グルタミン
グルタミンは特定条件下で欠くことのできない準必須アミノ酸で、人の筋と血漿に最も多く含まれます。
グルタミンは白血球によって使われますが、合成はされないため、筋から供給されます。
(長時間の高強度の)運動は筋内のグルタミン濃度を低下させるため、アスリートは最適な免疫細胞機能を維持するために、より多くのグルタミンを必要とすることが示唆されています。
要約
ラットを使った実験におけるエビデンスが、グルタミンの有用性を示唆していますが、人が投与した研究の大部分からは運動による免疫細胞機能の変化に有用であると証明されています。
そして、中程度の補給(1日30g以下)によるいかなる副作用も報告されていません。
牛の初乳
BC(牛の初乳)は免疫因子、成長因子、抗微生物因子を多く含みます。
BCに含まれるこれらの因子が健康とパフォーマンスを改善するとして、多くのアスリートが利用しています。
要約
1日10~25gのBCを4~5週間投与すると、免疫系に好影響を及ぼし、上気道感染症(URTI)の感染リスクを低下させることを示すエビデンスが増えています。
引用・索引 Strength & Conditioning Journal Volumes32 Number1 pages15-20