栄養摂取とトレーニングのタイミング
テクニックや競技的特異的体力を鍛えることを目的とするトレーニングセッション(通常、はるかに高強度である)は、少なくとも午前か、夕方近く、または夕食後に実施することが最適になります。
それぞれ、朝食、昼食、または夕食を摂取した結果、肝グリコーゲンと筋グリコーゲンが(十分とは言えないが)利用可能となるからです。
その場合、再び重要なことは、(運動強度が高くても)潜在的な脂質の酸化を最大限に高めるために、できる限り食事を運動の数時間前に摂取すること、また常にグリセミック指数の低いCHOを摂取するように務めることにです。
各種栄養素の推奨摂取量とは
摂取すべき総エネルギー量に対する各主要栄養素の量と貢献比率に関して、ここで正確な推奨基準を提供することは困難になります。
すべてのアスリートはRMR(安静時対処率)、減量目標、毎日のトレーニングによるエネルギー消費、目標体重に達成するまでの時間など、個々にシナリオが異なり、一人ひとりに適した推奨基準が重要であることを考えると、一定の推奨基準を設けることは特に困難になります。
実際、研究の中では1日に体重当たりCHOは2~5g、脂質は0.5~1gの範囲で変化させ、目標体重の達成に成功しています。
体重調整を行う場合には、毎日のエネルギー不足に直面しても除脂肪体重を維持するための必要量に応じて、通常、体重1kg当たり2~2.5gのタンパク質が推奨されています。
引用・索引Department of Nutrition Health and Human Performance Meredith College Raleigh North Carolina

- 作者:寺田 新
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- 作者:鈴木 志保子
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基礎から学ぶ! スポーツ栄養学 (基礎から学ぶ!スポーツシリーズ)
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