Nakajima整骨院Official Blog

世界中の治療やトレーニングを研究してます。2013年アスリートの治療に特化したNakajima整骨院を横浜市に開業。🇦🇹元SV Hornトレーナー/柔道整復師/NASM-PES/NSCA-CPT/初級がい者スポーツ指導員/WFA Periodization Specialist。

高速と低速のランナーの接地時間(高速ランナーと低速ランナーの間にみられる最大ストライド頻度の差は、高速のランナーおよびランニングにおいてストライド当たりの接地時間が短いことが起因する)

ランニングの遊脚時間

高速と低速のランナー、および高速と低速でのランニングに遊脚時間の差がないことが事実であるとすると、高速ランナーと低速ランナーの間にみられる最大ストライド頻度の差は、高速のランナーおよびランニングにおいてストライド当たりの接地時間が短いことが起因するものではないかとされています。

 

筋力およびパワーの適応を競技パフォーマンスに転移させる(速度を最大限に向上させる上で重要な要素は、力の発揮と発揮時間であることを意味する)

最大走速度と接地時間の相関

Brughelliらは最大走速度と接地時間の相関は低い(r=0.14)と報告してますが、他の研究では対照的な結果がでており、Nummelaは最大走速度と接地時間の間には有意な負の相関関係(r=-0.52)が認められたと報告しています。

 

同様にWeyandらも、最大走速度における接地時間は高速の下り傾斜でのランニングのほうが低速の上り傾斜でのランニングにに比べて有意に短かったと報告しています。(それぞれ0.098±0.003秒と0.130±0.004秒)

 

またKyrolainenらは、走速度が3.45秒から8.25秒に上昇すると、接地時間は0.227±0.011秒に短縮されたと報告しています。(速度3.0m/秒で0.27±0.020秒から同5.0m/秒で0.199±0.013秒へ)

 

したがってストライド頻度の上昇による速度の上昇は、ストライド当たりの接地時間の短縮によって生じている可能性が考えられています。

 

スピード向上におけるストライド長とストライド頻度(速いスプリンターは、短い接地時間で鉛直方向の大きな床反力を生み出している)

 

引用・索引Transference of Strength and Power Adaptation to Sports Performance-Horizontal amd Vertical Force Production