機能的動作
様々な機能的動作とコア
様々な機能的動作、例えば、バットを振る動作では、まず重力を用いて身体の様々なシステムに受動的負荷をかけ、それと同時に、能動的負荷をかけ、それと同時に、能動的な筋力によって床反力を増大、方向転換して股関節を回転させ、コアのスティフネスによって股関節を肩関節と結んで回旋を発生させ、最後に上肢がその回旋パワーをバットに伝えます。
この回旋パワーは、用具を振る動作からランニングに至るまで、最もよく知られ、かつ実行されている機能的動作の多くに共通するテーマになります。
コアを通じて力を伝達する
Logan&Mckinneyが最初に提唱したセラーペ効果は、身体がコアを通じて力を伝達する際に用いる力発揮パターンに関して、一定の知見を提唱しています。
しかし、Logan&Mckinneyは、彼らのセラーペ効果はあくまでも複数のシステムが関与するモデルの一要素にすぎないことを明確に示しています。
Logan&Mckinneyが提唱した最初のセラーペは、大きなスカーフを首の後ろに巻きつけ、身体の前でクロスさせて、ベルトの下にたくし込んだような形状をしています。
このモデルは、身体のコアが有する螺旋状の特性、より具体的にいうと、身体前面の加速筋群が対角線上に配列している特性について視覚的特性について視覚的知見を提唱しています。
引用・索引Behm D Drinkwater E Willardson JM and Cowley PM Canadian Society for Exercise Physiology Position Stand The use of insability to train the core in athletic and non athletic conditioning Appl Physiol Nut Mechb36:109-112.2010

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