試合間の計量の重要性
試合間の空き時間が長い場合は、低脂肪高糖質高タンパク質の食事を控室で摂取し、試合後は、タオルで汗を落としてからショーツ姿で計量し、何よりも脱水状態に陥ってないかどうかをチェックします。
計量は試合後のできるだけ早い時間に実施し、その後の水分摂取をさせ、次の試合の試合前計量から水分補給率を算出し、それに従って必要な分だけ摂取させます。
RPEスケール
すべての試合の10~15分後に、前述のRPEスケールに従って各試合の身体努力を選手ごとに評価させます。
周囲の気温と湿度が中~高程度と考えられる場合では、ハーフタイム、試合中の選手交代直後、試合終了直後などに、頭部、肩、上背部に冷やしたタオルを羽織らせます。
試合終了直後に、競技区域の脇で2人1組みになり静的ストレッチングを行わせます。
その日の最終試合終了後、能動的(スローペースのクールダウンジョギング/運動やストレッチングなど)および受動的(交代浴/シャワー)回復戦略を実施させるとともに、栄養的にも回復/リカバリーを図ります(水分補給と三大栄養補給)。
トレーナーは傷害について徹底的に聞き取りを行ない、必要な対処をし、ホテルに戻った後は夕食を取り、必要な施術を受けます。
夕食を済ませた後、就寝前にカフェイン含有飲料を飲むことは避けさせます。
引用・索引Issurin V.New horizons for the methodology and physiology of training periodisation Sports Med 40:189-205.2010