7人制のプレーとトレーニング実施
フルタイムのプロレベルの環境から大会前の準備に参加する選手もいれば、パートタイムのセミプロ/アマチュアレベルの環境から参加する選手もいます。
そのため残存疲労の度合は様々であり、7人制のプレーとトレーニング実施にそれが影響する可能性があります。
したがってS&Cコーチは、大会前のトレーニングの総合的負荷を、素早く簡潔に、かつ妥当性と信頼性のある方法でモニタリングすることが重要になります。
処方されたトレーニング負荷(5秒以下で40mスプリント×10、30秒で方向転換など)モニタリングして、選手に課せられる外的刺激を定量化することも必要ですが、この方法では、外的負荷に対する身体の生理学的ストレスつまり内的負荷まではわかりません。
そのかわりに、心拍数のモニタリングが相対的なトレーニング負荷の定量化に役立ちます。
内的トレーニング負荷のより客観的なモニタリング方法
Fosterらは、内的トレーニング負荷のより客観的なモニタリング方法として、実用性と有用性の高い代替案の妥当性を立証しました。
内的負荷をモニタリングするこのシステムは今やプロの団体競技において広く利用されています。
Kelly&Couttsはオーストラリアのプロのラグビーリーグ選手を対象として、このモニタリング方法の実際の利用法を解説しています。
この方法では、修正された10段階主観的運動強度(RPE)スケール(CR-10スケール)を用いて、セッションに対する個々のRPEを示し、セッションごとの各選手のRPEにセッションの継続時間を乗じて内的負荷を算出します。
この方法は、心拍数や血中乳酸濃度などの運動強度の指標と関連していることが見出されています。
引用・索引Issurin V.New horizons for the methodology and physiology of training periodisation Sports Med 40:189-205.2010

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