大きなパワーを発揮する能力は、ジャンプ、投てき、方向転換などを含む様々なスポーツ活動のパフォーマンスにおいて、成功に必要な基本特性のひとつと考えらます。
アスリートのパワー発揮能力を促進し、総合的な競技パフォーマンスを向上させるために、多数のトレーニング介入が推奨されています。
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力学的パワー
最大発揮パワーの要因である主なトレーニング特性を理解するために、パワーの基本的な定義とそれを数学的にどのように算出するのかを理解していくことが重要です。
力学的パワーはしばしば仕事率とも呼ばれ、力に速度を乗じることにより求められます。
パワー=仕事÷時間 =力×距離÷時間 =力×速度
これらの数式に基づくと、アスリートの高いパワー発揮に影響を及ぼす2つの中心的な要素は、大きな力を素早く発揮する力と、高い収縮速度を発揮する能力であることは明らかです。
筋が発揮することができる力と、筋が短縮する速度との逆相関関係は、短縮性筋活動によって産生される力の大きさは、運動の速度が速くなるにつれて小さくなり、最大パワーは最大筋力と最大速度が譲歩したレベルで行われます。
ピークパワーは最大速度でも最大筋力でも起こらず、アスリートがジャンプの動作中に加速しようとすると、力発揮できる時間枠がそれだけ短くなります。
つまり、パワーの発揮においては、力の立ち上がり速度がより重要であることが協調されます。
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Krieger JW.Single versus multiple sets of resistance exercise:A meta-Regression.J Strength Cond Res23:1890-1901.2009