黒コショウとヨヒンビンの活性成分
黒コショウとヨヒンビンの活性成分も代謝を促進するといわれています。
黒コショウに含まれる活性化合物であるピペリンとカプサイシンは代謝を高めることが知られています。
また、黒コショウは、安静時の酸化的損傷に対する保護を提供します。
黒コショウに加えて、ヨヒンベという木から抽出される成分であるヨヒンビンは、脂肪細胞のαアドレナリン受容体に対する拮抗作用をもち、健康な男性において、体重1kg当たり0.2mg(70kgの男性で14mg)を投与すると、脂肪の代謝を急激に高めることが知られています。
ヨヒンビンと脂質動員の強化
さらに、1時的にヨヒンビンを補給した後、低強度の有酸素性エクササイズ(60%VO2maxで自転車を30分間こぐ)中の脂質動員効果が強化されました。
同様に、プロサッカー選手が通常の競技トレーニングを行いながら、1日2mgのヨヒンビンの錠剤を3週間摂取したところ、脂肪量が有意に減少しましたが、筋力やパワーのパフォーマンスに対する影響は認められませんでした。
したがって、体重1kg当たり0.20mg、または1日20mgの短期または長期のヨヒンビンの補給は、脂肪の代謝に変化をもたらすと思われます。
引用・索引Alvares T,Conte C,PaschoalinV,Silva J,Meirelles C,Bhambhani Y,and Gomes P,Acute L arginine supplemention increases muscle blood volume but not strength performance.Appl Physiol Nutr Metab37:115-126.2012