Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹2017~SV Horn (Austria) Physio/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

加齢性筋肉減弱症:サルコペニアにおける運動と栄養の役割(速筋線維には遅筋線維よりも高いレベルの反応性酸素分子種{Reactive Oxygen Species:ROS}を誘発する器質が存在することが明らかになっている)

加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)における運動と栄養の役割(速筋線維には遅筋線維よりも高いレベルの反応性酸素分子種(Reactive Oxygen Species:ROS)を誘発する器質が存在することが明らかになっている)

活性酸素の産生と身体

活性酸素の産生は筋線維内のミトコンドリア、筋小胞体、T管、筋膜、サイトソルで起こります。

 

最近の報告では、速筋線維には遅筋線維よりも高いレベルの反応性酸素分子種(Reactive Oxygen Species:ROS)を誘発する器質が存在することが明らかになっています。

 

Daviesらは、ROS産生が運動トレーニングにより誘発される骨格筋適応の刺激になることを最初に提案しています。

 

その後、多くの研究により、培養筋細胞を活性酸素に暴露すると多くの遺伝子発現が誘発されることが明らかになっています。

 

最近の研究では、培養筋線維の過酸化水素暴露によりPGC-1αのmRNA発現が増加することが明らかにされています。

 

PGC-1αはミトコンドリア代謝関連分子の転写や遅筋線維の生成に関与する物質で、重要なことは、これらの反応が抗酸化物質を培養液中に付加することで抑制される点です。

 

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抗酸化サプリメント

最近の研究では抗酸化サプリメントはヒト骨格筋の重要なトレーニング適応を抑制、または遅延すると結論づけています。

 

ヒト試験でビタミンCの経口投与が、運動誘発性の骨格筋のミトコンドリア発生とPGC-1α遺伝子発現を抑制しました。

 

つまり、筋トレーニング中に発生する反応性酸素分子種は筋の適応を上げるために必要不可欠な条件であると考えられます。

 

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引用・索引Alvares T,Conte C,PaschoalinV,Silva J,Meirelles C,Bhambhani Y,and Gomes P,Acute L arginine supplemention increases muscle blood volume but not strength performance.Appl Physiol Nutr Metab37:115-126.2012

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