脊髄損傷
脊髄とは、脳と末梢神経の間の知覚インパルスおよび運動インパルスを伝える道筋になります。
神経伝達を阻害するようなダメージが脊髄に加わると、それらの神経によって刺激される筋の収縮が妨げられる可能性があります(あるいは極度に弱められる)。
脊髄損傷(SCI)の発生率は1年間に約1万1千件に上り、そのうちの約47%が四肢麻痺に、52%が対麻痺に至ると推定されています。
四肢麻痺(Tetraplegiaと呼ばれることが多いですが、正式にはQuadriplegia)とは、呼吸筋も含めて、四肢及び体幹の一部あるいは完全な麻痺を指し、脊髄の頚椎部分の損傷によって引き起こされます。
体幹及び両下肢の一部あるいは完全な麻痺は対麻痺(Paraplegia)と呼ばれ、脊髄の胸椎あるいは腰椎、または仙椎部分の損傷によって引き起こされます。
SCIの発症時期は半数以上が16~30歳であり、症例数の80%以上を男性が占めます。
脊髄損傷と健康リスク
近年、SCIあるいは脊髄機能障害お客は25万から40万人に上ると推測されています。
脊髄損傷は非活動的な生活習慣をもたらすことが多く、それに伴って健康リスクが増大します。
脊髄損傷お客は、適切にプログラムされたレジスタンスエクササイズと有酸素性運動に参加することによって、健康面と体力面において多大な効果を得ることができます。
引用・索引Spinal Cord Injury Information Available at SCI-info-pages.com facts.html.Accessed:March5.2009

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