大豆と無脂肪乳
日常的にレジスタンスエクササイズを行う(すなわち、少なくとも週に4日トレーニングする)8名の若齢男性を対象として、片側性レジスタンスエクササイズを利用して大豆と無脂肪乳を摂取するクロスオーバー法で調査した研究があります。
規定の朝食を終えた後、動脈血と静脈血および筋生検サンプルを採取し、その後、被験者に規定のレジスタンストレーニング(レッグプレス、レッグカール、レッグエクステンションを80%1RM×10レップ×4セット、セット間の休息時間2分)を実施させ、その後、直ちに、2回目の血液および筋生検サンプルを採取します。
次に被験者は無脂肪乳500ml、または窒素的およびエネルギー的に等しく、かつ同等の主要栄養素を含む大豆飲料、すなわち745kJ(178Kcal)に相当し、糖質23g、タンパク質18g、脂肪1.5gを含む大豆飲料を摂取し、摂取後3時間にわたって1時間おきに動脈血、静脈血と筋生検サンプルを採取します。
このような測定法と、超音波パルス・ドップラー法や、初回抗原刺激を受けた代謝トレーサーの継続注入とを組み合わせることによって、エクササイズを行った脚全体におけるアミノ酸の吸収と、筋タンパク質分画合成速度を算出することが可能になります。
実験の結果、大豆と無脂肪乳のどちらもタンパク質のネットバランスを増加させますが、無脂肪乳による増加のほうが有意に大きいことが示されました。
乳タンパク質と大豆タンパク質
特にMPS(筋タンパク合成)率は無脂肪乳摂取後のほうが34%も高くなりました。
2種の飲料の必須アミノ酸含有量は同じであるため(すなわち7.4g)、大豆タンパク質は吸収速度の速度ゆえに、筋タンパク質の合成よりも、血中タンパク質と尿素の選択的合成につながったと主張されています。
乳タンパク質は、レジスタンスエクササイズ直後に摂取させると、大豆タンパク質よりも筋タンパク質の蓄積を促す働きがあります。
引用・索引Burk LM Et al Carbohydrate for training and compretition.J Sports Sci.29:17-27.2011

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