白血球
白血球は、体内に入った細菌やウイルスなどの異物に対する防御、を受け持つ細胞で、形態や機能などの違いにより、数種類に再分裂されます。
リンパ球
白血球の約36%と1/3を占め、免疫作用の主役を担います。
T細胞、B細胞の二種類があります。
血液のほか、リンパ液にも分布して、リンパ節、脾臓などのリンパ組織で増殖し循環していきます。
T細胞
細胞、ウイルスなどの異物を認識します。
B細胞
異物に対する抗体(免疫グロブリン)を産生する。
単球
白血球の約5%と少ないですが、最も大きく、強い食作用を持ちます。
血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と、呼ばれます。
顆粒球
細胞内にたくさんの顆粒をを持っているため、この名があります。
好中球
白血球の中で最も数が多く、約60%を占めています。
血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができて、感染がおきた組織に遊走して集まり、細菌やウイルスなどを食作用によって取り込んで分解します。
5~25個の菌を処理すると死滅します。
好酸球
顆粒に含まれるヒスタミンやヘパリンが、炎症部位の血管を拡張させたり、血管の凝固を防いだりして、好中球の働きを助けます。
好酸球
白血球の3%を占め、寄生虫病やアレルギー疾患の時に増加して、抗原と抗体とが結合してできる免疫複合体にの処理に活躍します。
血小板
血小板は、血管が傷ついたときに血液が外に漏れないように素早く傷をふさぐ糊の役割を果たします。
生体には損傷した血管から血液が流れ出るのを抑える仕組みが備わっていて血小板がその重要な役割を担っています。
引用元:目でみるからだのメカニズムP15、登録販売者試験合格テキストP40,41