Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

骨盤

バックスクワットの体幹のポジション(アスリートが股関節屈曲角度が約120°に達する前に脊椎を曲げる場合は、大殿筋に停止する腸脛靭帯(IT)の後部線維に制限があるか、腰椎のコントロールが不足していると考えられる)

体幹のポジションの修正は、体幹の過度な屈曲および/または脊柱後弯(背中が丸くなる)に対処することが中心になります。 アスリートが体幹を過度に屈曲している場合、アスリートが姿勢を正すように「へそを真っ直ぐ前に向けなさい」または「体幹を真っ直ぐに…

スクワットにおける股関節のポジション(建設的なフィードバックは前額面のポジションの焦点を合わせ、アスリートが股関節を水平に保持することに集中し、左右どちらか優位な側による過度な代償傾向の修正の手助けとなる)

建設的なフィードバックをアスリートに与える事で、アスリートが股関節を水平に保持することに集中し、中外側に関節が傾くことで観察される、左右どちらか優位な側による過度な代償傾向に対応する助けとなります。 「身体を傾けず真っ直ぐに」や「股関節を左…

膝関節の内旋は外反モーメントを増加させる(膝の外反角度の増加は、膝蓋骨を正中線の内側に傾け、この膝蓋骨が変化した膝の状態はQアングルを大きくする)

膝関節の内旋は外反モーメントを増加させ(膝外反ポジション)、痛みを生じます。 膝の外反角度の増加は、膝蓋骨を正中線の内側に傾け、この膝蓋骨が変化した膝の状態はQアングルを大きくします。 Qアングルは、骨盤軸および大腿と膝蓋骨のアライメント軸の交…

骨盤の不安定性やそれに伴う筋のアンバランスに関連付けられる股関節の障害とは(アスリートによくみられるパターンのひとつが、股関節屈曲筋群や腰部伸展筋群は強固ではあるが硬く、その一方で、腹筋群や股関節伸展筋群は伸張性はあるが弱いという状態になる)

いくつかの股関節関連の傷害、例えば、腰痛や股関節屈曲筋、ハムストリングスおよび鼠径部の挫傷、腹部ヘルニアなどは、多くの場合、骨盤の不安定性やそれに伴う筋のアンバランスに関連付けられます。 アスリートによくみられるパターンのひとつが、股関節屈…

臀筋の活性化(外転と外旋は運動の重要な要素であり、股関節可動域の末端での伸展と骨盤の後傾を達成するために殿筋群を矢状面で用いるGA(殿筋活性化)ドリルは傷害予防の観点からも重要になる)

大殿筋の機能には外転、外旋、および伸展が含まれます。 外転と外旋は運動の重要な要素ですが、股関節可動域の末端での伸展と骨盤の後傾を達成するために殿筋群を矢状面で用いるGA(殿筋活性化)ドリルは、見過ごされている場合があります。 不十分な大殿筋機…

下肢における筋挫傷および慢性障害予防(障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善、さらに適切なアライメントには、骨盤周囲の体幹筋群の安定性が重要になる)

下肢の筋挫傷(肉離れ)やオーバーユースによる慢性障害予防には下肢筋群の柔軟性の改善が求められます。 下肢筋群の中でも、大腿四頭筋、腸腰筋、下腿三頭筋、ハムストリング、内転筋群の静的あるいは動的ストレッチが有効とされています。 また、適切なアラ…

足部機能障害(下肢キネティックチェーンに含まれる筋や関節(すなわち腰椎、骨盤、股関節、膝関節、足関節)といった足以外の外因的なコンディションが足部回内に影響を生じさせる)

足部機能的障害 すべての足部機能障害が足に内因する筋や骨から生じるものではないということです。 下肢キネティックチェーンに含まれる筋や関節(すなわち腰椎、骨盤、股関節、膝関節、足関節)といった足以外の外因的なコンディションが足部回内に影響を生…

身体前面および背面のセラーぺ:回旋動作のコア(競技動作において、大部分のパワーを生み出すのは股関節の筋群になり、このパワーは運動連鎖によって上へ向かい「硬く」なったコアを通じて腕に伝達される)

身体のコアの知見 身体のコアはこの数十年間、多くの議論や論争の的となってきました。 研究者や施術家はこれまで、コアの機能について様々な理論を唱え、また様々なトレーニング方法を提案しています。 一部のグループは、脊柱を安定化して疼痛を抑える上で…

野球選手の安定性-基礎を作る(野球では、身体の3平面(前額面、矢状面、水平面)全てで動作を行わなければならないため、関節運動およびローカル筋群の柔軟性について、より高度な適応と向上が求められる)

アイソメトリックトレーニングと静的保持 スタティックホールド(静的保持)を用いたアイソメトリックトレーニングの手法は、漸進的なプログラムにおいて有益な役割を果たします。 静的姿勢を安定させることができない選手を同様の安定化パターンを要する動的…

フロントスクワットのバリエーション(ダンベル/不安定なプラットフォームにおいては骨盤の安定化システムにおいて股関節と肩甲帯を結ぶ能動的要素(腹斜筋/胸筋、大殿筋/広背筋)の活性化を促す)

スクワットの複数のバリエーション あらゆるエクササイズと同様に、スクワットには複数のバリエーションが適用できます。 Waller&Townsendは、FSq(フロントスクワット)の4種のバリエーションを紹介し、このエクササイズに変化を持たせられることを示していま…

プッシュアップのバイオメカニクス(大胸筋は水平屈曲動作における主働筋であるため、肘を開くと筋の長さ-張力関係が向上する)

Man doing push ups プッシュアップのバイオメカニクスとは 標準的なプッシュアップ(腕立て伏せ)は膝関節、股関節、骨盤、脊椎を硬化(Stiffening)させて、身体を頭から足まで真っ直ぐに保ち、肩と肘を屈曲、伸展させて身体を上下させる必要があります。 肩甲…

スピード&パワー系アスリートアップヒルトレーニング(酸素摂取量と乳酸濃度が上昇、さらに身体を推進させる股関節と脚部の筋組織の活性化が向上する)

トレッドミルトレーニングの利点 トレッドミルでのアップヒルトレーニングはランニングメカニクスを向上させる傾向があり、利点として、「自己制御的エクササイズ」であることが挙げられます。 アップヒルトレーニングは、動作を正確に行うことができなけれ…

野球のバッティング能力に影響を及ぼす因子(バットスイングスピードは体重、除脂肪体重、握力、背筋力との間に有意な相関関係が認められる)

野球においてバットスイングの重要性 野球は投げる、打つといった技術的な要素が強く関与するだけに、体力特性のみで競技パフォーマンスの良し悪しを比較するのは困難であり、実際、バッティング能力における先行研究においては、バットの軌道や下肢から骨…

ハムストリング損傷と神経筋トレーニングの重要性(固有受容器および腰椎-骨盤の神経筋制御強化が障害を予防・減少させる)

ハムストリング損傷と神経筋制御 ハムストリングの再損傷予防について、腰椎-骨盤の神経筋制御が関わっているということが報告されています。 ハムストリング損傷のリスク因子(ハムストリング挫傷はランニング中に発生し、一般に走行サイクルの遊脚末期に発…

野球肘とピッチングメカニクス(若年野球投手の肘内側に加わる力は最大64.6Nに達し、肘外反ピークトルクは肩関節が最大外旋する直前に最大になる)

野球肘(リトルリーグ肘:LLE)とピッチングメカニクスの関係 LLE(野球肘)の主因の一つは、ピッチング/スローイングのメカニクスになります。 若年野球選手にピッチング/スローイングメカニクスを指導、理解することは多くの研究が支持しています。 野球肘…

野球施術・野球肘に関連づけられる力学的欠陥(成人の場合、投球側の肘は平均64Nm の外反トルク(肘内側を開く回旋力)に耐えなければならない)

投球動作のバイオメカニクス理解の重要性 肘内側の慢性障害の場合、メカニクスを調節するためには、投球動作のバイオメカニクスについてより深く、理解する必要があります。 投球パフォーマンスと受傷リスクを管理するためには、下半身の踏み込みによる最適…

運動連鎖からみた投球動作の各期(Wind up、Early cocking、Late cockiing、Acceleration、Follow through)

投球動作は、Wind up期、Early cocking期、Late cockiing期、Acceleration期、Follow through期に分けられます。 ボールを投げる側を投球側、グローブ側を非投球側とします。 https://nakajima-bonesetter.com/blog/post-3556

投球動作における運動生理学(並進運動と回転運動)

投球動作は並進運動と回転運動で構成されています。 並進運動ではwind up期に身体重心を軸足に移動させ、early cooking期に軸足上に位置した身体重心を投球方向への移動で加速し、ステップ脚への重心移動を行うことで並進エネルギーを生み出し、続いてステッ…

大腰筋の活動:腰痛と自律神経系(交感神経)の関係

大腰筋 大腰筋は腰椎に始まり(浅部は第12胸椎と第1~4腰椎側面及び椎間円板、深部は第1~5腰椎肋骨突起)、途中で腸骨に始まる腸骨筋と融合して骨盤内側を通り大腿骨小転子に停止する多関節筋です。 ※大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼びます。 脊柱と内臓…

競技アスリートが体幹(コア)を鍛えないといけない理由と固有受容器(神経系)の関係

脊柱は仙骨上に24個の椎骨からなる非常に不安定な構造になっています。 脊柱の安定には「機械的安定性」と「機能的安定性」にわけられ、機械的安定は骨、椎間板、靭帯で、これらにより構造的な安定を生み出し、機能的安定を生み出すのが体幹筋群になります。…

腰痛の機能評価の項目)疼痛・姿勢・関節可動域(ROM)・タイトネス・筋力・スポーツ動作

病態の大枠を把握した後、身体機能についての評価を進めます。 実施すべき評価項目としては疼痛・姿勢・関節可動域(ROM)・タイトネス・筋力・スポーツ動作など多用であり、範囲としては腰部周囲に加えて足関節、股関節、胸郭、肩甲帯などと広範囲にわたる…

腰痛の評価・症候による分類(伸展型、屈曲型、回旋型、安静型、不安定型)

腰痛を分類するには、まずその腰痛の正体を見極めることが大切です。 それにはまずスポーツ専門の医療機関を受診させ、正確な診断を得たうえで現在の症状についてJ評価を進めます。 腰痛評価にあたっては、まず以下の分類を用いて簡潔に腰痛の概略を把握し…