Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

障害

限界まで追い込むトレーニング(失敗するまで追い込まないトレーニング群に比べて失敗するまで行うトレーニング群では、トレーニング後の6RMベンチプレスの筋力と40kgベンチスローの平均パワーの向上が有意に大きかったことを報告している)

失敗するまで行なうトレーニング 一流のジュニアアスリートを対象として、6週間の上半身トレーニングプログラムを実施した別の研究もあります。 研究では、6RMベンチプレスにおける筋力と6RMベンチスローにおけるパワーに対して、失敗するまで行うトレーニン…

肩前部の不安定性や疼痛を予防する現場への応用(腹臥位での肩甲平面の外転エクササイズを選択することは、肩とローテーターカフの筋組織の活性化に有効であることが明らかになっている)

肩前部の不安定性や疼痛を予防する 腹臥位での肩甲平面の外転エクササイズを選択することは、肩とローテーターカフの筋組織の活性化に有効であることが明らかになっています。 したがって、これらのエクササイズは、肩とローテーターカフの脆弱性から生じる…

急性および慢性の肩関節傷害のリスク因子(RT集団にみられる一般的な異常リスク因子は、筋力のアンバランス、肩前部の不安定性、可動性の低下などが挙げられる)

急性および慢性の肩の傷害 急性および慢性の肩の傷害に関しては、それら両方の病因に関連があるとされる変数が明らかにされ、内因性または外因性のリスクとして分類されています。 RTの結果生じる関節と筋の異常な特性などの内因性リスク因子は、傷害のリス…

レジスタンストレーニングに起因する肩関節複合体の傷害(疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及ぶ)

肩関節複合体の負傷 疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及びます。 Keoghらは、オセアニア地域のウェイトリフティング選手(n=101)の調査を行ない、傷害パターンを調べた研究によると、肩関節複合体は報告された…

レジスタンストレーニングに起因する肩の障害(RTを集団で起こる傷害や障害のうち最大36%が肩関節複合体で発生している)

レジスタンストレーニングと肩の障害 レジスタンストレーニング(RT)は、スポーツ競技のための筋骨格の強化、障害のリハビリテーション、様々な健康や体力にもたらす利益などを実現する手段として提唱されてきました。 RTに起因する障害の発生率は過去10年間…

柔軟性と可動性の比較(可動性とは本来「全身的な概念」であることから、個々の具体的な目標をもつ柔軟性トレーニングだけではなく、可動域全体を使って行うS&Cなど、他のトレーニングに依存している)

一般的な可動性の測定 一般的には、可動性は比較的容易に測定できますが、実際の制限や障害の原因を把握するためには追加的なスクリーニングが必要になります。 筋力強化を考えた場合のセット間ストレッチの活用(活動中の筋に乳酸、水素イオン、ナトリウムイ…

股関節形成術リハビリテーション後のエクササイズの検討事項(腸腰筋、大殿筋、および股関節内転筋群/外転筋群が術後最長2年間まで、萎縮または放射線密度が低下する)

股関節形成術後の後遺症と予防措置 股関節形成術(HA:Hip Arthroplasty)後のクライアントのためのリハビリテーション後のプログラムを作成する際には、最も可能性の高い後遺症とその予防措置に関する実践的知識が計画の枠組みに必要になってきます。 障害の程…

ジュニア野球選手の基本的な体力の獲得の意義(安定性を得ることで、動作の中での可動を効率化、静的、動的なバランス能力を向上させることで、野球の技術向上における基礎、障害のリスクを軽減させる)

調整能力の向上 調整能力の向上においては、発育に伴う神経系の発達と、運動を繰り返すことにより生ずる神経系内での可塑的な変化が主に関与していると考えられていますが、Strength&Conditioningの立場からは、特に後者における「運動の繰り返し」といった…

野球のジュニア選手の投球動作(投球動作を高いレベルへ導く要因として、体幹や下肢の強さが求められるが、下肢の筋量は遅れて増加する傾向がある)

投球動作の運動技能 自分の身体そのものの移動が伴う移動系動作に対して、投球動作は自分の身体以外のものを操作する操作系の動作になります。 そうした中でも野球における上手投げは、後天的に学習によって獲得する運動技能であり、成長に伴って身につく技…

高校生アスリートのためのシーズン中のトレーニング目標(最大筋力を維持し、パワーと高速の力発揮に転換し続けること)

高校生アスリートは筋力レベルを飛躍的に向上させることができる 高校生年代のアスリートは、トレーニングの強度や量、時間が十分なものであれば、発育発達が自然にもたらしてくれる結果以上に筋力レベルを著しく向上できることを示すエビデンスが数多く得ら…

Mポジション投手(踏み出し足の接地局面における肩関節の内旋角度が大きい投手は、肩のインピンジメントと肘内側の障害を起こすリスクが高くなる)

Mポジションまたは逆W投手と肘障害リスク 「Mポジション」「逆W」と表現される投球メカニクスは、肘内側(野球肘)の障害を引き起こしやすい傾向にあります。 踏み出し足の接地局面における肩関節の内旋角度が大きい投手は、肩のインピンジメント(野球肩)と肘…

ランディングとカッティングの女子アスリートパターンと前十字靭帯損傷(着地中のアライメント不全は、膝関節過伸展、脛骨内旋が起こり、膝関節最大屈曲角が10.5°減少する)

神経筋的側面とバイオメカニクス的側面 前十字靭帯(ACL)、特にピボット、減速、カッティング、ジャンプ、ランディング中に発生するものには、バイオメカニクス的因子と神経筋系因子が関係するとみられています。 第一に、運動中の下肢のアライメントが、ACL…

前十字靭帯(ACL)損傷と女性選手(解剖学的因子:顆間切痕幅と膝関節の弛緩、ACL伸張強度や月経状態などの成長因子、性ホルモン因子とバイオメカニクス的因子:動作パターン、筋力不均衡、筋活動パターン)

前十字靭帯(ACL)断裂の大多数はスポーツ競技を行っている最中に発生しており、特にサッカー、バスケットボール、フットボールなど、ピボットやカッティング(切り返し)動作が頻繁に行われるスポーツに多くみられます。 そしてACL損傷の大多数は他の選手との…

青少年期におけるアジリティの発達と認知的意志決定過程(シナプス回路の強化とシナプスの剪定が、反応時間短縮と総合的認知能力向上をもたらす)

アジリティパフォーマンスと認知的意志決定過程 Sheppard&Youngらの研究 アジリティパフォーマンスに関連して成長と成熟が認知的意志決定過程に影響を及ぼす影響を見出しました。 子供がある刺激に繰り返しさらされると、既存のシナプス回路の強化とシナプ…

野球肘と球種(変化球は速球に比べてより大きな前腕の回外と手首の動きを必要とする)

リトルリーグ肘(LLE)の主因のひとつとなる球種の選択 多くの研究では、4つの球種(速球、カーブ、チェンジアップ、スライダー)について、その影響を調査しています。 若年投手は変化球(カーブ、スライダー)を投げないように提言している研究もいくつか…

投球障害予防トレーニングプログラムを選定する上で考慮すべきこと(片側性動作とオーバーヘッド動作)

投球動作メカニズムと投球障害 投球動作は一般的に、ワインドアップ期、アーリーコッキング期、レイトコッキング期、アクセレーション期、フォロースルー期に分けられます。 ワインドアップ期には投球モーションの最初の段階であり、片足を挙上しバランスを…

野球肘と基礎運動技能(ファンクショナルムーブメントスクリーンを理解することが投球障害予防につながる)

基礎運動技能のカテゴリ ピッチングのスキルは高度に統合された動作であり、通常は基礎運動技能を練習することで上達していきます。 基礎運動技能は4つのカテゴリに分けられ、「移動系運動」「非移動系運動」「操作系運動」「動作意識」になります。 野球肘…

野球施術・野球肘内側障害の受傷リスク(若年選手の26%、高校生選手の58%が肘痛を抱えている)

肘内側の受傷リスク 医療技術、リハビリテーション、施術法、およびトレーニングの広範囲にわたる進歩にもかかわらず、競技レベルの野球における肘の障害は増加傾向にあります。 1999年におけるプロ野球選手のデータによると、故障者リスト入りした投手の人…

高所トレーニング順応までの低圧/低酸素環境での生理応答

人類の多くは、海面レベルに近い低地に定住しており、言い換えると、ほぼ1気圧の環境下に適応して生存しています。 このような人が高い山に登れば、気圧の低下(低圧)や、それに伴う酸素分圧の低下(低酸素)に曝され、反対に、水中に潜る場合には、高圧や…

野球施術・野球肘の分類(内側型、外側型、後方型)

投球動作によって生じる肘関節の骨軟骨、肘関節内外の軟部組織、末梢神経などの外傷および障害の総称になります。 ※野球肘は身体機能の低下から生じる投球動作における効率的な運動連鎖の破綻が発生要因とされるために、野球肘にたいする理学療法には肘関節…

サッカー選手への疼痛への機能的問題への対応・急性障害

疼痛への機能的問題 疼痛による機能的問題への対応 機能的な回復が欠如した状態では、練習や試合において過度なストレスが加わった際に障害、もしくは疼痛の再発を引き起こすだけでなく、連続的に代償を繰り返すことで、結果的には患部以外の部位にも筋の過…

クールダウンの取り組みと内容

アイスバケツ 90㍑のバケツに下肢を入れ、下肢全体をアイシングし、また、足関節のみの場合は小さなバケツを準備し、その中に足を入れます。 ※足関節全体を冷やす意味でもバケツに足を入れたほうが効果的になります。 初期には過度の冷却による足趾の冷却に…

プライオメトリックトレーニングの実施上の留意点(年齢、筋力、体重、場所、疲労、フォーム、障害)

デプスジャンプのような高強度のプライオメトリックトレーニングにおいて、身体に対して大きな衝撃が加わります。 上記のことから、プライオメトリックトレーニングを不適切な方法で実践した場合には、障害やオーバーワークなどの弊害を引き起こす危険性があ…

レジスタンストレーニングの障害予防・機能解剖学的観点(反復回数8~12回のトレーニングを行う方が結合組織の大きさ、太さ、強度を増大させる)

障害を起こしやすい姿勢 レジスタンストレーニングの初心者が最初に最も障害されるおそれのある部位は腰部・脊椎になります。 とくに、腰椎(L4-5)または仙椎(L5-S1)の椎間板ヘルニアが多く見られます。 通常、胸椎部が背側、腰背部は前部にカーブを描く…

ウォーミングアップの生化学反応と生理学観点

運動による体温の上昇 酸素の供給量増加:ヘモグロビンの酸素解離曲線が右に移動するため、酸素の解離が容易になって活動筋に対する酸素の供給が多くなります。 エネルギーの発生:生化学反応が促進されるために多量のエネルギーを発生させます。 筋粘性低下…

運動のコントロールを司る小脳と大脳皮質との相互関係

小脳 小脳の主な機能は、運動のコントロールになります。 大脳皮質が「何をするか」というのに対し、小脳では「どのようにするか?」を担当しています。 動作の支援系と呼ばれ、運動の「協調性」「調整」「円滑性」に関係しています。 https://nakajima-bone…

腰部の外傷と障害の病態

腰部捻挫 ある姿勢や急激な動作で突発的に起こる腰痛を腰部捻挫といいます。 椎間関節の捻挫によって生じると考えられていますが、実際のところは種々の原因が考えられます。 いずれにしても、数週間の安静臥床で軽快しますが、しばしば再発を繰り返すことが…

腰椎椎間板ヘルニアの障害神経検査

これには筋力、反射および知覚検査があります。 第4腰神経(L4:第3腰椎と第4腰椎の間からでる) L4レベルの筋力テストは前脛骨筋で行い、膝蓋腱反射はL2,L3,L4を介するがL4が優勢。 知覚帯は下腿内側。 第5腰神経(L5:第4腰椎と第5腰椎の間からで…