Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

酸素

高気圧酸素カプセル

当院にもある「高気圧酸素カプセル」についてご紹介をします。体と気圧は関係が深く、気圧は体調に大きく影響を与えます。酸素カプセルは気圧を上げることで、天気の良い日と同じ高気圧状態を作ります。

運動と酸素の生理学的指標(無酸素性作業閾値と乳酸性作業閾値)

身体で消費される酸素の量は運動強度を示すものでこれを、酸素消費量(oxygen Consumption)といいます。 酸素消費量は内呼吸で取り入れた酸素量を指し、一般的に人は基礎代謝として1分間に200~300mlの酸素を摂取しています。 そして、運動などで酸素の需…

酸素摂取量および運動に対する有酸素性代謝と無酸素性代謝の貢献

酸素摂取量は、酸素を取り入れ利用する能力の尺度になります。 つまり、酸素摂取量が多ければ多いほど、酸素を利用する能力が高く、有酸素性代謝能力が優れていると考えられています。 低強度の一定のパワー出力を伴う運動中では、酸素摂取量は定常状態(酸…

亜硝酸塩の運動パフォーマンスへの影響(葉物野菜とBRに多く含まれる硝酸塩は、筋の収縮性の増大、血圧低下をもたらす低酸素性血管拡張、さらに運動中の酸素需要の減少など一連の生物学的反応をもたらす)

亜硝酸塩の生理学反応 あらゆる野菜、特に葉物野菜とBRに多く含まれる硝酸塩は、筋の収縮性の増大、血圧低下をもたらす低酸素性血管拡張、さらに運動中の酸素需要の減少など一連の生物学的反応をもたらすことが知られています。 さらに筋活動とグルコースの…

シトルリン(L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であるとされ、その効果は、栄養やホルモン、酸素などの運搬を促進するだけではなく、アンモニアのような廃棄物を除去する)

主要効果 興味深いことに、分析したMIPSのサプリメントの60%に血管拡張効果のある混合成分としてシトルリン類が含まれていました。 L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であると思われます。 その効果は、栄養やホルモン、…

硝酸塩と亜硝酸塩(NOに対する影響に加えて、少なくとも5.1mmolのNO3-を含むBRJを1日に500ml摂取することにより、筋細胞が収縮するときのアデノシン三リン酸(ATP)がの転換率、すなわち使われるエネルギー量が減少する可能性がある)

主要効果 ビートジュース(BRJ:beetroot juice)とザクロジュース(PJ:pomegranate juice)などの製品に含まれる硝酸塩(NO3-)と亜硝酸塩(NO2-)は、低酸素状態の間、硝酸還元酵素の触媒により還元され、その結果、一酸化窒素(NO)が生じます。 したがって、運動強…

ベアフットとショッドランニングの生理学的、バイオメカニクス的違い(ベアフットは酸素消費量が5.7%低下、最大酸素摂取量が1.3%少なくなるが、股関節外転筋群と股関節屈筋群の弱さは、腸脛靭帯炎につながる)

ベアフットとショッドランニングのパフォーマンスの違い ベアフットランニングとショッドランニングではランニングパフォーマンスに違いが出る可能性があり、ベアフットでは、心拍数と相対的な主観的運動強度が有意に低下することが見出されています。 地面…

野球施術:先発・中継ぎ・抑え投手それぞれに必要な有酸素性・無酸素性能力

酸素消費量の回復による2つの回復 上昇した酸素摂取量の基準値へ戻る速度が速いものと遅いもので2つの回復メカニズムがあります。 運動後の酸素摂取量は、運動のエネルギー要求に応じて使用されたエネルギー源の種類を表しており、その人の運動からの回復能…

高強度の瞬発的運動とパフォーマンス能力(酸素負債が高いことは「無酸素性エネルギー代謝が高いことであると考えられる」)

通常、人の身体にはおよそ2リ㍑のO2が存在します(貯蔵されています)。 すなわち0.5㍑は肺の中の空気に存在し、0.2㍑は体液の中に溶けこんでおり、1㍑は血液中のヘモグロビンと、0.3㍑は筋の中のミオグロビンと結合して存在しています。 激しい運動時にはこ…

乳酸生成の生理的な意義(運動中、酸素供給が不十分な場合にエネルギー生産を維持するため)

酸素が十分に供給できない状況下でも、エネルギーを生産しなければならない場合があり、短距離走がその状況下にあります。 この時に、乳酸が産生されます。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3611

有酸素性エネルギー産生(酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネルギーを生み出す仕組み)

骨格筋は長時間活動するためにATPの安定供給がなされなければならず、それを担うものが有酸素性エネルギー産生になります。 空気中から取り込んだ酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネル…

無酸素性エネルギー産生(酸素が無い状況でもATPを合成でき、瞬間的に爆発的なエネルギーを供給できるのは無酸素性エネルギー供給機構によるもの)

軽強度の運動であれば、ATPの再合成に必要なエネルギーは、酸素で食物から得たエネルギー源を酸化してまかないます。 しかし、呼吸を止めても数十秒の全力疾走が可能にもなり、これは酸素が無い状況でもATPを合成できるからになり、瞬間的に爆発的なエネル…

ジュニア期のスポーツ生理学(動きの器用さを形作る神経系の機能は、6~10歳くらいにかけて発達が著しい)

成長期の子供のスポーツ活動は、大人とは異なるコンセプトで行わなくてはなりません。 しかし、実際の競技現場でよく見られるのは、教え過ぎ、練習のし過ぎによるバーンアウト(燃え尽き)やオーバーユース(特定部位の使い過ぎ)によるスポーツ障害がまだ…

エネルギー供給機構・有酸素性機構(エネルギー基質である糖質や脂肪が存在し、酸素が供給され続ける限り無限に働く)

乳酸性機構でも利用される糖質、さらに体内に蓄積されている脂肪やタンパク質を水と二酸化炭素に分解する過程で発生するエネルギーを利用してADPをATPに再合成するものです。 分解の過程で酸素が使われることから、この機構を「有酸素性機構」と呼びます。 …

筋持久力にも素質がある(アンギオテンシン変換酵素の遺伝子型によるもの)

アンギオテンシンⅡ 激しいトレーニングをすると発汗が起こり、同時に、筋に血漿が移動し(パンプアップ)、循環血漿量が減少します。 身体はこれを「体液が減少した」とみなし、アンギオテンシンⅡを生産します。 ※アンギオテンシンⅡは①血管を強く収縮させ、…

スポーツ能力の素質・持久力を決める生理学的要因(最大酸素摂取量・乳酸蓄積開始点)

持久力には「全身持久力」「筋持久力」があります。 全身持久力は、たとえば3000mや5000mなどの長距離をどれだけ速く走れるかといった「エアロビック」な能力と考え、一方、筋持久力は、たとえば最大筋力の40%程度の40%程度の低負荷を何回持ち上げられるか…

スポーツ選手が疲労の発生を出来るだけ遅くして、パワー、スピード、スタミナを十分に発揮するための3つの対策

激しい運動では筋肉が酸素を十分にもらえない条件下で収縮するために、グルコースやグリコーゲンが無酸素エネルギー代謝で分解されて乳酸を発生させてしまいます。 ※乳酸は本来、酸素があれば炭酸ガスと水に分解されるもので、したがって、乳酸はグルコース…

マラソン選手とスプリンターは遺伝的要因がどこまで関わるのか(速筋型ミオシンが運動する速度は遅筋型ミオシンに比べ2倍ほど速い)

人の筋肉のを構成する筋線維は、速度が速く持久性に乏しい「速筋線維」(first-twitch fibers FT)と、速度が遅く持久性の高い「遅筋線維」(slow-twitch fiber ST)に分類することができます。 ※速度の違いは、主にエンジンの役割を果たすミオシンの違いに…

中・長距離ランナーのランニング効率を向上させるプライオメトリックトレーニング

中・長距離走を含む持久競技のパフォーマンスには、まず呼吸、循環、代謝機能が深く関わります。 ※比較的容易に測れる指標として、最大酸素摂取量(VO2max)と乳酸性作業閾値(LT)があり、最大酸素摂取量は呼吸、循環系によって作業筋に酸素を供給すること…

関節軟骨部への生理学的トレーニング効果

軟骨は軟骨基質とそれに含まれる線維の量と種類により硝子軟骨、弾性軟骨、線維軟骨の3種類に分類されます。 関節軟骨は硝子軟骨に分類され、関節軟骨は軟骨細胞とその周囲に存在する細胞外基質によって構成されます。 細胞外基質の主成分は水分で湿重量でそ…

有酸素性トレーニングの運動強度とは(物理学的観点と生理学的観点)

物理的強度 運動の強度を表す変量としてさまざまなものがありますが、物理学的に定義されるものを「物理的強度」生理学的観点から定義されるものを生理的強度と呼び、客観的な基準にとらわれず運動者実践者の主観に委ねる評定を「主観的強度と言います。 運…

ギプス固定による廃用性筋萎縮の神経系と生理学的メカニズム

廃用性筋萎縮の特徴とその発生機序 脱神経と異なりギプス固定による廃用性筋萎縮は脱神経筋のようなアセチルコリン感受性の亢進や筋収縮反応などの変化は見られません。 Gutmannら研究者はグリコーゲン合成の増強が神経支配の存在と深く関係していることを報…

競技時の無酸素的運動と有酸素性エネルギーの供給機構の重要性

無酸素的運動 脳から発した運動の命令は神経の線維を経由して筋肉に達して神経終盤から筋肉に対してアセチルコリンを分泌します。 これにより筋細胞中のアデノシン二三リン酸(ATP)がアデノシン二リン酸(ADP)とリン酸に分解されます。 この分解時のエネル…

サッカー選手の有酸素性能力向上(成長ホルモン,ヘモグロビン,チトクローム,ミオグロビン)のヒント

サッカー選手と有酸素性能力 サッカー選手にとって有酸素能力を向上させることは、試合の終盤にも運動量を落とさずにパフォーマンスを維持するという目的に非常に大切な能力の一つです。 これは酸素を利用してエネルギーを産生する能力をいかに高めるかが重…

グルコースとグリコーゲンの酸化工程とクレブス回路

グリコーゲンとグルコース 血中グルコースと筋グリコーゲンの酸化は、解糖作用から始まります。 十分な量の酸素が存在→解糖系の最終代謝産物であるピルビン酸は変換されずにミトコンドリア(有酸素的な代謝反応が起こる特有の細胞器官)に輸送されます。 ピ…

身体活動を行うための生体エネルギー機構(ATP)

人の身体が、身体活動を行う(運動)には化学的エネルギーから機械的エネルギーへの変換が必要です。 生体エネルギーの流れ 生体エネルギーの流れは、第一に食物(化学エネルギーを含む炭水化物〘糖質〙、タンパク質、脂質の分子)を生体で使用可能なエネル…