Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

酸素

脊髄損傷に対するレジスタンストレーニングの身体機能の観点(脊髄損傷(SCI)のお客が日常生活の諸活動を行なうためには予備心拍数の最大25%の増加を必要とし、車椅子を手で動かして坂を上るには予備心拍数の最大50%の増加が必要となる)

身体活動とレジスタンストレーニング 身体機能の観点からいうと、脊髄損傷(SCI)のお客が日常生活の諸活動を行なうためには予備心拍数の最大25%の増加を必要とし、車椅子を手で動かして坂を上るには予備心拍数の最大50%の増加が必要とします。 個人の身体能力…

亜硝酸塩の運動パフォーマンスへの影響(葉物野菜とBRに多く含まれる硝酸塩は、筋の収縮性の増大、血圧低下をもたらす低酸素性血管拡張、さらに運動中の酸素需要の減少など一連の生物学的反応をもたらす)

亜硝酸塩の生理学反応 あらゆる野菜、特に葉物野菜とBRに多く含まれる硝酸塩は、筋の収縮性の増大、血圧低下をもたらす低酸素性血管拡張、さらに運動中の酸素需要の減少など一連の生物学的反応をもたらすことが知られています。 さらに筋活動とグルコースの…

シトルリン(L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であるとされ、その効果は、栄養やホルモン、酸素などの運搬を促進するだけではなく、アンモニアのような廃棄物を除去する)

主要効果 興味深いことに、分析したMIPSのサプリメントの60%に血管拡張効果のある混合成分としてシトルリン類が含まれていました。 L-シトルリンは、パフォーマンスの増強よりも運動後の回復に一層効果的であると思われます。 その効果は、栄養やホルモン、…

硝酸塩と亜硝酸塩(NOに対する影響に加えて、少なくとも5.1mmolのNO3-を含むBRJを1日に500ml摂取することにより、筋細胞が収縮するときのアデノシン三リン酸(ATP)がの転換率、すなわち使われるエネルギー量が減少する可能性がある)

主要効果 ビートジュース(BRJ:beetroot juice)とザクロジュース(PJ:pomegranate juice)などの製品に含まれる硝酸塩(NO3-)と亜硝酸塩(NO2-)は、低酸素状態の間、硝酸還元酵素の触媒により還元され、その結果、一酸化窒素(NO)が生じます。 したがって、運動強…

ベアフットとショッドランニングの生理学的、バイオメカニクス的違い(ベアフットは酸素消費量が5.7%低下、最大酸素摂取量が1.3%少なくなるが、股関節外転筋群と股関節屈筋群の弱さは、腸脛靭帯炎につながる)

ベアフットとショッドランニングのパフォーマンスの違い ベアフットランニングとショッドランニングではランニングパフォーマンスに違いが出る可能性があり、ベアフットでは、心拍数と相対的な主観的運動強度が有意に低下することが見出されています。 地面…

赤血球に含まれるヘモグロビンは血液のO2運搬能力に関与するために40~50%低下した場合、酸素摂取量が減少し有酸素性能力が低下する

ヘモグロビンと酸素運搬能 赤血球に含まれるヘモグロビン(Hb)は酸素(O2)と結合するので、血液のO2運搬能力はHb量に依存します。 したがって、Hb量が減少すれば血液のO2運搬能力が低下し酸素摂取量(mVO2)が減少します(例:貧血)。 ※Hb濃度の40~50%の…

筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイオンとリン酸の蓄積をもたらし、エクササイズに対する成長ホルモン(GH)の応答に重要)

受動的ストレッチと能動的ストレッチ 受動的および能動的ストレッチ、特に能動的ストレッチは、局所の筋の酸素摂取を一時的に妨げる可能性が高く、それが血管の局所的な圧迫に起因することはかなり広く認められています。 他にも多くの研究者が、血流の制限…

長距離走のパフォーマンス向上のポイント(筋の面積当たりの毛細血管数とミトコンドリア密度を上げ酸素の拡散と利用を促し、1回拍出量と心拍出量を最大限に多くすること)

長距離選手のパフォーマンス向上のカギ 筋力、スピード、そしてパワーのが成功のカギを握る大半の競技とは異なり、長距離走は主に酸素の運搬と利用がその限界を決めます。 クライアントの走速度が上がれば酸素需要は高まり、スピードを有酸素性運動の範囲内…

筋肉における酸素摂取量(mVO2)はO2供給能力、O2消費能力によって決定される(トレーニングを継続すると筋肉内のミトコンドリアの量が増える)

酸素消費量 骨格筋で消費された酸素(O2)1分当たりの量を酸素摂取量(VO2ml/min)といいます。 一般的に、Fickの法則に基いて、心拍出量(Q)と動静脈酸素濃度較差(CaO2-CvO2)との積として算出され、以下の式で表されます。 VO2=Q×(CaO2-CvO2) 心拍出…

エネルギー消費量は酸素摂取量と比例する(VO2max=Q×(CaO2-CvO2))

酸素摂取量と最大酸素摂取量 運動するということは、エネルギーを使うことになります。 そして、そのエネルギーは「酸素を使い糖や脂肪から得る」ことになります。 そこで、体内にどれだけ酸素が取り入れられたかを測定すること(酸素摂取量を測定)は、運…

筋線維タイプとエネルギー消費量(速筋線維は遅筋線維化できるが、遅筋線維は速筋線維にはならない)

筋肉とはどのようなものか? 人間が運動できるのは筋肉が収縮し力を発揮するからです。 筋肉というのは縮んだり、伸びたりします。 これは、筋肉がアクチンとミオシンという線維から出来ており、これが滑るように移動することで縮んだり、伸びたりというこ…

乳酸は2種類ある(Lactateにあたる乳酸(実は乳酸塩)とLactic Acidにあたる乳酸(これは酸)がある)

乳酸 短距離走のような運動をすると多く乳酸ができます。 乳酸は、酸素が不足したからではなく、グリコーゲンの分解が高まることで産生されます。 そして、乳酸は作られたら溜まるだけの疲労物質ではなく、エネルギー源として利用できる物質です。 https://…

糖質がエネルギーになるまで(反応が進むには、ピルビン酸が乳酸になるか、酸化されるかが必要)

グリコーゲンとグルコースにリン酸が1個つく 筋肉や肝臓に貯められたグリコーゲンが代謝されるには、まず一つ一つの単糖にばらばらになり、そしてリン酸が1個つきます。 グルコースも同じようにリン酸がついて、その後グリコーゲンと一緒の代謝経路に合流し…

短距離走とエネルギー供給系(乳酸の生産量はそんなに多くはなく、クレアチンリン酸の枯渇とリン酸の蓄積で疲労)

[caption id="attachment_16145" align="alignnone" width="576"] Kyle Green | The Roanoke TimesMay 27, 2006 Jackie Zillioux, from Cave Spring High School collapses in exhaustion after running the anchor lap on the girls 4x400 relay during th…

乳酸性作業閾値からみる持久的トレーニング(乳酸は、ミトコンドリアの酸化可能量を超えて糖質が多量に分解された時にできる)

乳酸性作業閾値(Lactate Threshold:LT) 乳酸は、ミトコンドリアの酸化可能量を超えて糖質が多量に分解された時にできるのです。 歩くような低い運動強度の時の血中乳酸濃度は安静時と変わりのない1~2ミリモル程度になります(血中1l中に90mgの乳酸がある…

疲労困憊はクレアチンリン酸濃度の低下、クレアチンリン酸が分解されてできるリン酸濃度の上昇が深く関与していることが考えられる

ATPとクレアチンリン酸 ミトコンドリアはTCA回路、電子伝達系と呼ばれる反応系を用いて、糖質や脂肪から酸素を使ってATPを作りますが、ATPは不安定で、あまり身体の中に貯めることは出来ません。 そこで、ATPはエネルギーをクレアチンリン酸(PCr:Creatin…

エネルギー代謝の基本(ATPがADP(アデノシン二リン酸)と無機リン酸(Pi)に分解される時に、エネルギーが放出される)

エネルギーと代謝 生きているという事は、それ自体でエネルギーを消費しています。 それは、安静にしていてもエネルギーを消費しているという意味では「運動時」でも「安静時」でも同じです。 エネルギーの基本:ATP(アデノシン三リン酸) エネルギー代謝…

野球施術:先発・中継ぎ・抑え投手それぞれに必要な有酸素性・無酸素性能力

酸素消費量の回復による2つの回復 上昇した酸素摂取量の基準値へ戻る速度が速いものと遅いもので2つの回復メカニズムがあります。 運動後の酸素摂取量は、運動のエネルギー要求に応じて使用されたエネルギー源の種類を表しており、その人の運動からの回復能…

高所トレーニングによるパフォーマンス向上(運動時の組織の低酸素環境と類似している)

高所適応として高所トレーニングの効果 高所トレーニングはさまざまなトレーニング方法の中でも実施しやすいことや低酸素がもたらす環境が運動時の組織の低酸素環境と類似していることから、低酸素環境下での運動による相乗効果を得ようとする考え方は理に…

ミトコンドリアと持久性トレーニング(骨格筋が効率よくO2代謝を行いながらATPを再合成する)

ミトコンドリアは細胞内のエネルギー向上であり、血液から細胞内へ運ばれたO2を利用する最終的な場所になります。 ミトコンドリアの能力は、mVO2の算出式の動静脈酸素濃度較差(CaO2-CvO2)やPO2(酸素分圧)を左右します。 https://nakajima-bonesetter.co…

高強度の瞬発的運動パフォーマンス能力が優れている選手は酸素負債能が高い

激しい運動の終了直後は少なくとも数分間あるいは1時間にもわたって呼吸が荒々しくなります。 この時、安静時以上の酸素(O2)を体内に取り込んでいきます。 ①運動中に産生された乳酸を分解してエネルギーに変える。 ②アデノシンとアデノシン二リン酸(ADP…

高地トレーニングの目的(造血、乳酸代謝、換気応答、緩衝能力などの改善)

低酸素環境に対する人体の順応を利用して、身体能力を改善しようとする試みの代表例がスポーツ選手の間で盛んな「高所トレーニング」になります。 この基本は「造血」を利用することにあり、一般的には2,000m台の高地に長期間滞在してトレーニングを行うこと…

乳酸生成の生理的な意義(運動中、酸素供給が不十分な場合にエネルギー生産を維持するため)

酸素が十分に供給できない状況下でも、エネルギーを生産しなければならない場合があり、短距離走がその状況下にあります。 この時に、乳酸が産生されます。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3611

有酸素性エネルギー産生(酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネルギーを生み出す仕組み)

骨格筋は長時間活動するためにATPの安定供給がなされなければならず、それを担うものが有酸素性エネルギー産生になります。 空気中から取り込んだ酸素で消化吸収された栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を水と炭酸ガスまで分解しATPを再合成を行い、エネル…

無酸素性エネルギー産生(酸素が無い状況でもATPを合成でき、瞬間的に爆発的なエネルギーを供給できるのは無酸素性エネルギー供給機構によるもの)

軽強度の運動であれば、ATPの再合成に必要なエネルギーは、酸素で食物から得たエネルギー源を酸化してまかないます。 しかし、呼吸を止めても数十秒の全力疾走が可能にもなり、これは酸素が無い状況でもATPを合成できるからになり、瞬間的に爆発的なエネル…

ジュニア期のスポーツ生理学(動きの器用さを形作る神経系の機能は、6~10歳くらいにかけて発達が著しい)

成長期の子供のスポーツ活動は、大人とは異なるコンセプトで行わなくてはなりません。 しかし、実際の競技現場でよく見られるのは、教え過ぎ、練習のし過ぎによるバーンアウト(燃え尽き)やオーバーユース(特定部位の使い過ぎ)によるスポーツ障害がまだ…

エネルギー供給機構・有酸素性機構(エネルギー基質である糖質や脂肪が存在し、酸素が供給され続ける限り無限に働く)

乳酸性機構でも利用される糖質、さらに体内に蓄積されている脂肪やタンパク質を水と二酸化炭素に分解する過程で発生するエネルギーを利用してADPをATPに再合成するものです。 分解の過程で酸素が使われることから、この機構を「有酸素性機構」と呼びます。 …

筋持久力にも素質がある(アンギオテンシン変換酵素の遺伝子型によるもの)

アンギオテンシンⅡ 激しいトレーニングをすると発汗が起こり、同時に、筋に血漿が移動し(パンプアップ)、循環血漿量が減少します。 身体はこれを「体液が減少した」とみなし、アンギオテンシンⅡを生産します。 ※アンギオテンシンⅡは①血管を強く収縮させ、…

スポーツ能力の素質・持久力を決める生理学的要因(最大酸素摂取量・乳酸蓄積開始点)

持久力には「全身持久力」「筋持久力」があります。 全身持久力は、たとえば3000mや5000mなどの長距離をどれだけ速く走れるかといった「エアロビック」な能力と考え、一方、筋持久力は、たとえば最大筋力の40%程度の40%程度の低負荷を何回持ち上げられるか…

スポーツ選手が疲労の発生を出来るだけ遅くして、パワー、スピード、スタミナを十分に発揮するための3つの対策

激しい運動では筋肉が酸素を十分にもらえない条件下で収縮するために、グルコースやグリコーゲンが無酸素エネルギー代謝で分解されて乳酸を発生させてしまいます。 ※乳酸は本来、酸素があれば炭酸ガスと水に分解されるもので、したがって、乳酸はグルコース…