アジリティトレーニング
加速と減速
次のレベルでは、フットワークのパターンに重点を置き、加速と減速の方法を習得します。
ここでは、前方および側方のストップアンドゴードリルを行います。
これは5ヤードのスプリントと停止(前方および側方移動)を繰り返すという方法になります。
フットワークのパターンを習得するため、ツーフィートインエブリホールによる前進やワンフットインエブリーホールによる側方移動、1-2-3スピンカット、1-2-3-4イン&アウトオブザラダーによる側方移動など、さらに高度なラダードリルを採用します。
これらのドリルは、前のレベルで採用したラダードリルを発展させたものであり、強度が増しています。
また、同じラダードリルに低いハードルと高いハードルを組み合わせたさらに高強度のトレーニングも採用します。
方向転換を考える
第4のレベルでは、コンディショニングドリルを利用した方向転換のトレーニングを行います。
このレベルでは、オポジットエルボー・ツー・アンクルランジやトゥタッチハンドウォークハードラーストレッチなど、さらに高度なダイナミックウォームアップドリルを行います。
これらの側方移動ドリルやチェンジオブディレクションストレングスセナー、スタートとストップの学習は、方向転換の仕方を習得することが目的であることを忘れないことが重要になります。
さらに、Wドリルやアウトサイドフットカット、シャッフルスプリントシャッフルなどのコーンドリルも行います。
あとは実際の方向転換を行い、コンディショニングの準備を完了します。
最後の段階では、爆発的な方向転換能力を開発します。
ここでアスリートは、アジリティに求められるすべての能力(加速、減速、および方向転換)を統合できるとされており、具体的な方法としては、5-10-5プロアジリティシャッフルとスリーコーンドリルを行います。
また、バックペダルスプリントやスピンカットなど、さらに高度なコーンドリルも採用します。
スピードのレベルと同様、アジリティのレベルにも重複する部分があることを理解し、基本的なダイナミックウォームアップドリルは、運動能力を高める上で基礎となる重要な要素になるものが多く「speed to Win」の両カリキュラムを徹底的に実践すれば、スピードとアジリティ、爆発力を重ね合わせることで、素早い動きと爆発力を兼ね備えたアスリートになることができます。
引用・索引Speed and Agility:What Defines Them and How to Train for Both Travis Brown
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