Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Horn physio,柔道整復師,NASM-PES,NSCA-CPT。

なぜ風邪をひくのか。

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なぜ風邪をひくのか。

かぜは、呼吸器症状と全身症状が組み合わされて起こるかぜ症候群のことをいいます。

 

【呼吸器症状】・・・くしゃみ、鼻汁、鼻閉(鼻づまり)、喉の痛み、咳、痰など

 

【全身症状】・・・発熱、頭痛、関節痛、全身倦怠感など

かぜ

かぜは主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称で、数日~数週間程度で自然緩解し、予後は良好です。

 

流行原因のウイルスには、活動に適した環境があり、季節や時期によりウイルスの種類が違いますが、いずれも上気道の粘膜から感染し、急性の炎症を引き起こします。

 

8割はウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど)の感染が原因ですが、細菌感染、冷機や乾燥、アレルギーなどなどの非感染性の要因の場合もあります。

 

かぜとよく似た症状の疾患に、喘息、アレルギー性鼻炎、リウマチ熱、関節リウマチ、肺炎、肺結核、髄膜炎、急性肝炎、尿路感染症など多数ありますが、急な発熱を伴い、症状が4日以上続くか、症状が重篤なときは、かぜでない可能性が高くなります。

 

また、発熱や頭痛を伴い悪心、嘔吐、下痢などの消化器症状が現れる、「お腹にくるかぜ」はかぜでなく、ウイルスに感染したことによるウイルス性胃腸炎の場合が多いです。

 

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インフルエンザ

インフルエンザは、ウイルスの呼吸器感染によるものですが、感染力が強く重症化しやすいので、かぜとか区別して扱われます。

 

インフルエンザが疑われる場合、安易にかぜ薬を飲むのではなく、副作用の少ない医薬品を選択します。

 

かぜ症状は、生体の免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒するので、安静にして休養し、栄養・水分を十分に摂ることが基本です。

 

ウイルスや細菌は、どうやって体の中に侵入してくるか。

口や鼻の粘膜に風邪ウイルスが侵入したときの免疫の働きを示しています。

 

粘膜表面に存在する分泌型免疫グロブリンAという抗体はウイルスと結合することで、ウイルスが入ってくるのををブロックしますが、結合性が弱いと、ウイルスが粘膜細胞にまで侵入してしまい、そこで増殖を始めます。

 

増殖が進むと細胞は破壊され、散らばったウイルスが周囲の細胞に侵入して増殖する、を繰り返します。

 

しかし、人間には自己防衛機能である免疫系がもともと備わっています。

 

その存在は、ウイルスや細菌に免疫系が最初に起こす応答の一つ、炎症によって確認することができます。

 

喉の痛みや鼻水などの風邪諸症状は、免疫系が機能している結果で、免疫系が風邪のウイルスを駆逐して風邪が治るのです。

 なぜ、風邪薬を飲むのか

かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和のために使用される医薬品の総称です。

 

かぜ薬の服用は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するなどの根本治療ではなく、咳で寝れなかったり、発熱で体力を消耗するなどの諸症状を緩和する対症療法といえます。

 

症状を抑えることはできますが、風邪ウイルスそのものに効く薬はありません。

 

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一流の人はなぜ風邪をひかないのか?――MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33

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中島恵

引用元:医薬品「登録販売者試験」合格テキスト第6版P80