NOと血管拡張
NOの生合成を増加させる、あるいはNOを維持することによって、最終的には血管拡張を促すことに成功して使用されている医薬品は数種類存在します。
例えば、経皮吸収型および舌下錠の硝酸エステル(心疾患のお客によくつかわれる)および経口投与型のL-アルギニン、静脈内投与型および経口投与型のプロピオニルL-カルニチン(末梢血管疾患のお客によくつかわれる)などになります。
エクササイズパフォーマンスとNO
また、間接的には同じカテゴリーに含まれ、勃起機能不全の施術に利用されている医薬品としてバイアグラやシアリスがあります。
これらの薬品に関しては、パフォーマンス向上の可能性を求めて研究が行われており、その結果、低酸素状態(高地でのエクササイズ)においてパフォーマンスを向上させることが見出されています。
しかし、酸素正常状態(海面気圧でのエクササイズ)ではパフォーマンスの向上は認められず、被験者の反応にはかなりの変動がみられました。
初期研究結果から判断すると、これらの薬品は平地でのエクササイズパフォーマンスを向上させないようです。
引用・索引Richard J.Bloomer Cardiorespiratory metabolic Laboratory The University of Memphis Mempis Tennessee