見舞われた時ような切羽詰まった時、人間は思わぬ力を発揮することを言い表した言葉ですが、これは本当に存在します。 普段開店休業状態にある筋肉が何らかの理由により活動し、信じられないような力が出る現象…

選手の生理的限界と心理的限界(多くの運動単位を動員できれば細い筋肉でも大きな力発揮が可能)

筋力の大きさは筋肉の横断面積に比例します。 ※太い筋肉のほうが細い筋肉よりも力を発揮します。 これは生理学上の原則で、実際の筋力発揮の場面では、必ずしも当てはまらないケースが出てきます。 例えば、腕相撲で明らかに腕が細いとわかる人が勝つ場合、…

トレーニングの意識性の原則(大脳の興奮水準を高め、多くの運動単位動員させる)

トレーニングは、それを実施している本人が「やる気」で行うことが大切で、これを「意識性の原則」といいます。 監督やコーチに「やらされている」のではなく、自分自身の意思でコントロールしながら、身体を動かすということです。 スポーツは決して筋肉だ…

筋力と筋肥大・筋持久力を向上させる目的別のサイズの原理(運動神経と運動単位)

トレーニングを行う場合に、その目的に応じて適切な負荷を設定しなければなりません。 筋のサイズを増やさずに筋力を高めるのであれば最大挙上負荷(1RM)の90%以上、筋を肥大させるとともに筋力を増やすのであれば最大挙上負荷の80%前後、筋持久力を増や…

筋持久力向上と神経性因子の関係(中枢神経系・末梢神経系)

筋持久力運動 筋持久力の向上は一定負荷による作業回数や作業時間の増加となって表されます。 ※一般に持久力の訓練に伴い、最大筋力も増加するのが普通です。 猪飼氏は最大筋力の1/3の負荷で疲労に至るまでトレーニングする方法を用いたとき、最大筋力は6週…

筋力と筋収縮の種類と物理学的外力との関係(等尺性、求心性、遠心性、等速性)

筋力とは 筋収縮によって生じる緊張力を筋力(muscle strength)と呼ぶます。 筋の発揮しうる張力は、その運動単位の興奮の度合いにより決定されます。 ※1つの運動ニューロンが支配する筋線維の数(神経支配比)は、筋の種類で異なり、巧緻動作に富む筋では…

筋疲労と筋持久力の生理学的反応と神経系の相関関係

「疲労(fatigue)とは、作業、あるいは運動をしていくことによって、身体各部の器官や組織のエネルギーの消耗あるいは調整の低下により機能の減退が起こり、これが全体として作業や運動の成果(performance)を低下させるようになったときの状態で、多くの…

パワーの為のトレーニング(ジャンプ、方向転換(アジリティ)、スプリントなどのパフォーマンス競技には特に重要)

[caption id="attachment_12971" align="alignnone" width="654"] lifting weights[/caption] アスリートの大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ、投擲、方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、成功に必要な基本特性の一つと考…