スクワットにおけるウォームアップ
最大挙上重量(1RM)のバックスクワットは、一般に、下肢の筋力を測定し、筋のアンバランスを見極め、トレーニングプログラムを評価するために利用されます。
バックスクワットテスト前にその準備として、ウォームアップとストレッチが必要になりますが、ウォームアップに含まれる特異的要素に関しては知られていない可能性があります。
動的ウォームアップ/柔軟性
研究によると、他の準備プロトコルよりも動的ウォームアップ/柔軟性が優れています。
しかし、従来は、1RMテスト実施前に準備前にその準備として静的ストレッチを行っており、多くのコーチはその手法を完全にやめてしまうことを好まない傾向があるようです。
エクササイズ前のルーティンとしてこのような静的ストレッチを実施する者の多くは、エクササイズの前に柔軟性を高めることはパフォーマンスを高め、受傷リスクを減少させることを目的としています。
しかし、Stoneらの研究によると、エクササイズ前の静的ストレッチと筋パフォーマンスとの間に直接的な正の関係が存在するという科学的なエビデンスは有していないとされています。
引用・索引Bell DR,Padua DA,Clark MA,Muscle Strengh and flexibility characteristics of people displaying excessive medial kneedisplacemen.Arch Phys Med Rehabil 89:1323-1328.2008

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